なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

コミックCDコレクション スターオーシャンセカンドストーリーの紹介②

漫画版SO2のドラマCD紹介第2弾です。
sonicx861.hatenablog.com
↑前回はコチラ。


今回紹介するのは
少年ガンガン コミックCDコレクション㉑スターオーシャンセカンドストーリー深き夜の王」という作品です。
脚本は前回同様、霧海正悟氏が担当されています。

今回のお話は、漫画版でリンガからラクール城に向かうまでの間のお話が描かれています。
コミックス第4巻のナビゲーション18と19の間あたりですね。

キャストについて

この作品に出演されている声優さんは以下の通りです。(表記は当時のままにしてます)

クロード/上田祐司
レナ/久川綾
アシュトン/阪口大助
セリーヌ甲斐田ゆき
ボーマン/堀川亮
プリシス/住友優子
ギョロ/梁田清之
ウルルン/栗山浩一
夜の王/若本規夫
ティア/南央美
ティアの母親・呪われた森の女/浜野ゆうき

こんな感じです。
リンガの後なので、今回はボーマン先生とプリシスもパーティに加わっています。
夜の王・ティアはこのコミックCDのオリジナルキャラクターです。

はい、ここから先はこの作品の大体のお話を書いていこうと思います。

大体のお話

リンガを出て、ラクール城に向けて出発したクロードたち。
その途中に村を発見しましたが、その村には誰も住んでいませんでした。
どうやらソーサリーグローブの影響で、滅びてしまった村のようです。

近いうちに嵐がやってくる雰囲気だったので、クロードたちは悪いと思いながらもその村の宿に無断で泊まることにしました。
レナはその村の畑でボロボロのかかしを発見しますが、かかしはさすがに、魔物からは村人を守ることは出来なかったようです。

プリシスの提案により、あみだくじで宿の部屋割りを決めた一行。
それぞれの部屋に行って、さっさと寝ることにしました。

レナが自分に割り当てられた部屋のクローゼットを見ると、女の子の洋服がたくさん入っていました。
どうやらここは、レナと同じくらいの女の子の部屋だったようです。

レナはさらに、ベッドから絵本を発見しました。
絵本のタイトルは「深き夜の王」というものでした。
なんとなく絵本を読んでいると、レナはそのまま眠ってしまいました。

しばらくして、激しい雷の音で目を覚ましたレナ。
窓の外を見ると、ヘンタイ夜の王と名乗る怪しい男がいました。
わけの分からないまま、レナは夜の王にどこかに連れ去らわれてしまいました。


一方その頃、近くに雷が落ちたもんだから、クロードたちは宿の廊下に集合していました。
が、レナが居ません。部屋や宿屋の中を探し回っても、どこにもレナが居ないのです。

なにか部屋に手がかりが残されていないか、とレナの部屋を捜索するクロードたち。
セリーヌがさびたオルゴール、プリシスがベッドの上の絵本、クロードが窓の傍にレナの髪飾りが落ちているのを発見しました。

アシュトンは窓からかかしが見えることに気が付きますが、そのかかしは目が光ってるように見えるし、なんだか気味が悪いです。
と、そこでプリシスが見ていた絵本のページが勝手にめくられていって、外に城が現れました。

こちらは夜の王にさらわれたレナ。
「なぜここに連れてきたの?」と夜の王に問いますが、「あらゆる災厄からお前を守る」とか言ってきて、レナにはわけが分かりません。

ソーサリーグローブの調査をしなければならないから、ここにいるわけにはいけない。と言っても、夜の王は聞く耳を持たず、部屋を出ていってしまいました。

レナはすぐ部屋を出ようとしましたが、どうやら外側からカギをかけられており、閉じ込められてしまったみたいです。へ、ヘンタイだあ…
レナは部屋を出る直前の夜の王が、悲しい顔をしていたのが気になっていました。


一方その頃、クロードたちはなんか急に現れた城を目指して森を突き進んでいました。
しばらく歩いていると、いつの間にかボーマン先生が居なくなっていました。はぐれてしまったみたいです。

「早く合流しないと」とクロードはボーマン先生を探そうとしますが、セリーヌは「無駄だと思う」と一蹴しました。
セリーヌは「昔よく似たお話の絵本を読んだことがある。ここは人の心の弱みに付け込んで、深い眠りに落とす森に違いない」と分析しました。

セリーヌの言葉通り、ボーマンに続いてプリシス、アシュトン、セリーヌが居なくなり、クロードはとうとう一人ぼっちになってしまいました。

クロードが1人で森を歩いていると、何故か目の前にもう1人のクロードが立っていました。
もう1人のクロードは「お前はいつだって優等生のフリをしている。大切なモノを守ることもできない弱い存在だ」と精神攻撃を仕掛けてきます。
セリーヌの言葉になぞらえると、クロードの「心の弱み」とは自分自身だったようです。

しばらく偽クロードとやり合っていたクロードですが、「僕はレナを守ると決めた!お前なんか消えろ!」と言って、見事幻影に打ち勝つことに成功しました。愛やね…
そんなクロードの戦いを見ていたのは「ティア」という少女。
その少女は、「お城に連れていってあげる!」とクロードを案内してくれることになりました。

その頃レナは、閉じ込められた部屋で眠ってしまい、村にあったかかしの過去の情景を見ていました。
その時のかかしの服はボロボロでしたが、ティアという少女に新しいお洋服を着せてもらっていました。
「いつもありがとう。これからもこの村を守ってね」
そうティアは言いますが、かかしはその言葉に応えることが出来ず、村はモンスターに襲われて滅びてしまうのでした。


レナが目を覚ましたころ、クロードはレナが閉じ込められている部屋の前までやってきていました。
部屋の扉が開かなかったので、どうにか扉をぶち壊してレナを救出することに成功したクロード。

城まで案内してくれたティアがいつの間にか居なくなっていましたが、クロードとレナは城を脱出することにしました。
クロードは先ほど通ってきた道を進みますが、いくら進んでも出口が見つかりません。
そうこうしているうちに、広い空間の部屋にやってきました。
そこにはレナを連れ去った、夜の王が居ました。

いきなり夜の王が攻撃を仕掛けてきて、クロードと夜の王の戦いが始まりました。
「ソーサリーグローブによる災いも、この城に居れば安全だ」と夜の王は言いますが、
「この城に閉じ込めることを"守る"だなんて、間違ってる!」とクロードは返します。

夜の王の左目には、アレンの時と同じような魔石が埋め込まれていて、強大な力を持っていました。
魔石の力を得た夜の王には敵わず、倒れ込むクロード。
そんなクロードを助けるべく、レナは夜の王に拳をぶち込みますが、それも効きません。
2人してピンチ!となったその時、クロードの剣が光り輝き始めました。

「あの人を夢から覚ましてあげて!」
声がするほうを見れば、城まで案内してくれたティアが居ました。
ティアから力を得た剣を振るい、クロードは夜の王を倒すことができました!やったね!

夜の王の正体は、村を守り切れなかったことを悔やんでいた、かかしだったのです。
レナを誘拐したのは、レナの瞳がティアと似ていたからだったみたいですね。

夜の王を倒したぞー!と喜んでいる暇もなく、城は音を立てて崩れ始めました。
かかしが夢から覚めたことにより、城が形を保てなくなったようです。
クロードとレナは、そのまま城の崩壊に巻き込まれてしまうのでした…


そして次の日の朝。
クロードは村の宿の、レナに割り当てられた部屋に居ました。
アシュトン、プリシス、セリーヌ、ボーマンもその場に居ましたが、レナが居ません。

そこに居た全員から、昨日の夜の出来事の記憶が消されていたため、「なんでこんなところで寝ていたんだろう?」とみんなで不思議がっていましたが、レナが行方不明なのでクロードだけはそれどころではありません。
「レナー!レナー!!」と1人で騒がしいです。
そんなクロードの声に応え、レナがなぜかクローゼットの中から出てきました。

レナが見つかってよかった、よかった。と言っていると、クロードのポケットから鈴が出てきました。
あのかかしに付いていた鈴です。
「お前が本当に大切なモノが守れるか、そばで見ててやるぜ」というかかしの意思表示みたいです。


それじゃ気を取り直して、ラクール城に向けて出発しよう!と、一行は旅支度を始めます。
そういえば、と思い出したように、クロードはレナに向かってこう言いました。

「おはよう、レナ」


おしまい。

まとめ

ギップリャー!な終わり方でしたが、クロードらしい締めだと思います。
このCDのお話ですが、大体の内容をまとめただけですので、かなーり端折って紹介しています。
クロレナイチャイチャパートは実際はもう少しありますので、興味のある方はぜひこのコミックCDをGETしてください。

他のメンバーの出番ももうちょっとあります。堀川ボイスのボーマン先生が素敵です。
上田祐司さんのWクロードの演技も聴きどころですよ!

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