今回は、小説版のSO2の紹介をしたいと思います。
SO2の小説は、本編を小説化したものと、プライベートアクションを小説化したものとで、大きく2つあります。
今回紹介するのは、前者の「本編を小説化したもの」です。
著者は、梅村崇氏と、百武星男氏の2名で書かれています。
この記事には、小説版の重大なネタバレも書かれていますので、未読の方はご注意ください。
主人公はレナ
原作ゲームでは、主人公をクロード・レナのうち、好きなほうを選んで遊ぶことができます。
この小説の場合、レナが主人公となって物語が展開することになります。
レナ編なので、クロードは謎の人物という扱いになっています。レオンも仲間に加わりません。
レナの「本当の自分探し」を主軸に、物語が動くことになります。
(レオンはレナたちと同様、エル大陸に流れ着いていることが確認することはできます。レオンファンの皆さま、ご安心ください。)
上下巻の2冊の中で、ゲームスタートからエンディングまで描かれます。
上巻 → ゲームスタート~エルリア集落到着まで
下巻 → エルリアタワー~ゲームクリアまで
といった具合の構成になっています。
大きなイベントは小説化してある
・クリクに現れる謎の預言者
・ラクアの告白イベント
・十賢者とネーデの過去の出来事
この辺りは尺の都合上、小説化されていません。
しかし、これ以外の本編や、仲間キャラクターの加入イベントなんかは大体描かれています。
たとえば、仲間に加入はしないものの、オペラやプリシスの加入イベントは、加入直前まで描いてあります。
仲間キャラクターはちゃんと全員出番がありますので、各キャラクターファンの皆さん、安心してください。
仲間キャラクターについては、次の項でもう少し詳しく触れたいと思います。
仲間キャラクターについて
小説版の最終的なメンバーは
レナ・クロード・セリーヌ・アシュトン・ボーマン・ディアス・ノエル
の計7人です。
初回プレイでは、アシュトンルートだった方が多いと思いますので、いつもの4人で進む前半部分は、特に安心して読めるかと思います。
「なんでプリシスやレオンを加入させないんだ!」
とお思いの方も、いらっしゃるかと思います。
しかし、この小説を最後まで読んだとき
「仲間に加入していなくてよかった…」
と言うことになるかもしれません。
その理由については、次の項で書いていきます。
ここが小説版の、1番重大なネタバレになります。
イヤな予感がした方は、ここで読むのを辞めることをオススメします。
ラストバトルについて
では、この小説の最も重大なネタバレをしていきます。
ラストの十賢者戦なのですが、ラスボスのガブリエルの元にたどり着くのは、クロードとレナの2人だけです。
それ以外のメンバーはというと、他の十賢者を倒すべく、1人1人その場に残ります。
主人公たちの道を切り開くために、足止めに回る仲間たち。
ここだけ見ると、王道展開ですね。アツい!
しかしこの足止めに回った仲間たち、十賢者との死闘の末、死にます。
しかも結構「うわぁ…」って感じの死に方をします。
レオンやプリシスが、この戦いに巻き込まれるところなんて、想像したくもありません。
仲間に入っていなくて、本当によかったと思います。
クロードの両親について
原作では生死不明扱いのロニキスですが、小説版だとはっきり亡くなっています。
ガブリエルとの戦いで、例に漏れず死んでしまうクロードなのですが、その時に黄泉の国でロニキスと会ったことがチラっと語られます。
あと、クロードの母親について。
彼女について語られる場面といえば、紋章兵器研究所跡でのイベントですね。
これは原作でも少し触れられているのですが、小説版ではもう少しだけ詳しく語られていたりします。
イリアさんファンは必見です。
まとめ
個人的に、SOの小説の中では1番読みやすい作品です。
ゲーム中のイベントの大半が描かれているにも関わらず、かなーりテンポよくお話が進みます。
上下巻の2冊で、SO2の物語が短くまとまっていると思いますので、SO2のストーリーのおさらいには持ってこいかと思います。
まだ読んだことのない方は、ぜひ読んでみてください!
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