なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

ファイナルファンタジーレジェンズ光と闇の戦士の紹介

本日久しぶりに「ファイナルファンタジーレジェンズ光と闇の戦士」(以下FFレジェンズ)をクリアしましたので、今回はこちらのゲームの紹介をしたいと思います。

私は今回FFレジェンズスマホアプリにてクリアしましたが、もともとはガラケーのアプリ向けに制作された作品です。
プロデューサーが時田貴司氏、キャラクターデザインはオグロアキラ氏、ドットは渋谷員子氏、音楽は水田直志氏、開発担当はマトリックスといった「FFIVジ・アフター」(以下FF4TA)の製作チームが担当しています。

クリア時間、レベルなど

クリア時間は38時間ほど、レベルは主人公のソールが76でした。
ふつうにクリアするだけでも約40時間遊べますので、そこそこボリュームがあるほうではないかと思います。

大体のあらすじ

主人公の少年ソールは、ルクスという町に住む、飛空艇乗りに憧れるごく普通の少年でした。
そんなソールはある日、幼馴染4人組でクリスタルの神殿に行くことになります。
するとなんやかんやあって、クリスタルに異変が現れ、世界が光の世界と闇の世界で、真っ二つになってしまいました。

世界は何故分断されてしまったのか!?
世界と一緒にバラバラになってしまったクリスタルを集めながら、その原因を突きとめるべく、光と闇、計8人の戦士の冒険が始まります!
旅立て、光と闇の戦士たちよ!!

闇の戦士も操作できる

FFレジェンズの特徴といえば、やはり闇の戦士も操作できることでしょう。
FF3をプレイしたことある方なら、結構ビックリじゃないでしょうか。
「闇の戦士も操作してみたかった!」という方にはオススメの作品です。

ゲームスタート時はソール含む幼馴染4人組から始まるので、てっきり「この4人が光の戦士なのかな?」と思いきや、世界が分断されたときにこの4人も2人ずつに分断されてしまいます。
残るメンバーはというと、偶然時を同じくしてクリスタルの神殿を訪れていた、謎の初対面の4人組が加わります。
謎の4人組もこれまた2人ずつに分断されて、光と闇の戦士に分かれることになるわけですね。
個人的に、ここも結構意外な展開でした。

ろくに自己紹介も出来ないままパーティが分断されてしまうので、最初ソールたちは初対面の面々に対して「信用に足る人物なのか?」というギクシャクした関係になります。
しかしそこは王道と言うべきか、ストーリーを進めていくうちに徐々にお互いを「仲間」として認め合っていくことになりますので、ご安心ください。

光の世界と闇の世界、それぞれの章を交互に攻略していく形式になっていますので、主に光の戦士の主人公ソールと、闇の戦士の主人公ナハトの視点で物語を進めていくことになります。

ジョブシステム

FFレジェンズではFF3やFF5よろしく、ジョブシステムが採用されています。
「他のジョブで覚えたアビリティを、別のジョブに引き継ぐこともできる」といったシステムになっていますので、どちらかといえば5に近いシステムだと思います。
「白魔法が使えるナイトができあがります!」っていうアレですね。

あと、光の世界と闇の世界とで集めるクリスタルが異なりますので、光の戦士にしか使えないジョブ/闇の戦士にしか使えないジョブというのも存在します。
ここもFFレジェンズの特徴ですね。

戦闘メンバーは5人

FFレジェンズでは、戦闘メンバーはFF4と同じく5人です。
基本的に光or闇の戦士の4人+各章のゲストキャラクターの計5人で進めていくことになります。

ストーリーを進めていくと世界がひとつに戻り、光の戦士と闇の戦士が合流することになります。
その時にも選べるメンバーはやはり5人のままで、どういう組み合わせにしようと、必ず光の戦士と闇の戦士の混合パーティを組むことになります。
8人の戦士が合流する頃にはどのキャラも好きになっているので、メンバーを5人に絞るのは結構心苦しかったり。
そうは言っても、最終メンバーは結構ソール・ナハト・セーラorディアナ・アルバ・ダスクにしていた方が多いんではないかな?(笑)そんなことない?

ドット絵がかわいい

FFレジェンズのドットは、FF5FF6でお馴染みの渋谷員子氏が担当されています。
そのこともあってか、詠唱ポーズなどがキャラクターに合わせて違ったりして、とにかくかわいいです。
渋谷さんのドットからは、なんというか「愛情」を感じて好きです。

スマホゲームだと、ドットがどうしてものっぺりした印象になってしまうからか、「今のスクエニには当時ドット絵を担当した人がいない」という噂が飛び交っていたようですが、FFレジェンズは当時ドット絵を担当していた渋谷員子さんご本人が担当されています。
マジで失礼にもほどがあるので、「勘違いしていました」という方は今すぐそんなこと言うのはやめましょう。

「ニヤリ」要素がある

「ビッグスとウェッジ」、「セーラ姫」、「ミシディアの双子」、「マトーヤ」、「ファルガバード」…などなど、パッと思い付くだけでも、FFレジェンズにはFFシリーズ(特にFC・SFC時代)をプレイしたことある方は思わず「ニヤリ」としてしまう名前がたくさん出てきます。
「FF1~6をプレイしていないとお話についていけないのか?」と言われるとそんなことはなくて、過去作と同じワードが出てくるというだけで、過去作とお話が繋がっているわけではありません。

個人的にこういう「ニヤリ」要素は結構嬉しいので、FF1~6をプレイしたことある方にはぜひこの「ニヤリ」を体験していただきたいなあ、と思います。
ゴルベーザ四天王」のリスペクトであろう「アヴァロン四将軍」みたいなのもいます。

恋愛要素もある

このポイントをプラスと捉えるかどうかは人によるかと思いますが、FFレジェンズには恋愛要素も存在します。
恋愛要素があると言っても「アタイ、恋に生きてやるわ!」とか言うキャラが出てくるくらいガッツリ恋愛が描かれるわけではなく、シナリオはFF4と同じく時田貴司氏が担当されていますので、FF4と同じか、4よりちょっと薄いくらいをイメージしてもらえればよいかと思います。

FFレジェンズのメインメンバーの年齢は、公式で設定が明らかになっているわけではないのでハッキリとは言えませんが、おそらくアイギス以外(他7人)は全員10代だと思います。
冒険に恋に忙しいお年頃だと思うので、個人的に恋愛要素もチラっとあるのは結構嬉しいです。

気になる点

ここまではこのゲームの良い点を書いてきましたが、もちろん気になる点もありますので、今度はそちらを書いていこうと思います。

スマホなので、操作はしづらい

やはりここは覚悟が必要です。
私はFFシリーズは基本的に戦闘を「アクティブ」モードにしてプレイしていますが、このFFレジェンズではさすがに出来ませんでした。
そんなことをしたら、コマンドを入力しているうちにふつうに死にます。
FFレジェンズは「ウェイト」モードでやる分にも、結構歯ごたえのある難易度なので、ハードな戦闘をお求めの方にもオススメできる作品だと思います。

ソールとナハトの絡みが無い(泣)

前述の通り、最終的に光の戦士と闇の戦士は合流することになります。
しかし、光サイドの主人公ソールと、闇サイドの主人公ナハトの絡みが本当に無い(泣)
無いこともギリギリ無いけど、私から言わせれば「皆無」に等しいレベルで無い(号泣)
「え?私ひょっとして何かイベント見逃しましたか????」ってくらい無い(1リットルの涙

「きっと合流時に2人が仲良くなるイベントがあるんだろうなあ」というのは、このゲームを始めたころから期待していた点なので、W主人公のイベントが無いことには本気でガッカリしました。
闇のナハトが光のソールにほだされる展開(FF8のスコール・リノアや、DFFの589みたいなイメージ)をずっと心待ちにしていただけに、「そりゃあないぜ」と思いました。

まあ、私が勝手に期待して勝手に落ち込んでるだけなんだけどね(笑)
でも、W主人公の会話に期待したっていいじゃない!いいじゃない!!


と、不満点を大きく2つ書かせていただきましたが、逆に言えばこの2つくらいしか思い付かなかったです。
本当に良いゲームだと思います。

まとめ

スマホでゲームはやりたくない(・ε・)」
スマホのFFはドット絵がのっぺりしていて、なんかヤダ(・ε・)」
という理由でプレイしないのでは、ガチでもったいない名作オブ名作です。
FF1~6あたりのFFが好きだった方には、きっと楽しめるゲームだと思います。
上記理由でプレイしていない方にも、騙されたと思ってぜひ一度遊んでいただきたい作品ですね。

とはいえ、そういう理由でプレイしていない人の気持ちも分からないでもないので、FF1~6と一緒にピクセルリマスター化してPS4やSwitchに出してもらいたいゲームNo.1です。
もし出たら買います。

もしPS4やSwitchでこのゲームが出た時、「おいおい!めちゃくちゃ面白いじゃねーか!どうしてもっと早くにこのゲームのことを教えてくれなかったんだい!?!?」という方が必ず現れると思います。
そんな時、「やれやれ、ようやく気が付いたのか…。俺は既に知っていたぜ( ̄ー ̄)ニヤリ」と言えるように、今のうちにプレイしておくとよいと思います。

ちなみにFFレジェンズにはⅡも存在しますが、こちらは特にストーリーの繋がりがあるといった要素はありません。
Ⅱもいつか再プレイをした時にでも、紹介記事を書きたいですね。

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