なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

幻想水滸伝Ⅰをクリアした感想。

幻想水滸伝といえば。
・なんか仲間が108人もいるらしい。
・ぶっちゃけそれしか知らない。
・ていうかコナミのゲームやったことあったっけ。

こんな感じだった私ですが、先日幻水1をクリアしましたので、感想を書いていこうと思います。
ネタバレ込みなので、未プレイの方はご注意ください。
ちなみにプレイステーション版です。

クリア時間、レベルとか

クリア時間は大体30時間くらい。
主人公のレベルは60でした。
最終的なメンバー数は107人止まりでした。これについては後述します。

ストーリーについて

良い意味でまったく展開が予想できませんでした。
まず主人公は、グレッグミンスターという帝国の町で育った少年なのですが、なんやかんやあってその帝国と戦うことになります。

主人公の父親は帝国の将軍なので、父親とも戦うことになってしまいます。
主人公が帝国から追われる身になった時、てっきりお父さんに何とかしてもらうお話になると思っていたので、私的にこの時点から既に意外でした。

そんな感じでお父さんと敵対することになってしまった主人公。
「たぶんお父さんとは終盤で戦うことになるんだろうなあ」と思っていたら、割と中盤で戦うことになったので、これまた意外でした。

あと幻水1ではストーリー序盤で親友のテッドを失ったり、そのあとも使用人でありながら実の家族のような付き合いをしていた、グレミオやパーンとも死に別れる場面があったりで、結構バンバン人が死にます。


1番ビックリだったのが、女性でありながら立派に解放軍のリーダーを務めていた、オデッサ様が死んでしまったことです。
彼女もストーリーの前半で亡くなってしまいます。

美人なおねいさんとのウハウハ冒険ストーリーが始まったのかと思った矢先にこれだったので、「そりゃあないぜ」と思いました。
しかも解放軍のリーダーが死んだことが世間に知れれば、解放軍の士気も下がるし色々良くないという理由で、オデッサ様自身に遺言で「私が死んだら、遺体は川に流してほしい」とお願いされてしまいます。そりゃあないぜ。

最近涙腺がゆるいので、主人公の大切な人が亡くなるイベントがあるたびにガチへこみしてました。

キャラクターについて

幻水には108人も仲間キャラクターが居ますが、「果たして全員の名前を覚えられるのだろうか?」という疑問が私にはありました。
で、実際クリアしてみてなんですが、たぶん半分くらいしか覚えられていないです。
さすがに108人全員にスポットライトが当たるわけではないので、メインキャラクター+αという形で、半分くらいしか覚えられなかったかなあ、という感じです。

ただ、これは私の記憶力が悪いだけで、本編にガッツリ絡んでくるキャラクターじゃなくても魅力的なキャラクターが多いので、気合いを入れれば108人全員の名前を覚えることは十分に可能だと思います。
オッサンが多いですが、可愛い女の子も多いので、これはかなり嬉しかったですね。

前述のオデッサ様も、同じパーティで戦うのはほんの数時間の間だけなのですが、台詞が妙に可愛かったので私は一瞬で落ちました。
それだけに彼女との突然の別れには、まったく脳が追いつきませんでした。そりゃあないぜ…

キャラクターの再登場が遅い

ストーリーで気になったのが、序盤で登場したキャラクターの再登場が遅いということです。

たとえば主人公の最初の冒険で、ちょっとだけお世話になった竜騎士のフッチ。
彼が再登場するのは、ストーリーのかなり後半のほうです。
彼は再登場するなり、「久しぶりだなあ、覚えてないか?」みたいなことを言ってきますが、当時のキッズは彼のことを再登場までちゃんと覚えていたのでしょうか。謎です。

それから、帝国五将軍の1人であるソニアさん。
美人のおねいさんなので、私は一体いつ彼女と再会することになるのかな、とずっとワクワクしていたのですが、彼女と戦うことになるのもかなり終盤です。
そのあと彼女は仲間になりますが、加入がかなり遅いので、戦闘に出してあげられる機会が少なかったです。そりゃあないぜ。

しかもソニアさんはクレオさん曰く、「主人公の母親になるかもしれなかった人」らしいです。
ここで父さんに対するイメージが、まるっきり変わってしまいました。
私も彼女のことを狙っていたのでこれにはかなりショックを受けました。

主人公の親友テッドも、過去の世界で再登場をすることになるのですが、これもまあまあストーリーの後半です。

「けっこう前に登場したキャラクターだけど、みんなちゃんと覚えてるっしょ!」という脚本の人の強気が見えます。
実際のところ、再登場するまで全員ちゃんと覚えていたので、このあたりからも幻水のキャラクターの濃さが伺えますね。
幻水のキャラクターじゃなかったら、きっと「誰だっけ…?」という状態になっていたと思います。

小ネタが充実している

本編には関係がありませんが、幻水1は仲間以外にも収集要素がいろいろとありました。
壁画の完成、効果音の変更、ふるい本集め、窓枠の変更などがあります。

あと本編には関係ないことと言えば、ミニゲームの「チンチロリン」でしょうか。
サイコロを3つ振って、相手の目より大きい目を出した方が勝ち、という簡単なルールなんですが、私はこれにドハマりしました。
このミニゲームで、所持金をカンストさせることも何度かありました。
やりすぎて逆に文無しになったことも何度かありましたが

108人集めると特殊エンディングになる?

最終的なメンバー数ですが、前述の通り私は107人までしか集めることが出来ませんでした。
ちなみに集められなかった仲間というのが、オデッサ様とマッシュの叔父、レオン・シルバーバーグです。
レオンはどうやら、シャサラザード突入前には仲間にしておく必要があるそうです。
その期間を過ぎると、仲間に加入させるためのイベントが進まなくなってしまうので、これから幻水1をプレイする予定のある方はご注意ください。

108人全員を集めると、グッドエンディングというものが発生するようです。
幻想水滸伝1・2にはコンバートシステム(引継ぎ要素)が採用されているらしく、グッドエンディングを迎えたかどうかでⅡへの引継ぎ内容も変わるみたいです。
そんなわけで、Ⅱをプレイする前にⅠで108人達成のリベンジを果たしておこうと思います。

気になった点

幻水1はPS1初期のころに出たゲームなこともあって、さすがにちょっと今ではダルいと感じる部分がありました。
それが以下2点です。
・仲間を連れていくのと外すコマンドが別々になっている。
・メンバーを入れ替えるたびに装備を付け直す必要がある。
この2点はさすがにやっててダルかったです。

1点目については、初代ポケットモンスターを思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。
初代ポケモンは、連れていくのと預けるのを同時にできなかったので、いったんポケモンを預けて枠を空けてから「連れていく」コマンドを選ぶ必要があったんですね。
幻水1もまさにそんな感じでした。

まあ、幻水1は1995年、初代ポケモンは1996年発売なので、幻水1のほうが前なんですよね。
時代を思うと、ここはしょうがないのかなあ、という感じがします。
さすがにリマスターでは、なんとかしておいてほしいですね。

まとめ

プレイするまでガチで1ミリも知らなかった幻想水滸伝ですが、本当に面白くてビックリしました。
「名作」とは聞いていましたが、正直「どうせ思い出補正っしょ」と思っていました。
実際遊んでみたところ、今プレイしても十二分に面白い作品だと思いました。

1が面白かったので、ぜひとも2もプレイしたいと思います。
2はどうやら1の数年後のお話みたいです。
2023年発売予定のⅠ&Ⅱリマスターも楽しみですね。

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