(↑前回)
スターオーシャンEXドラマCD編の感想会、第4回目です。
今回紹介するのは、
「ドラマCDスターオーシャンEX Navigation.4 刻の彼方のロマンス」という作品です。
今回は、原作ゲーム・漫画版にも描かれている、人気エピソードの「クリス&セリーヌの恋愛編」のお話です。
「え?それってエクスペルでのお話じゃん!次からはエナジーネーデのお話だって言ったのに!嘘つき!」
と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
しかし今回のCDでは、ファンシティの闘技場で、セリーヌが不思議なおじいさんに導かれて、VRエクスペルの世界を見ているという設定になっています。
なので、スターオーシャンEX的にはエナジーネーデでのお話ということになります。一応。
VRエクスペルと言いましたが、このCDでのおじいさんは、セリーヌに過去に実際にあった出来事を見せているという扱いになっています。
アニメではカットされてしまっただけで、クリスさんとの出会いをEXのセリーヌさんもちゃんとしていたみたいです。じゃあアニメ本編でたまにアシュセリっぽい描写があったのはなんだったんだ…
アニメのオープニングで、セリーヌさんにあすなろ抱きをしていた謎の青年の正体が、ついにこのドラマCDで明かされるというわけですね。
キャストについて
今回の出演者は以下です。(表記は当時のままにしています)
クロード/結城比呂
レナ/飯塚雅弓
アシュトン/関智一
プリシス/半場友恵
ボーマン/松本保典
レオン/三橋加奈子
ギョロ/うすいたかやす
クリス/菊池正美
ロザリア/麻見順子
ギルバート太政官/長嶋雄一
チン/岸尾大輔
ピー/吉野裕行
ラー/浜田賢二
こんな感じです。
クリス役の菊池正美さんは、ちびまる子ちゃんの花輪くんなどで有名な声優さんですね。ベイビー。
先述の通り、セリーヌとクリスの恋愛のお話なので、タイミング的にはクロス洞穴攻略後の出来事です。
なので、本編ではアシュトン・プリシス・ボーマン・レオンの出番は最後にちょこっとだけです。
そのため(?)、彼らは本編の後のオマケドラマで大活躍してくれます。
アシュトン及びラクール組ファンの皆さま、ご安心ください。
では、ここから先はこの作品の大体のお話を書いていきます。
大体のお話
↑こちらの漫画版の第2巻に収録されている、第6話・第7話をお読みになってください。
「おい!急に手を抜くなよ!!」
と思われるかもしれませんが、マジで「漫画版のエピソードをドラマCD化しました」という内容なので、今回は紹介することが特にありません。
細かい描写に違いがあったり、ドラマCDならではの追加シーンがあったりはしますが、大筋は漫画版と一緒です。
とは言ったものの、紹介がこれだけは寂しいので、代わりにドラマCDならではの聴きどころをご紹介したいと思います。
ドラマCDの聴きどころ
・鏡コントをするクロード&クリス
・クロードと間違えられて、チンピラ3人組に絡まれるクリス
・兵士から逃れるため、同じタルに入り込んでToLOVEるを繰り広げるクリス&セリーヌ
・セリーヌを姫抱きするクリス
(音声媒体なのでこれはちょっと自信がありませんが、セリーヌの照れっぷりから察するに、たぶんお姫様抱っこをしています)
・クリスが訪ねて来たと知って、急いでおめかしを始める乙女なセリーヌ
・原作ではフワっとさせていた、「ロザリア姫との婚約の破棄は、ラクール王国への侮辱とみなす」ということに触れてくれている。
大体こんなところです。
アニメ本編ではお相手がフワフワしていた感のあった、セリーヌさんの乙女チックな面が楽しめます。
セリーヌファンはぜひチェックしてくださいね!
オマケドラマ
今回のオマケドラマは、どこかのダンジョンを進むクロード一行の様子が描かれています。
そしてどうやら、そのダンジョン内で迷ってしまったみたいです。
このまま一生出られなかったらどうしよ~、という不安の中、不幸を呼ぶ男・アシュトンがトラップのスイッチを踏んでしまいました。
そのせいでダンジョン内の壁が動き、パーティが分断されてしまいました!
どうやら、
クロード・レナ・セリーヌ
アシュトン・プリシス・ボーマン・レオン
の組み合わせで分かれてしまったみたいです。
そんなピンチの状況で、アシュトンは
「プリシスと一緒になれてラッキー!ここでプリシスに良いところを見せれば…!」
とお気楽なことを考えていました。
一方、プリシスも
「どうせならクロードと一緒がよかった~!」
なんてことを考えていました。
そんな中、さすがレオン&ボーマンは「早くクロードたちと合流しないと」と冷静に判断していました。
プリシスに良いところを見せようと、アシュトンは
「壁に片手を付いて歩いていけば、いつか出口にたどり着くよ!」と提案しました。
しかしそれは、「迷路に入った時からやってないと意味がない」とレオンに一蹴されてしまいました。
じゃあ、どこかに出口に繋がるスイッチがあるかも!と、アシュトンは地面や壁をあちこち触り始めました。
不幸の男・アシュトンがそんなことをしたらどうなるか。
お察しの通り、アシュトンはトラップのスイッチを押しまくりました。
岩が転がってきたり、弓矢が飛んできたり、金ダライが降ってきたりと、大騒動です。
そのトラップ祭りは、金ダライが頭に直撃して、アシュトンが気絶したことでようやく収まりました。
幸いアシュトンは、割とすぐに目を覚ましました。
そこでレオンは、
「運は確率論だから、良いことと悪いことは同じ割合で起こるはず。
だから、アシュトンにだけ不幸が集中するのはおかしい」
と分析しました。
ということは、ひょっとしたらアシュトン自身に不幸を呼び起こす原因があるのかもしれない。
その原因を取り除くことが出来れば、アシュトンの不幸体質が治るかもよ!という話になりました。
それを聞いて、アシュトンだけでなくギョロとウルルンも乗り気になりました。
アシュトンの不幸の被害を一番受けているのは、ギョロとウルルンですからね。かわいそう。
そんなわけで、レオン・プリシス・ボーマンのラクール天才3人組で、アシュトンの不幸体質を治す発明を作ることになりました。
1番手はボーマンです。
ボーマンはアシュトンに、「運が良くなるお茶」を渡しました。
さっそくアシュトンがお茶を入れてみると、なんと茶柱が立ちました!
こ、これは運が良くなっている!?とアシュトンは喜びますが、ボーマンによるとこれは「必ず茶柱が立つお茶」らしいです。
じゃあ意味がないじゃん!と失敗に終わりました。
2番手はプリシスです。
プリシスは「幸運を呼ぶおみくじ」を発明しました。
アシュトンがそのおみくじを引いてみると、なんと「大凶」が出てしまいました!
しかしプリシスは、「大凶はなかなか出ない、ラッキーカードだよ!」と言います。
おまけに「おみくじの中身を、全部大凶にしておいた」と言います。
それじゃ意味がなーい!ってことで、これも失敗に終わりました。
最後にレオンの番です。
レオンは「コアラのマーク」を発明しました。(←!?)
まゆげがあるコアラで、しかもポケベルコアラだから恋愛運もUPするんだそうです。(←!?!?)
こんなので運が良くなるわけないだろー!ということで、やはり失敗に終わってしまいました。
どれも効果がないじゃないか~!とアシュトンが嘆いていると、ラクール3人組からは「運を上げることが出来るんだったら、自分に使うわ」と冷たい反応が返ってきました。
遊ばれていたことを理解したアシュトンは、「みんな大っ嫌いだー!」と走りだしてしまいました。
すると、お約束とばかりに、またまた謎のスイッチを踏んでしまいました。
ダンジョン内がゴゴゴゴと音を立て始め、なんだかヤバそうです!
全員でビビっていましたが、どうやらさっきのスイッチは、先ほど塞がった壁を動かすものだったみたいです。
壁が動いたお陰で、はぐれたクロード達と合流することが出来ました!良かった、良かった。
「これは本当に、自分の運が良くなったのでは…!?」とアシュトン。
お調子に乗ってしまったアシュトンは、先陣を切って歩き出しました!
すると、そこはやっぱりお約束ってことで、アシュトンはまたまたトラップのスイッチを踏んでしまいました。
クロードたちの前に、巨大な岩が現れたのです!
こうしてクロード一行は、アシュトンの不幸に巻き込まれていくのでした……。
おしまい。
キャストトーク
今回も初回盤に限り、声優さんたちによる「お疲れ様でした」なコーナーが収録されています。
今回のテーマは「これは当たると思う、ジンクスやおまじない」でした。
結城比呂さん→枕カバーを毎日洗濯する
飯塚雅弓さん→好きな人の電話番号にかけて、コールが鳴る前に電話を切る
金月真美さん→ポジティブなことばかり考えるようにする。
関智一さん→AかBで悩んだら、最初に思ったほうを選ぶ。
岸尾大輔さん→盛り塩。
吉野裕行さん→シーツも毎日洗濯するといいらしい。
浜田賢二さん→小さな良いことがあった後、大きな不幸がある。
菊池正美さん→最近不幸まみれなので、何か良いことがある前触れだと思う。
大体こんな感じの話をされています。
ちなみにアシュトン役の関智一さんは、バイト中に回答してくださったらしく、バイトしている様子も聴けます(←!?
まとめ
原作でも人気の高い、クリス&セリーヌ編が描かれました。
セリーヌの特殊エンディングが見られるようになるプライベートアクションなので、印象に残っている方も多いのではないかと思います。
セリーヌファンにはオススメのCDです!
また、アシュトン&ラクール組によるドタバタ劇も同時収録されていますので、彼らのファンにもオススメです!
早いもので、ドラマCD編も残すところあと1巻のみとなりました。
それでは次回もお楽しみに!