漫画版SO2のドラマCD紹介第3弾です。
↑前回はコチラ。
今回紹介するのは「少年ガンガン コミックCDコレクション㉔スターオーシャンセカンドストーリー約束の小さな瞳」という作品です。
脚本はまたまた、霧海正悟氏が担当されています。
今回のお話も、リンガからラクール城に向かうまでの物語が描かれています。
リンガからラクール城まで、一体どんだけ離れているのでしょうか。
キャストについて
この作品に出演されている声優さんは以下の通りです。(表記は当時のままにしてます)
クロード/上田祐司
レナ/久川綾
ディアス・ボーマン/堀川りょう
セリーヌ/甲斐田ゆき
アシュトン/阪口大助
プリシス/住友優子
ギョロ/梁田清之
ウルルン/栗山浩一
エイル/野島健児
守護竜/紗ゆり
野党頭/佐藤晴男
兵士1/くわはら利晃
兵士2/横尾博之
兵士3/松本大
今回はディアスとボーマン先生が登場するので、堀川さんが2役演じられています。
エイル以降のキャラクターは、このドラマCDだけのオリジナルキャラです。
はい、ここから先はこの作品の大体のお話を書いていこうと思います。
大体のお話
ラクール城を目指し、1人ラクール大陸を歩くディアス。
そんな彼の元に、わらわらと野党の群れが現れました。
なんか以前ディアスが倒した、野党の仲間たちみたいです。
で、仲間の仇を討つために野党はディアスに襲い掛かってきました。
敵は大勢いましたが、ディアスにとってはザコ同然。
敵の群れをあっという間に片づけてしまいました。
しかし、ディアスは野党を1人見落としていたようです。
隠れていた野党がディアスに向かって、毒矢を放ちました。
その毒矢をディアスは食らってしまいました。
なんとかその隠れていた野党は倒しましたが、毒が回ってしまい、その場にバッタリと倒れてしまうディアス。
そんなディアスを助けてくれた少年がいました。その少年の名前は「エイル」と言いました。
一方そのころ、クロード・レナ・セリーヌ・アシュトンの4人は、ラクール大陸のとある村を目指していました。
しばらくして目的の村にたどり着きましたが、その村は宿屋にけが人がたくさんいて、なんだか妙な雰囲気です。
聞けばラクール軍と谷の魔物との、戦争が起こっているらしいです。
ケガに苦しんでいる兵士の様子を見ておれず、レナは1人の兵士の傷を治癒能力で癒してあげました。
すると、その場にいた兵士がいっせいに「俺も治してくれ」と押し寄せてきました。
レナはそれを受け入れようとしますが、この村にたどり着くまでの疲れもあったのでしょう。
レナは最初の1人を癒しただけで倒れてしまいそうになるくらい、疲れている様子でした。
そんなわけで、クロードは宿屋の人に頼んでレナを休ませてもらうことにしました。
しばらくして、あとからクロード達に追いつくと言っていたボーマンとプリシスも同じ村にやってきました。
ボーマンはお医者さんなので、プリシスと一緒にケガした兵士たちの応急処置を始めました。
しかしその治療はかなり乱暴だったので、兵士たちからは不評のようでした。
こちらは宿屋の一室で横になっているレナ。それにクロードが付き添っていました。
そこに、村に居るラクール軍の指揮官がやってきました。
兵士のけがを治療してくれたお礼を言いに来たそうです。
レナは魔物と軍の戦争が気になるようで、指揮官からもう少し詳しい話を聞くことにしました。
なんでも、今は谷の守護竜と戦っているそうです。
守護竜もおそらく、ソーサリーグローブの影響で魔物化してしまったのだろう、と指揮官は分析していました。
竜、ということはギョロとウルルンの仲間?とレナとセリーヌが話していると、ギョロとウルルンに乗っ取られたアシュトンがブチギレてしまいました。
「魔物化するような奴と仲間扱いすんじゃねえ!」と、テーブルを壊すような勢いでキレています。おお、コワ。
こうなってしまったギョロとウルルンはもう誰にも止められない…
と思われましたが、レナの「言うこと聞かないと、もうお団子買ってあげないわよ!」という言葉を聞いておとなしくなりました。やれやれだね。
指揮官はさらに、魔物に力を貸す者が現れたことも教えてくれました。
オオカミの皮を被った凄腕の剣士だそうです。
一方その頃、エイルという名前の少年に助けてもらったディアスは、ラクールの谷に居ました。
ディアスの回想にて、このラクールの谷には珍しい薬草があって、この大陸の人は守護竜に供物をささげることによってその薬草をもらっていた、ということが語られました。
あと、エイルの言う母親とは、守護竜のことを指すみたいです。
エイル自身は人間ですが、どうやら昔守護竜に拾われて育ててもらってたみたいですね。
で、ディアスは毒で倒れていた3日の間エイルにお世話になったので、3日間だけエイルの戦いに手を貸すことを約束しました。
その際、エイルはディアスにオオカミの被り物を渡しました。仲間の証、ということみたいです。
指揮官が話していた、オオカミの皮を被った剣士の正体は、ディアスだったんですね。
そしてこちらは、村に滞在していたクロードたち。
ラクール軍は突如現れたオオカミ剣士に手も足も出ず、困り果てていました。
せっかく呼んだ援軍もやられちゃったし、もうこれ以上ここに兵力を割くわけにはいかない、といった状態でした。
そして、そこに居たクロードたちに目を付けました。
ボーマンの話によると、リンガの聖地で薬草を手に入れてきた実績を持つというじゃありませんか。
そんなわけで、指揮官はクロードたちに協力を要請しました。
レナはそれを承諾しようとしますが、クロードはレナを危険な場所に行かせたくないという理由で、反対しました。
が、セリーヌは報酬を目当てに、アシュトンはギョロとウルルンにせっつかれて、2人とも賛成ということだったので、反対意見はクロードだけでした。
そんなわけで、「レナにムチャをさせない」ということを条件に、クロードもOKすることになりました。
一晩明けて、ラクールの谷へ向かったいつもの4人とラクールの兵士たち。
遠くからラクール軍の様子を見ていたディアスは、いつもの4人にすぐに気が付きました。
ディアスはエイルに「戦いの最中、俺の名前を呼ぶな」と告げ、オオカミの皮を被ったディアス、エイル、それから谷の守護竜が戦いの舞台に飛び出しました。
守護竜のデカさにビビる4人。
しかし、ギョロとウルルンに体を乗っ取られたアシュトンが、われ先にと守護竜に向かって飛び出していきました。
そしてクロードの元には、空破斬が飛んできました。
クロードとオオカミ男の戦闘が始まりましたが、クロードはこのオオカミ男の剣技に見覚えがありました。
で、オオカミ男の実力はクロードよりずっと上で、クロードはオオカミ男の剣をまともに食らいそうになってしまいました。
それを「やめて!」と言って止めたのはレナ。
さすが幼なじみといったところでしょうか。レナはオオカミ男の正体がディアスだということに、すぐに気が付いていました。
「ディアスが魔物軍に力を貸しているなんて、一体どういうことなんだ!?」と一同が戸惑っていると、そのあたり一帯に頭上から岩が降ってきました。
一行が岩を回避している隙に、オオカミ男もどこかに行ってしまいました。
ついでに岩と一緒に、竜と戦っていたアシュトンも降ってきました。
戦場がこんな状態では、退却をするしかありません。いつもの4人とラクール軍は一時撤退をすることになりました。
一夜明けて、クロードたちをこれ以上この場に留めておくのも悪いので、指揮官は「今日この村を発つといい」と言ってくれました。
ディアスっぽい人のことは気になりますが、ラクール城を目指す旅を再開することにしました。
クロードとアシュトンがそんな感じで話をまとめていると、そこに慌てた様子のプリシスがやってきました。
なんでも書置きを残して、レナが1人で昨日の谷に行ってしまったとのことです。
レナはあのオオカミ男のことが、どうしても気になっていたんですね。
クロード、アシュトン、それからセリーヌの3人で、レナのあとを追いかけることになりました。
一方、1人ラクールの谷へと向かったレナは、エイルに見つかって洞窟まで強引に連れてこられてしまいました。
エイルは敵がまたやってきたと思ってそのような行動に出ましたが、話せば分かるヤツだったので、自分は昔両親に捨てられて、竜に育ててもらったということを教えてくれました。
話せば分かるエイルに、レナは「あのオオカミの人と会わせてほしい」とお願いしました。
その頃、そのオオカミ男は夜が明ける様子を見つめていました。
それは、エイルと約束した3日が過ぎようとしていることを意味していました。
オオカミ男と会う前に、エイルを育ててくれた竜に会うことになったレナ。
竜はアシュトンとの戦いで傷ついていたので、レナの癒しの力で治してあげようとしました。
しかしその竜はレナを見ると、「近くで見るとますます美味しそう」とか言って、なんだか様子がおかしいです。
そして、しまいには「食ってやる!」と言ってレナに襲い掛かろうとしました。
その時レナを助けてくれたのは、オオカミ男もといディアスでした。
「正体を現したな!」とディアスが剣を構えると、守護竜はオオカミの群れを呼び寄せました。
そこに、クロード、アシュトン、セリーヌが駆けつけました。
それぞれの技を使って、オオカミの群れを倒していきます。
で、ディアスは3日が過ぎたので契約期間終了、ということで竜と戦うことにしました。
その戦いを止めに入ったのは、なんとアシュトン。
ギョロとウルルンいわく、守護竜はソーサリーグローブを飲み込んじゃっているみたいなので、そいつをなんとかすればきっと元に戻る、という話でした。
そんなわけで、ディアスが魔石を吐き出させて、クロードがそいつを壊す、ということで話が落ち着きました。
まずはアシュトンのノーザンクロス。こいつで竜の体を一時的に凍らせて、動きが鈍っている隙にディアスが空破斬を放ちました。
そして、竜に魔石を吐き出させることに成功。すかさずクロードがそいつを破壊しました。
技名は言ってませんが、たぶんクロードが使ったのは兜割だと思います。
そんな感じで、魔石がなくなって正気に戻った守護竜。
魔石に操られていたとはいえ、人間を襲ってしまった自分にこの谷を守護する資格はない、と守護竜は言いました。
そんなわけで、エイルに「自分の代わりにこの谷を守ってほしい。ふたたび人間と手を取り合って」そう言って、守護竜は飛び立ってしまいました。
一行が守護竜に気を取られていると、いつの間にかオオカミ男もいなくなっていました。
結局クロード達には、オオカミ男の正体は分からずじまいでした。
かくかくしかじかで、竜がいなくなったことを指揮官に報告したクロード。
谷から来た人間が友好関係を望んできたら、そいつを受け入れてあげてほしいということも伝えました。
クロードが報告をし終えて外に出ると、レナが空を眺めていました。
なんでも、夜が明けたけれど1つだけ星が見える、ということでした。
「ほんとだ。きれいだね~」とか言いながらクロレナのいつものイチャイチャが始まります。
レナはその星を見つめながら、(あなたも、同じ星を見ているかな?)そんなことを思いました。
一方その頃、ラクールの谷を出たディアスは、ラクール城へ向かう旅を再開していました。
そして、空に浮かぶ1つの星を見付けます。
(お前も、同じ星を見ているか?レナ…)
おしまい。