なくらの冒険の書。

なくらの冒険の書。

主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

小説版スターオーシャン2の紹介②

小説版SO2の紹介記事、第2弾です。

第1弾はコチラ↓

sonicx861.hatenablog.com

 

前回紹介したのは、SO2の本編を基にした小説でした。

今回紹介するのは、SO2のプライベートアクションを基にした小説です。

前回紹介した小説とは著者も異なり、今回のものは、霧海正悟氏が書いたものになります。

正式名称は「スターオーシャンセカンドストーリー プライベートアクションリミックス」と言います。

 

 

 

このPAを基にした小説は2冊あるのですが、拾っているネタが結構細かいです。

なので、2記事に分けてがっつり紹介していこうかな、と思います。

この小説は短編集形式で、8編ものストーリーが収録されています。

以下、副題紹介。

 

・光の剣をもつ者―LEVEL1―

・恋と発明

・雨の日の過ごし方

ラクールアカデミー特別集中講義

・対決記

・"あい"のくすり

・雪に眠る罪

・永遠聖夜

 

では、それぞれフワっと紹介していきたいと思います。

 

 光の剣をもつ者―LEVEL1―

セリーヌさんからもらったアクセサリが、実は呪いのアイテムで、クロードが悪夢から抜け出せなくなるお話です。

んで、セリーヌさんの紋章術でクロードの夢に入り込んで、クロードを助けてあげようって話になっていきます。

 

この話で触れられているPA

・サルバで女の子に「勇者様?」って聞かれるやつ(クロード編)

・アーリアでセリーヌさんからアクセサリをもらうやつ(クロード編)

 

くらいですかね。

もしかしたら、サルバでレナに父・ロニキスついて話すやつと、クロスでレナとセリーヌがクロードについて話しているやつも、ちょっと意識されているかもしれないです。

 

このお話の見どころは、クロードの初恋が描かれているところでしょうか。(初って決めつけ)

初恋の子が遠くに行っちゃうもんだから、その当日にプレゼント渡して告白したろ!って気合を入れていたクロード君なのですが、いろいろあって彼女の出発時間に間に合わなった~、的なお話です。

ちゃんとハッピーエンドに収まるので、興味のある方は読んでみてください。

 

・恋と発明

プリシス視点のお話です。

クロードたちとの出会いから、エンディングまでが描かれます。

 

このお話で登場するPA

・リンガのプリシス加入PA(共通)

ラクールでレナ、セリーヌ、プリシスがクロードの服装について話すやつ(レナ編)

・ノースシティで、エクスペル崩壊を知った後も元気に振る舞うプリシスのやつ(クロード編)

・ノースシティで、プリシスがレナに「兄弟が欲しかった」って言うやつ(レナ編)

・ファンシティのレオンの告白PAのプリシスver.(クロード編)

 

こんな感じですかね。

この後にも、ゲーム中にあるイベントが基になった内容が描かれるのですが、一応バレ防止で伏せておきます。

 

プリシスは出会ってすぐ、クロードのことが好きになるのですが、旅をしている間に、レナもクロードのことが好きなんだ気づきます。

そしてたぶん、クロードもレナのことを…。

それにプリシスは、レナのことも大好きでした。

2人のことが大好きな、プリシスが選んだ答えとは…

 

プリシスがとにかくかわいいので、彼女のファンは読んでおいて損はないと思います。

特にアシュプリファンは読んでおきましょう。

 

・雨の日の過ごし方

連日雨なので、しばらく宿で旅を中断することになったクロード一行のお話です。

で、その間に捨て犬を拾ったり、レナの手料理を食べたりして、ワイワイします。(雑)

 

このお話で登場しているPAは、アーリアでクロードが昔、犬を飼っていた話を聞けるやつくらいでしょうか。

おそらく、ほとんど作者様のオリジナル話だと思います。

ちなみに、原作ゲームだと、クロードが昔飼っていた愛犬・ラティは、車に轢かれて死んでしまうのですが、この小説では今も生きているんだそうです。よかった、よかった。

 

あと注目すべきは、アシュトンとオペラさんが同時に仲間になっているところでしょうか。

(原作ゲームだと二者択一のため、二人が同時加入することはない)

かといって、アシュトンとオペラさんの絡みがめっちゃ描かれるわけではないのですが、この2人が一緒に居るってだけで結構嬉しいね。

 

ラクールアカデミー特別集中講義

キースが古文書を解読する代わりに、ボーマンに大学の講師をやってほしいと言うお話。

んで、ボーマンが自分だけこんな目に遭うのはヤダと言って、クロード達も1週間大学に通うことになっちゃいました~、みたいな話です。

 

このお話で登場するPA

・リンガの大学の前で、路上販売してるやつ(共通)

・リンガの図書館で、クロードがレナに勉強を教えるやつ(クロード編)

・リンガで、レナがボーマンに「大学に行きたい」って言うやつ(レナ編)

 

こんな感じですかね。

学生生活をエンジョイする、クロード・レナ・セリーヌ・アシュトンが描かれます。

ボーマンが過去、ラクールの研究所に居たことも語られているので、彼の凄みがよく分かるんじゃないかな、と思います。

未開惑星人でありながら、空の向こうに別の世界があることを理解しているような発言まであります。

 

ドタバタな学生生活で、どちらかと言えばギャグ寄りのお話かもしれないですね。

ボーマンファンは必見です。

 

・対決記

ノースシティで、クロードに真剣勝負を挑むディアスのお話です。

オリジナル版のSO2には、ディアスのPAが無かったので、このお話もほとんど作者様のオリジナルと言えると思います。

 

このお話で触れられているPAは、

・ノースシティで、エルネストを失ったオペラを励ますクロードのやつ(レナ編)

・セントラルシティで、落ち込んでいるオペラとお酒を飲むクロード(クロード編)

 

くらいですかね。

ここから分かる通り、このお話の中では、エクスペルの崩壊に巻き込まれ、エルネストが死んでしまったルートみたいです。

 

ディアスが戦うのは、

オペラ、チサト、ボーマン、クロード、アシュトンの5人です。

実はあと2人ほどいるんですが、一応バレ防止のために割愛します。

ディアスより強いのは、一体誰だ!?

 

・"あい"のくすり

これはサブタイトルから、なんのPAが基になったお話かピンと来る方もいるかもしれません。

ファンシティで、セリーヌさんが惚れ薬を使うPAが基になっています。

 

このお話で触れられるPAは以下。

・ファンシティで、セリーヌが惚れ薬を使うやつ(レナ編)

・プリシスがほろほろグラフを習得するやつ(共通)

・ファンシティで、レナがクロードとの相性占いをするやつ(クロード編)

 

こんな感じです。

原作ゲームだと、惚れ薬のPAは、レナの行動が選択肢によって変化するのですが、この小説では惚れ薬を使用するルートが描かれます。

惚れ薬PAが好きな皆さん、ご安心ください。

 

しかも原作では、レナが興味本位で惚れ薬を使ってみたら、クロードにまで効いてしまった~という流れなのですが、この小説ではレナが故意に、クロードの料理に惚れ薬を盛ります。

その結果どうなったのかは、是非この小説を読んで確かめてみてください。

 

あとこの話の見どころは、セリーヌさんの幼き日の初恋が描かれていることですかね。

セリーヌメイン回なので、セリーヌファンは必見です。

 

・雪に眠る罪

ギヴァウェイで、十賢者の真実を知ってしまったチサトさんのお話です。

そこにフィリアが現れて、かつての十賢者の姿も描かれます。

 

このお話で触れられるPAは、

・ギヴァウェイで、十賢者の歴史に疑問を抱くチサト(共通)

・ギヴァウェイで、かくれんぼをするプリシス(共通)

・セントラルシティで「殺して」とお願いするフィリア(共通)

ですかね。

 

フィリアがチサトの体を乗っ取って、ディアスを過去のルシフェルにリンクさせる形で、十賢者の過去を見せるお話です。

フィリアがチサトを選んだのは、中の人つながりですかね。

(PS版のフィリアとチサトは、声優さんが同じ)

 

このお話の見どころは、ネーデを防衛する任務に就いていたころの十賢者が見られるところでしょう。

ランティス博士とフィリアの、思考ルーチンが入っていない頃のガブリエルも登場します。

十賢者ファンは必見です。

 

・永遠聖夜

ディアスとチサトがそんなことをやっている中、それぞれのギヴァウェイでの行動が描かれています。

以下語られるPA

・ギヴァウェイのノエル宅で、鈍感っぷりを発揮するノエルさんのやつ(共通)

・ギヴァウェイで語り合うクロード&レナ(レナ編)

 

2番目のやつは描写が少なくて、ちょっと自信がありませんが、たぶんこのPAが基になっています。

ちなみにプリシスとかくれんぼをしているのはアシュトン、ノエルとケルメの微妙な関係を見るのはセリーヌなど、原作とはちょっと違う部分もあります。

 

あと、この話の前にも、未成年なのにお酒を飲んでいるクロードの描写があるのですが、このお話で「父ロニキスから貰った、成人の記念品」が登場しています。

クロードはゲーム中に「今年で19歳」と自分で言っているので、成人する年でもないはずなんですがね…。

まあ、クロードは1月生まれ(早生まれ)なので、「今年度成人する祝いに貰ったもの」と無理やり解釈すればいいんですかね…。

 

まとめ

 こんな感じで、いろんなプライベートアクションがいっぱい詰まった小説です。

私みたいにプライベートアクションが大好きな方には、見逃せない本だと思います。

キャラがとてもイキイキしていて、読みやすさもピカイチです。

恋愛描写が特に丁寧。甘酸っぱい。

作者様はこれが処女作というので、本当に驚きです。

 

冒頭にも書いたように、この小説には続きがありますので、そちらはまた別の記事で紹介したいと思います。

そっちには、あの伝説の超やまとやPAのお話も載っていますので、是非チェックしてみてくださいね!

 

sonicx861.hatenablog.com