スターオーシャンEXの感想会、第26回目です。
ついに最終回までやってきてしまいました。
前回は、エルリアタワーに突入した4人の様子が描かれました。
最終回では
ガブリエル登場~ネーデ編突入直前
までが描かれます。
「え?これって、DISC1までの内容じゃない?」と思われた方、その通りです。
アニメスターオーシャンEXでは、DISC1までの内容しか描かれていません。
そうは言っても、泣いても笑っても最終回!
それでは最後まで雑に見ていきましょう!
アバン~Aパート
最終回、ということで今回はオープニングがありません。
いきなり前回のおさらいからスタートです。
謎の女性に導かれ、エルリアタワーの最奥部と思われる部屋までやってきた、クロード&レナ。
そこにあった、空中に浮かぶバラが喋りだしたところまでが、前回描かれたんでしたね。
そのバラの声の主は、謎の装置を2人の目の前に出しました。
クロードには、その装置に見覚えがありました。
それは、ミロキニアでクロードが調査しようとしていた装置と、同じものだったのです。
「まさか、ミロキニアも…」
クロードの推測は当たりだったようで「ミロキニアもソーサリーグローブで滅ぼした」と謎の声は答えます。
な、ナンダッテー!?
ソーサリーグローブは生命エネルギーを吸収する力を持っていて、謎の集団は、その吸収したエネルギーで生きてきたんだそうです。
そしてとうとう、謎の声の主が姿を現しました。
その男は、やはりレナと同じ尖った耳を持ち、同じペンダントも持っていました。
謎の男は「ガブリエル」と名乗りました。
原作ゲームのラスボスその人なのですが、原作と違って髪がなぜか銀色です。(原作は赤)
タワーの外では、尚も黒い雨が降り注いでいます。
クロード、レナ、セリーヌ、アシュトン、ディアスを除いた一行は、いつの間にか全員集合していたようで、タワー周辺のロボット兵との戦いを繰り広げています。
レオンはタワーを見つめて、
(クロード…)と、心の中で彼の名を呼びました。
いや、だからお前がヒロインなのか?
ガブリエルと対峙するクロード。
「自分たちの繁栄のために、星を滅ぼすなんて!」と啖呵を切ります。
すると、ガブリエルがなんかご親切に、レナの正体を教えてくれました。
レナはネーデの巫女。(ん?
ネーデの民がこの星に遣わした巫女。(え?
ガブリエルを倒す救世主を見つけるために、この星にやってきた(????
だそうです。お、おう。
そしてガブリエルは、レナを探して星を転々としていたみたいです。は、はぁ…
「でも残念。クロードは救世主じゃない。
弱い!弱すぎる!!」
と、悪役フェイスで言うガブリエル。
しかも「お前の無力さ、無能さを教えてやる!」とか言ってきました。
さっきから変に親切だな、この人…
そういうことで、クロードはガブリエルの力で、謎空間に飛ばされてしまいました。
クロードが飛ばされた空間では、何故か父・ロニキスが出てきました。
ロニキスは
「もう戦いをやめろ。
なんの力も持たないお前がよく頑張った。
肩の力を落として楽になれ」
と、精神攻撃を仕掛けてきました。
その頃、セリーヌとアシュトンは、レナとガブリエルがいる扉の近くまで、ロボット兵に追い込まれていました。
セリーヌはロボット兵に向かって、サンダーボルトで応戦します。
もう最終回だというのに、セリーヌは未だに初期呪文を主力に使っていました。
ここまで追い込まれた原因って、それなんじゃない?
そしてこちらは、タワーの外で戦うみなさん。
ロボット兵に完全にロックオンされて、身動きが取れない状態になっていました。
ここまで来て、見ていることしかできないなんて、と悔しがるチンピラ。
その時、レオンは
『聖なる光を導けば、悪魔を滅ぼすことができる』
という古文書の一説を思い出していました。
そして
という疑問を皆に投げかけました。
みんな当然のように、ラクールホープのことだと思っていたので、レオンの言葉にビックリ。
「クロードが言ってた。"最後まで希望を信じろ"って。
そうすれば、聖なる光がきっと現れる!」
おそらく、ラクールホープのことを誰よりも信じていたであろうレオンが、こんなことを言うようになりました。
涙がちょちょぎれそうです。
そして、クロードがいる塔を見つめ、
(そうだよね、クロード……)
と、再び彼の名前を呼びました。
やっぱりお前がヒロインなのか????
こちらはロニキス(?)と戦うクロード。
ガブリエルの力だと思いますが、クロードは超能力のようなもので、ボコボコにされていました。
「お前は父さんじゃない!ガブリエルが生み出した幻影だ!」
クロードがそう言うと、ロニキスの姿が代わり、今度はクロードの幻影が現れました。
「自分のことだから、僕はちっぽけな存在だって知っている。
この惑星は間もなく滅びる。
でも君はエクスペルの住人じゃない。
共に滅びる義理なんてない」
と、幻影はまたまた精神攻撃を仕掛けてきました。
クロードは崖まで追い詰められて、ついにはその下に広がる、マグマに落ちてしまいました。
マグマの中で、幻影の言葉を受け止めるクロード。
(そうさ、僕は弱い。
弱いからこそ、みんなの苦しみや悲しみがよく分かる。
だからこそ、みんなを守りたい!!)
クロードは海底に剣を突き刺し、体勢を整え、その中で鳳吼破を放ちました!!
クロードの放った鳳吼破は、ガブリエルの作った空間をぶち壊し、クロードはついに、ガブリエルとレナの居る場所へ戻ってきました!!
ガブリエルの目が怪しく光り、再びこう言います。
「お前に私を倒す力などない!!」
「それでも!僕は戦う!!!!」
クロードは愛用の剣・コウマを構え、ついにクロードとガブリエルの戦いが始まりました!!
と、ここまでがAパートです。
クロードの真の敵は、父親ではなく自分自身だった、という展開はすごく良いと思います。
コミックCDコレクションでも自分と戦っていたため、クロードは自分自身と戦いがちですね。
Bパート
なにやらタワーが、大きく揺れ動き始めるところからスタートです。
タワーというより、ソーサリーグローブそのものが揺れていました。
ロボット兵に囲まれて、身動きの取れない状態だったプリシスですが、タワーの状態を見て居ても立っても居られず、ロボット兵に向かって煙幕を投げつけました。
その煙幕はロボット兵の動きを鈍らせ、
「今だー!」ってことで、オペラとエルネストがライフルを乱射。
さらに、レオンがなんと、エクスティンクションをお見舞いしてやりました。
彼はいつの間に裏ダンジョンの攻略を済ませたのでしょうか?
さすがレオンの最高呪文の威力は凄まじく、そこにいたすべてのロボット兵が、動かなくなりました!やったね!
こちらはタワー内のクロードとレナ。
目の前にはなんか、ダークマターみたいな一つ目の化け物が居ました。
お前がガブリエルの正体なのか!?とクロードが問うと、ダークマターは
「私はガブリエルの意志。ソーサリーグローブそのものだ」
とか言ってきました。で、死ねぇ!って感じで、クロードに向かって、目からビームを放ってきました。
クロードはその攻撃を受け止めますが、ビームの威力に耐え切れず、なんと愛用の剣・コウマが折れてしまいました!!
ダークマターが触手攻撃を仕掛けてきたので、こっちもやったらぁ!ってことで、折れたコウマを目玉に投げつけるクロード。
投げつけたコウマは、ジーネの白い羽根に姿を変えました!
白い羽根は、そのまま目玉にヒット!やったぜ。
で、ダークマターがクロードに放った攻撃はというと、レナがクロードの前に立ち、代わりにレナが攻撃を受けてしまいました。
な、なんてこった…。
その攻撃は、レナのペンダントに直撃して、ペンダントに付いていたエナジーストーンが壊れてしまいました。
レナ自身へのダメージも凄かったようで、レナはそのまま倒れてしまいました。
倒れるレナを抱きとめ、どうして!?と問うクロード。
「あなたを守りたかった…。大好きだから…」
最後の力を振り絞ってそう言ったレナは、言い終えた後、気を失ってしまいました。
そんな彼女の名前を呼びながら、ギュッと抱きしめるクロード。
すると、2人の周りが謎の光で包まれました。
そして、致命傷を受けて倒れていたはずのレナが、すくっと立ち上がりました。
不思議な光に包まれながら
「今こそ、聖なる光と共に…
その手に光の剣を、すべての者に救いの剣を…!」
レナがそう言うと、クロードが不思議な光に包まれました!
その時のレナには、先ほど見た半透明の女性・フィリアが乗り移っていたのです。
フィリアのお陰で、レナも傷が回復した模様!
再びガブリエル(ソーサリーグローブ)の前に立つクロード!
ソーサリーグローブはまたも攻撃を放ってきます。
そこに「させるかぁ!」と飛び込んできたのは、アシュトンとディアス。
さらにセリーヌが、サザンクロスを放ちます。
ここのサザンクロスのモーションがかっこいいので、ぜひ見てほしいです。
さっきまでサンダーボルト使ってたんだけどこの人…
今だ!クロード!!
ってことで、コウマを失ったクロードが構えたのは、父から譲り受け、レオンに直してもらったフェイズガンでした。
フィリアから不思議な光を受けたフェイズガンは、銃口に羽根が生え、パワーアップしました!
そして、ガブリエルに向かって、フェイズガンを放つクロード!!
(最終回なので、ここのクロードの独白はそのまんま引用します)
僕は1人じゃない。
1つの想いで結ばれた、たくさんの仲間がいるんだ!
僕は、ここまで来た。
父さんの影に常に怯えていたあの僕が、仲間たちのおかげで!
父さんは、僕にとって大きな壁だった。
誰もが父さんと僕を比べ、"偉大な英雄の息子"としてしか、見てくれなかった。
でも、この世界へ来て出会った仲間たちは違った。
"クロード・C・ケニー"という、1人の人間として見てくれた!
仲間たちのお陰で、僕は僕に戻れたんだ!
僕は、そんな仲間たちが大好きだ!
彼らのことを想うだけで、僕は胸が熱くなる!
無限の力が湧いてくる!!
父さんが僕にフェイズガンを託した想いが、やっとわかった。
今日まで僕は、弱い僕を守るために、父さんが自分の武器を渡したと思っていた。
でもそれは、間違いだった!
『自分の大切な人を守りたい』
それがフェイズガンに込められた、父さんの想いだ!!
今こそ僕は、父さんの心を継ぐ!!
そして!
「大切な仲間を!この手で守る!!!」
クロードが放ったフェイズガンは、ガブリエルを撃ち抜き、その光は塔全体に広がりました。
塔の外から見ていたメンバーには、それが聖なる光に見えました。
そう、これこそが古文書に書かれていた「聖なる光」だったのです!!!
全てが終わり、塔の外で戦っていた、仲間たちの元へと戻ったクロードたち。
黒い月もなくなったし、今度こそ完全勝利みたいです!やったー!!
と、みんなで喜んでいたら、
「まだ戦いは終わらぬ…」というガブリエルの声が聞こえてきました。
そんでもって、黒い月が再び出現しました。
そ、そんなあ…。
しかも「この星と共に滅びろ!クロード!」とか言って、ソーサリーグローブの力を引き出し、エクスペル全土が大きく揺れ始めました!
や、やめろー!!!
その時、光り輝く鳥のシルエットが通り、揺れが収まりました。
なにが起こったんだ?と一行が驚いていると、彼らの前に魔族の王・ジーネが現れました。
ギョロ&ウルルンによると、ジーネがこの星の時を止めて、崩壊を食い止めてくれたんだそうです。
魔族の王って、そんなこともできるのか…
クロードたちの戦いを見て「今度は私が戦う」とジーネが飛び出してくれたのです。
そういえばこの人(人?)「星が滅びるのは、運命だからしゃーない」とか言ってましたね。
クロードたちの想いは、魔族の王の心をも動かしたのです!!
でも、さすがのジーネもこんなに力を使ったら、命を縮めてしまうんだそうです。
だから、自分の命が尽きる前に、成すべきことをするんだ!とクロードたちに言いました。
その時、また半透明の女性・フィリアが現れました。
「行きましょう!エクスペルを救うために!
そして第2・第3のエクスペルを生み出さないために!」
彼女がそう言って消えた後、時空転送装置が現れました。
この転送装置は、おそらく敵の本拠地・惑星ネーデへと繋がっています!
「悪の根源を倒さない限り、僕の旅は終わらない!
僕は行く!!」
そう言って、転送装置の前に進むクロード。
「まさか、1人で行くつもりじゃないよね?」
とセリーヌ&アシュトン。
ここまで共に来てくれた仲間は、当然とばかりにクロードと一緒に行く意志を見せてくれました。
「ありがとう、みんな!
……行こう!」
そして、舞台はエクスペルからエナジーネーデへ…!!
というところで、スターオーシャンEXの物語はおしまいです。
なんという「俺たちの戦いはこれからだ」END。
原作ゲームのプレイアブルキャラクターだけでなく、ユキとチンピラ一味までエナジーネーデについてくるなんて、一体誰が予想できるんでしょうか。
でも最後のレナが微笑みながら言う
(私の勇者様……)
がすごくかわいいので、EXはこれで全部許せる気さえしてきます。(それ言いすぎ
次回予告
最終回ということで、今回は次回予告がありません。
代わりに、今までの予告担当一覧をまとめておこうと思います。
(数字は話数です)
クロード:1・2・6・12・17・19・25 計7回
レナ:4・9・15・20・24 計5回
セリーヌ:3・8・13・18・22 計5回
アシュトン:5・7・10・14・21・23 計6回
プリシス:11 計1回
レオン:16 計1回
まとめるとこんな感じです。
次回予告担当回数はなんと、クロードに次いでアシュトンが2位です。
キミ、やっぱり主人公の座狙ってる?
予告は基本的にいつもの4人が担当していましたが、1度だけプリシスとレオンも参加していますね。
アニメでのこの2人の扱いの良さが、ここからも伺えるのではないかと思います。
まとめ
はい、長々と26回も続けてきたこの記事も、今回で最終回です。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
このアニメは「黒歴史」だとか散々な評価も目にしますが、私はこのアニメのことを「かなり好き」と言えます。
というのも、
「アニメオリジナルの尺使えば、原作の最後まで描けたんじゃない?」とか
「このキャラ原作と全然違うじゃん!!」とか
確かにツッコミどころもたくさんありますが、
「原作を越えている」とまで言える良いところも、たくさんあるからです。
今年でスターオーシャンEXも20周年です。(※2021年現在)
今こそこのアニメを再視聴し、再評価するのも悪くないのではないかと思います。
何度も言っているように、このアニメはとにかくクロードのコンプレックス描写が丁寧です。
クロードファンは、見ておいて損はないと思います。
あと、後半から参戦するレオンのヒロインアピールも凄まじいので、レオンファンの方も是非見ておきましょう!
アニメで描かれているのはここまでですが、実はこの作品にはドラマCDがあり、そこではもう少し先のお話まで描かれています。
ドラマCD編の感想もそのうち書こうと思いますが、とりあえずこの感想記事は、今回で一区切りにしようと思います。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
この記事を読んで「アニメに興味が出てきた」とか「もう1度見たくなってきた」とか思われた方がいらっしゃったら、すごくすごく嬉しいです。
もう1度言いますが、今年でスターオーシャンEXは20周年です。(※2021年現在)
この20周年で、再評価の流れが来てくれたらいいなあ、と思います!
20周年ということで、勢い余ってBlu-ray BOX化してくれー!!!!!
それでは、Star Ocean Forever!
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