なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

スターオーシャンEXを見た感想。第24話「機械城」

sonicx861.hatenablog.com

スターオーシャンEXの感想会、第24回目です。

前回は、ソーサリーグローブに向けてラクールホープを発射して、やったか!?と思いましたが、黒い月が現れちゃったところまでが描かれました。

今回は

カルナスからの通信~エルリアタワー目前

までが描かれます。

原作ではエルリアタワー内でカルナスの通信がありますが、アニメだとタワー突入前に、カルナスからの通信イベントがあります。

それでは、今回も雑に見ていこうと思います。

 

Aパート

やったか!?からの、黒い月が現れたシーンのおさらいからスタートです。

ラクールホープはもう撃てないし、打つ手なしだ!どうしよう!

と、クロードに意見を求める、アシュトン・プリシス・レオン。

そんな彼らに「ギャーギャーうるせえぞガキども!」とボーマンさん。うーん、お父さん。

ガキ扱いされて、ご立腹のプリシスとレオン。

アシュトンも「僕はガキじゃないぞ!」と不満そうです。

あんたが1番ガキっぽいんだが…。

 

みんなして「どーしよー」って言っているうちに、生えてきた塔が、イナズマのような攻撃を仕掛けてきました!

攻撃をなんとか回避する一行。

しかし、その攻撃で地面が割れ、いつもの4人と、それ以外の人たちが、離れ離れになってしまいました!

プリシスは「今助ける!」と言いますが、プリシスたちの背後には、ロボットの軍団が迫っていました!

 

プリシスらを逃がすため、エルネストの艦で逃げるように、とクロードたちは促します。

(アシュトンだけは「うそ~ん!?」とか言っていましたが…)

クロードたちの指示を受け入れるボーマン。

しかし、プリシスとレオンは、引き下がろうとしません。

嫌がる2人をチンピラに任せ、強引に艦に連れ込みます。

お陰で4人以外のメンバーは、エルネストの艦で、その場を脱出することができました。

 

ちなみにここでのレオンは、ボーマンのことを「ボーマン先生」と呼んでいます。

ラクールホープの修理中に、レオンがボーマンのことを、リスペクトできるような発言でもしたんでしょうか。

夢が広がりますね。

 

 

そして、ソーサリーグローブ付近に残されたクロード・レナ・セリーヌ・アシュトン。

彼らの周りにも、ロボットの軍団が迫ってきていました。

戦ってもキリがないことは分かっているため、それらから逃げ回る4人。

すると、崖まで追い詰められてしまいました。

下には漆黒の海が広がっています。

 

この先は行き止まりですが、背後からはどんどんロボット兵が来ています。

どうやら、やるしかないようです。

クロードの考えを汲み取ったセリーヌ

「羽根が欲しいところですわね」と言います。

対してクロードは

「"強運"って羽根で飛べばいい」と答えます。

ギップリャー!!!!!

 

ここまで聞いても、2人の意図が読めないアシュトン。

そんなアシュトンを、セリーヌが崖から突き落としてしまいました。

アシュトンに続き、他の3人も崖からダイブ!

エル大陸の海へと、飛び込んでいきました!!

結構な高さなので、フツーは死んじゃうと思います。

真似しないように気を付けましょう。(しない

 

 

こちらは、上空を飛ぶエルネストの艦。

こっちのほうも無事とは言えず、艦はバチバチとイナズマを起こしていて、今にも堕ちそうなくらいフラフラでした。

まだまだ子どものレオンは、そんな状況に「怖くなんかない…」と自分に言い聞かせるように呟き、震えていました。

そんな彼を見かねて、レオンの肩にそっと触れるプリシス。

しかしレオンは

「武者震いだ!」と言って、そっぽを向いてしまいます。

プリシスは「かわいくない!」と言いますが、EXレオンはこういうところがカワイイと思います。

 

依然として、揺れが治まらない艦。

エルネストまで「神に祈れ!」とか言い出す始末です。

揺れが凄まじいため、オペラはレオンとプリシスに「何かに掴まれ!」と指示。

言われてレオンはしっかりと、プリシスにしがみつきました。

ここほんとかわいい。どっちか代わってくれ。

 

 

一方その頃、崖から飛び降りたクロードたちは、どうやら無事みたいでした。

現在はロボット兵から身を隠すため、洞窟の中で火を起こして暖をとっていました。

「これからどうする?」と改めてクロードに問うアシュトン。

さすがにクロードも

「まだ打つ手はあるんだろうか…」

と、ちょっと諦めモードに入りかけていました。

 

「あるわ。

そう力強く言うレナ。

「信じれば勝てる。希望を信じて!」

と、根性論で訴えかけてきました。

レナの真剣な眼差しを見て、

「諦めたら試合終了終わりだよね」

と、再び希望を信じることにしたクロード。

 

そんな彼のポケットから、何やら女の人の声が聞こえてきました。

その声は、通信機から発されていました。

こんな状況の中、ついにカルナスとの通信が繋がったのです!

何度もクロードの名前を呼ぶ女性に、応答するクロード。

クロードに繋がったことを確認すると、女性は現在この惑星の軌道上にいることを伝えました。

状況が分からないレナたちは、どういうこと?といった状態でしたが、今のクロードには、その声も聞こえていない様子で

「カルナスがいる。この空の上に…」

とつぶやきました。

 

通信機から、今度は男性の声が聞こえてきました。

クロードには、その声の主が誰なのか、すぐに分かりました。

カルナス艦長の、ロニキス提督。

つまり、クロードのお父さんでした。

「父さん…」

というクロードの言葉を聞き、

「クロードの…お父さん…?」と、通信機に更に興味を深めるレナ。

レナは(育ての)父親を亡くしているので、"父"というワードに、思うところがあったんだと思います。

 

「クロード、応答せよ!」

そう繰り返すロニキス。

しかし、突然の出来事に、クロードは何も言うことができないのでした…。

 

と、ここまでがAパートです。

 

 

Bパート

ロニキスの呼びかけに、ようやく応えたクロードからスタートです。

ロニキスたちは、高エネルギー反応、つまりソーサリーグローブを調べにこの辺りまでやってきた、とのです。

エクスぺルは現在、なんか変なフィールドに覆われているので、カルナスが降りることができないんだとか。

 

「みんながお前の帰りを待っている。

 帰れるぞ、お前の居場所へ」

そうクロードに伝えるロニキス。

クロードを強制転送で収容したいのですが、電波状態がよくないので、クロードが今いる場所からは無理なんだとか。

洞窟内だからなのか、ソーサリーグローブの力がそうさせているのか…

そのためロニキスは、もう少し電波状態のよい場所に移動するように、とクロードに指示しました。

突然、帰る道を示されたクロードは、しばらく返事をすることができませんでした。

 

少し間を置いたあと、クロードはこう告げました。

「僕は…帰りません」

クロードの言葉に、ロニキスを含めた、カルナスの乗組員はびっくり。

「僕にはやるべきことがある。

 ここが僕の、いるべき場所なんです」

クロードはそう続けました。

 

しかしロニキスにとって、クロードはカルナスのクルーの一員である以前に、大事な一人息子です。

当然ロニキスは納得できず、

「この星は間もなく死に絶える。

 なんかどっかの宇宙船が、生命エネルギーを吸い寄せるために、この星に向かっている。

 どんな手段でも止めることはできない。

 お前の力では絶対に勝てない」

クロードが僅かな希望も持てないよう、容赦なくこの星の現状を伝えるロニキス。

思ってたよりヤバそうな状況だったので、クロードは言葉に詰まりました。

 

 

ここまでの2人の会話を聞いていたレナは、こう言います。

「帰るのよ、クロード。

 あなたの世界に、帰る時が来たの」

レナのその声は、カルナスにも聞こえていました。

彼女の声に1番驚いていたのは、ロニキスでした。

 

エクスぺル組のほうも、レナの言葉にビックリしていました。

しかし、セリーヌはすぐに「レナがそれでいいなら」と、レナの意見に賛成してくれました。

戸惑いながら、アシュトンも「たぶん後は、僕たちでなんとかなるなる」と言ってくれました。

 

彼らの声を聞き、

「仲間が居るのか?」と問うロニキス。

クロードは、この言葉にはすぐ応えることができました。

「はい。素敵な…最高の仲間がいます。」

 

 

最高の仲間が、自分のためを想って、送り出してくれる。

だからこそ、クロードは彼らを見捨てて、帰ることなどできませんでした。

やはりここに残る!と改めて決心したクロード。

その時の彼が思い出したのは「自分と、仲間のために戦え」という、ディアスの言葉でした。

 

「僕には、僕の戦いがある。ムダなんかじゃない!

 僕たちは生きている。…この星も!

クロードは自分の決意を告げた後、危険だからカルナスは逃げるように、と指示しました。

そして、通信を終える直前に

「……さようなら」

と静かに告げ、通信を切りました。

 

通信が終わった後、ロニキスはクロードに言われた通り、衛星軌道上から離れるようクルーに指示。

そうしてカルナスは、エクスぺルから離れていきました。

その時のロニキスの瞳は、涙こそ流していませんが、泣いているように見えました。

息子との別れが悲しかったのはもちろん、なにより息子の成長が嬉しかったんだと思います。

 

 

クロードが通信を終えた頃、クロードたちはついに、ロボット兵に見つかってしまいました。

「いくぞ!」

クロードの号令を受け、洞窟から出る4人。

ロボット兵を蹴散らしながら、クロードは必ずこの星を守る、という決意をより一層固めていました。

 

4人が戦いを繰り広げていると、オペラとエルネストがバイクみたいなもので迎えに来てくれました。

戦場の真っ只中にいる4人を、バイクで拾うオペラとエルネスト。

お陰で4人は、危険地帯から抜け出すことができました。

 

オペラ・エルネストを含めた6人は、エルリアタワーより少し離れた場所で、作戦会議を始めました。

エルネストは古文書の文を見て、塔のてっぺんにソーサリーグローブを操る親玉がいるんじゃないか、と推測。

やれるだけのことはやってみよう、ってことで、一行はその親玉をぶっ倒しに行くことに決めました。

 

 

じゃあ行こう!ってなってるときに、クロードはレナに

「キミはここに残るんだ」と言いました。

お前そのやり取り3話で既にやったやろ

オペラさんにレナを頼み、オペラさんはそれを了承しますが

「私、ここに残る!

 クロード、あなたはさっき、自分の世界に帰らなかった。

 だから、私も一緒に行く!お願い…!」

レナはそう言って、クロードを真剣な眼差しで見つめました。

 

しばらく2人は黙って見つめ合っていましたが、2人が何か言うより先に

「決まりみたいね」とオペラは言いました。

アシュトンにはどういうことか分かりませんでしたが、

クロードはレナに「分かった、行こう!」と言い、

やっぱりいつものメンバーで一緒に行くことになりました。

 

そんな彼らを。正確には、レナを見つめる人物がいました。

その人物こそ、塔の主。諸悪の根源でした。

その男は、塔の頂上からたくさんのモニターで、レナのことを見ていました。

へ、ヘンタイだあ…

 

いつもの4人はバイクに乗り、進みます!

目指すはエルリアタワー!

そして、ソーサリーグローブを操る、主の元へ!!

 

と、ここまでで24話は終了です。

バイクの運転手はクロードとセリーヌなんですが、これ、オーバーテクノロジーなんじゃないんでしょうか…。

セリーヌふつうに運転しちゃってるけど…

 

 

第24話の見どころと言えば、なんと言っても、ロニキスとクロードの別れの場面でしょう。

原作ゲームと大きく違うところは、強制転送でクロードが1度、カルナスに戻らないところですね。

原作の、クロードがロニキスさんを出し抜いた形の切ない別れもいいですが、EXのお互い納得の上での別れも、これはこれでいいと思います。

(ロニキスはおそらく完全に納得したわけではないと思いますが…)

ロニキスもかつて、大切な仲間との別れを経験したことがあるので、クロードがエクスペルに残ることを許してくれたんじゃないかな、と思います。

どちらが好きと聞かれたら、正直原作のほうが好きなんですが、IF世界としてこういう展開があってもいいんじゃないかな。

 

次回予告

今回の予告担当はレナです。

ディアスが、ジーネが。

エクスペルを救う戦いに駆けつけてくれました!

しかしレナは、みんなとはもう一緒に行くことはできない、と言います。

なぜなら、塔の主、つまり諸悪の根源は、レナと同じ星の住人だったからなのです…!!

 

「さようなら、クロード…」

レナとはこのまま、お別れになってしまうのか!?!?

戦いは、いよいよ最終決戦へ…!!

それでは次回もお楽しみに!!!!

 

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