スターオーシャンEXドラマCD編の感想会、第2回目です。
今回紹介するのは、
「ドラマCDスターオーシャンEX Navigation.2 101人目の友達」という作品です。
今回はアニメ本編で言うところの、ラクール城~前線基地(第17話~第18話)の間のお話が描かれています。
キャストについて
今回の出演者は以下です。(表記は当時のままにしています)
クロード/結城比呂
レナ/飯塚雅弓
アシュトン/関智一
レオン/三橋加奈子
プリシス/半場友恵
ボーマン/松本保典
ギョロ/うすいたかやす
ココル/白鳥由里
ダルク/松本大
兵:鈴木貴宏/今村卓博
こんな感じです。
キャスト一覧にプリシス、ボーマンが居ますが、この2人はおまけのショートコメディのみの出演なので、本編はそれ以外のキャラクターによって描かれます。
また、ココル以降のキャラクターは、例によってドラマCD限定のオリジナルキャラクターです。
では、ここから先はこの作品の大体のお話を書いていきます。
大体のお話
前線基地に向けて、ラクールホープの運搬を手伝うクロード達からスタートです。
一緒にいるレオンはというと「ボクは指揮担当だから」という理由で手伝ってくれませんでした。
苦労のすえ、ラクールホープの丘越えを成功させたクロード達。前線基地はまだまだ遠そうです。
と、そんな時。ラクールホープを狙って、魔物の群れが襲い掛かってきました!
クロードは、レナとレオンに馬車の中に隠れるように指示します。
しかし、ホフマン遺跡の経験で妙な自信をつけたのか、レオンは戦場に飛び出していきました。
アシッドレインで、モンスターの大半を撃破することに成功したレオン。
それで益々気を良くした様子のレオンは、茂みの中にいるモンスターに気づきました。
お調子に乗ってしまったのか、レオンはそのモンスターを追いかけてやっつけることにしました。
レオンがモンスターに追いつくと、それはモンスターではなく、鎖につながれた男の子だったことが分かりました。
こんな原始的な鎖、ボクにかかれば簡単に外せる!なんて言いながら、レオンはその男の子の鎖を取ってあげました。やさC。
と、思ったら、どこからか変なオジサンが現れました。
そのオジサンは男の子のことを「ココル」と呼び、連れ戻そうとしていました。
どうやらココルに鎖を付けたのは、このオジサンだったようです!
オジサンはモンスターを呼びだしたりするし、ますますヤバい感じでした。
そんなヤバいオジサンに、レオンはブラックセイバーを放ち、追っ払うことに成功しました。
ここでブラックセイバーの詠唱を聴くことができます。レアい。
そうこうしているうちに、レオンは他の魔物を追っ払った様子のクロードと合流しました。
レオンが助けた少年・ココルはケガをしていたため、レナの治癒能力で治してあげました。
兵士によると、さっきのオジサンは「ダルク」といって、盗賊の首領で「この地の覇者」とか言ってる奴だそうです。ヤバい。
まあでも、ボクがボコボコにしといたから大丈夫っしょ~、とレオン。
日が暮れて来たので、一行は夕ご飯を食べることにしました。
ココルはというと、すっかりレオンになついてしまって、レオンにくっついていました。ちょっとそこ代わってくれ
ココルがあまりにもベタベタしてくるので、「HA★NA★SE」と嫌がるレオン。
その拍子に、レオンの分のごはんが地べたに落ちてしまいました。嗚呼…
それで怒ってしまったレオンは、「馬車の調整をしてくる」と言って、その場を離れていってしまいました。
レオンが馬車の調整をしていると、ココルがこのあたりにあった果物をくれました。
強がっていましたが、やはりレオンはお腹がペコペコだったようです。
レオンが喜んでその果物を食べようとすると、今度はココルのお腹が鳴りました。
レオンは果物を半分こにして、片割れをココルにあげました。やさC。
月明かりの下で、果物を食べながら談笑する2人。
どうやらココルには、知り合いも友だちも居ないらしいです。
ココルに「レオンは友達いるの?」なんて返されたものだから、レオンは「いっぱいいる。100人くらい」と強がってみせました。
強がりだということを知らないココルは、素直に「すごい!」と目を輝かせます。
そういうことで、ココルはレオンにとっての101人目の友達ということになりました。
次の日の朝、すっかり仲良くなった様子のレオンとココルは、一緒にラクールホープの見張りをやっていました。
年相応の姿を見せるレオンを、クロードたちはどこか安心したように見守っていました。
と、そんな時、一行はどこからかサンダーボルトの攻撃を食らいました!
見れば、昨日レオンがボコボコにしたはずの、ダルクが居るではありませんか!
ダルクはココルを狙って、またやって来たみたいです。
たった1日で傷が回復するわけがない!とレオンは「妙だな……」と違和感を覚えていました。
ダルクはまたもサンダーボルトを放ち、その衝撃でレオンとココルが崖から落ちてしまいました!
崖から落ちたレオンとココルは、なんとか無事でした。
そんな2人の元にダルクが迫ってきていたので、レオンはダルクに向かってブラックセイバーを放ちます。
しかし、それはプロテクションで防がれてしまいました!
(※プロテクションは物理防御を上げる技なので、呪文であるブラックセイバーには本来効果が無いです。)
そしてさらに、ダルクはブラックセイバーを放ってきて、レオンは見事にお返しをされてしまいました。
その時、レオンを追ってクロードたちが助けに来てくれました!
ダルクの姿を見て、すぐ空★破★斬を放つクロード。さらに、レオンもシャドウボルトを食らわせます。
そんな感じで、またダルクを撃退することに成功しました。
やったぜ、と思っていると、レオンはココルの様子がおかしいことに気付きました。
なんと、ダルクから攻撃を受けていないはずのココルが、傷を負っていたのです!
ココルの傷は、剣と呪文で受けたようなものでした。
ちょうど空破斬とシャドウボルトの攻撃を受けたような感じで、おまけにダルクにダメージを与えたのと同じ個所に傷がありました。
よく分からないけれど、またレナの治癒能力でココルの傷を癒してあげました。
そのあいだギョロとウルルンが、ココルからはダルクと似た、いや、まったく同じ波導を感じることに気が付きました。
妙に思い、ココルの波導を調べてみるギョロ。魔物龍ってこんなこともできるんですね。
ギョロの調べによると、ココルとダルクはもともと1人の人間だったことが分かりました。
魔石の力で、悪の部分が増幅したのがダルク。ダルクが切り離した善の心がココルだったようです。
そのため、ココルとダルクは一心同体。ダルクをやっつけたら、ココルまで死んでしまう、ということみたいです。
じゃあ、次にダルクに襲われたらどうすることもできない…とクロード達はビビりますが、レオンは「ココルはボクが守ってみせる」と誓いを立てました。
そんなビックリな事実がありましたが、日が暮れたので夕ご飯を食べることになった一行。
レオンがココルにご飯を持って行きますが、そこにココルの姿はありませんでした。
急いでクロード達と一緒に、ココルを探し始めるレオン。
しばらくして、ココルはそのへんで見つかりました。よかった、よかった。
ココルはというと、「レオンに迷惑がかかるから、一緒にいけない」と言いました。
何も言わずにレオンの元から離れたのは、それが理由だったみたいですね。
そんなココルに、レオンは「そんなの関係ない。ボクたちは友達じゃないか!」と説得しました。
2人が熱い友情劇をやっている間に、またまたダルクがやってきました。
ココルの傷を回復したため、ダルクもまたピンピンしていました。
ダルクが剣で襲い掛かってきますが、反撃してはココルにもダメージが入ってしまいます!
そのため、ダルクの剣はクロードが受け止めて、レオンとココルに逃げるように指示しました。
言われた通り、その場から離れるレオン&ココル。
そのあいだ、ダルクはクモのモンスターを召喚しました!
召喚されたモンスターは、クモの糸でクロード達を絡めて、動けなくしてしまいました。よしっ
そんな感じで、レオン&ココルに追いついてきたダルク。
レオンはどこからか剣を取り出しマジでどこに持っていたんだ?、ダルクに向かって構えます。
どうやらレオン博士は、剣術もイケるようです。やはり天才か…
しかし、ココルとダルクが一心同体な以上、やはりレオンにはどうすることもできません。
隙だらけのレオンを、ダルクは掴んでみせました!
このままではレオンが危ない!なんとかしなければ、とココルが辺りを見渡すと、先ほどレオンが使っていた剣を見付けました。
ココルはその剣を拾い上げますが、ダルクは「お前にはそんな物使えないだろう」と嘲笑してきます。
そんなダルクを無視して、ココルはなんと自分の胸に向かって、思いっきり剣を突き刺しました!
ココルのダメージはそのままダルクにも入り、レオンはダルクから解放されました。
なにが起こったんだ?とレオンが周囲を見ると、ココルが自分自身に剣を突き刺しているではありませんか!
レオンは急いで止めに入ろうとしますが、ココルはさらに深く剣を刺してしまいます。
「レオンは、ぼくの他に100人も友だちがいるから大丈夫…」
そう微笑むココルに、レオンは
「友だちなんて1人もいない。
ココルが初めての友だちだ!」
と言いました。
だから死なないで!と続けますが、レオンの願いは届かず、ココル、それにダルクも一緒に消滅してしまいました。
2人の消滅と同時に、いつもの魔石が出てきました。
1人その場に残されたレオンは、「こんなもの!」と言いながら魔石をぶち壊しました。
すると、今までクモの糸に捉えられていた、クロードたちへの拘束がゆるみました。
ギョロとウルルンが、魔石の効力が切れたことを察知し、ダルクの死を悟りました。
そしてクロード達は、同時にココルが死んだことを理解しました。
ココルを守り切れなかったことを嘆き、クロードは雄たけびを上げます。
そして、怒りの空★破★斬を放ち、モンスターの撃破に成功しました。
翌朝、また前線基地に向けて出発したクロードたち。
昨日と変わらない光景に見えますが、レオンの隣にはもうココルが居ません。
そんなレオンのそばに、クロードがやってきました。
レオンは「ココルは始めから居なかった。魔石が見せたまぼろしだったんだ」と、自分に言い聞かせていました。
こんな悲しい思いをするくらいなら、始めから出会わなければよかった…
レオンの次から次へとあふれ出る思いを、そばで静かに聞くクロード。
そして、クロードのとなりで、レオンはこらえていた涙を流すのでした……
おしまい。
結構後味の悪いENDだからか、次に収録されているオマケドラマは、ドタバタものになっています。
このしんみりした余韻に浸りたい方は、ここでブラウザバックをお願いします。
オマケドラマ
今回の主役はプリシスです。
クロードたちのパーティから外れ、リンガの町に残ったプリシスとボーマンのお話が描かれています。
そこでプリシスは、病気が治ったエラノールちゃんと毎日一緒に遊んでいることも語っております。よかった、よかった。
クロードらと離れてちょっと寂しい思いをしているプリシスは、「遠く離れていても、クロードの様子が分かるメカを作ればいいんじゃん!」と閃きます。
そんなわけで必要素材の「ワイヤンス」という薬草を、ボーマン先生から分けてもらったプリシス。
さっそく本に従って発明を始めますが、やっていくうちに参考にしている本が、紋章術の本だったことに気が付きました!
プリシスは紋章術を使うことが出来ないので、これじゃ出来ないよ~と落ち込みます。
でも!天才美少女プリシスちゃんは、そんなことではめげません!
今度は「自分でクロードを作っちゃえばいいんじゃん!」と思いつきます。(←!?
そんなわけで、持てる技術を駆使してクロード2号が大完成!
なんか見た目がまんまるボディな気がしますが、クロード2号は「プ リ シ ス ア イ シ テ ル」と愛をささやいてくれます!
大成功だ!やったー!と喜んでいるプリシスの元に、ボーマンがやって来ました。
その時、プリシスの作ったクロード2号の様子がおかしくなりました。
「プリシス アイシテル」を言う速度がどんどん早くなり、煙まで出し始めました。
しまいには、そこはお約束ってことで、クロード2号は爆発してしまいました。
そんな感じで、やはりプリシスの発明は失敗に終わってしまうのでした…。
という爆発オチを迎えたところで、オマケドラマは終了です。
本編のシリアスは、一体どこに行ってしまったのでしょうか。
キャストトーク
今回も初回盤に限り、声優さんたちによる「お疲れ様でした」なコーナーが収録されています。
今回のテーマは「友だち」でした。
結城比呂さん→CDプレーヤー
飯塚雅弓さん→高校の友だち
金月真美さん→現場の人と行くツアー
関智一さん→同じ劇団員の人
三橋加奈子さん→友だちはいいもんだ
白鳥由里さん→犬
半場友恵さん→「友恵」という名前は、友達に恵まれるように祖父に付けてもらった(芸名は本名みたいです)
松本保典さん→お酒
大体こんな感じの話をされています。
友だちって…いいよね!
まとめ
本編はまさかの、どシリアスなお話が展開されました。
レオンの初めてのお友だちが死んでしまう(しかも自害)なんて、結構ショッキングな内容でしたね。これは夕方アニメでは描けませんね…。
クロードお兄ちゃんが、レオンの良き理解者になってくれることを祈りましょう。
レオンは本編でも初登場が16話と、メインキャラの中では比較的登場が遅いほうなので、掘り下げてもらえたのは嬉しいですね。
レオンがメインのお話なので、レオンファンは聞いておいて損はないと思います。
プリシス&ボーマンのドタバタ劇も同時収録されていますので、リンガコンビがお好きな方もぜひ押さえておきましょう!
それでは次回もお楽しみに!