なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

久しぶりにドラクエ6をクリアした感想。

久しぶりにドラクエ6をプレイしようと、スマホ版を購入しました。
先日クリアして、裏ボスまで撃破しましたので、感想記事を書いていこうと思います。

クリア時間は32時間くらい。主人公のレベルは42とか。
裏ボス撃破までで44時間くらい。主人公のレベルは54とかでした。

ドラクエ6の大体のお話。

主人公は、山奥の村で妹と2人暮らしをしている、ごく普通の少年でした。
ある日、主人公は山を降りたところで、大地に大きく空いた穴を発見します。
ひょんなことから、その穴に落ちてしまった主人公。
落ちた先には、今まで居た場所と似ているようで、どこか違う景色が広がっていました。
そこは、もうひとつの世界だったのです…!

スマホ版の良い点、悪い点

今回プレイしたのはスマホ版だったので、スマホ版の良かった点と悪かった点を書いていきます。

良かった点

・出かけ先でも気軽にプレイできる(電車内とか)
・DS版の移植のため、仲間会話が充実している。
・テリーの初期レベルが上がっているのと、マスターしている職業が増えている(後述)

悪かった点

・町の中や一部ダンジョン内では中断セーブができない
・滑る床など、細かい操作が求められる箇所では操作がしづらい
・仲間に話しかけようとしたのに、間違えてモブに何度も話してしまってイライラする
・ベッドに寝ている人のグラフィックが、ベッドから足がはみ出ているのが気になる

こんな感じでした。

中断セーブについて、
「町の中に居るんだったら教会に行ってお祈りすればいいだけじゃん!」という考えから街中では出来ない仕様になっているのかもしれませんが、街中で進行するイベントに突入すると、すぐに教会に行けなくなってしまうので、ここは結構困りました。
また、中断セーブができない「一部ダンジョン」についてですが、スイッチを押すなどでダンジョンの構造が変わったりする所がその対象になっているようです。
6ではギミック付きのダンジョンがそこそこあるので、すぐにセーブできないことがちょくちょくあって困りました。

「いつでもどこでもゲームが出来る」がウリのスマホ版で、この仕様はちょっと不親切なように感じました。

ストーリーの感想

ドラクエ6は私の初ドラクエということもあり、ドラクエの中で1番好きな作品です。
「夢の世界が現実の世界とリンクしているのがおもしれー!」というのが主な理由だったのですが、大人になった今プレイするとこの設定に恐怖を覚えてしまいました。

恐怖を覚えた理由として、まず夢の世界の住人は「なんか前にもこんなことがあった気がするなあ…」みたいなフワフワした発言をしている人が大勢いるのですが、このフワフワ感が今見ると不気味に感じてしまいました。
夢の世界なんだから、言うことがフワフワしているのは当たり前のことなんですけど、それが大勢いるって…なんか…怖くない!?

極めつけに、主人公が最初に訪れるバザーの町シエーナ(リメイク版だとマルシェ)は、一人の老人の夢から生まれた町だったということが中盤あたりで判明します。
1人の夢で町が1つ出来上がるって…規模がデカすぎ!!!!
過去にふつうに話しかけていた町の人も、全部おじいさんの夢だったりして……って考えると、ちょっと怖くないですか????
(※おじいさんが創ったのは町だけで、そこの住人は他の人が見ている夢の可能性もあります)

子どもの頃はただ「スゲー!」と思っていた部分が、大人になった今だと恐怖を覚えるようになってしまっていました。
自分で自分の変化に驚いていますが、また10年後には違う印象を抱いているかもしれません。

各キャラの印象

スマホ版はDS版と同じく仲間会話が充実しているため、せっかくなので各キャラの感想を書いていこうと思います。

・主人公

ムドーとの戦いで、なんやかんやあって自分の心が2つに分かれてしまって、なんやかんやあって元の1人に戻ることが出来たけれど、完全には戻りきることが出来なかった悲しい人。
見落としがちですが、ドラクエ主人公の中で6も結構な不幸っぷりだと思います。

と、いうのも前述の通り元の体に戻ることが出来た主人公ですが、その合体した主人公は夢の世界の主人公をベースとした存在になっていて、現実の世界の記憶は曖昧になっちゃっていました。
つまり、主人公の本来の故郷はレイドック城なのですが、そちらの記憶が曖昧なため、やはり夢の世界のライフコッドが主人公にとっての故郷だということが分かります。
そのライフコッドは、エンディングで魔王を倒したことで消滅してしまいます。
主人公にとっての「本当の故郷」が消えてしまったわけですね。
そして主人公は、本当の故郷には二度と帰ることができず、曖昧な記憶の中、ずっと現実の世界に留まり続けることしかできないのでした…。
……ってこれ、主人公にとって結構ひどい話じゃないですか?

とは言っても、現実の世界でも再びターニアと兄妹のような関係になったりと、救いのある部分はあります。
あとは、エンディングで夢の世界が消えたことで、「夢の世界の主人公」の存在がだんだん小さくなっていって、本来の現実の世界の主人公の姿に近づいていった…とか?
自分の体を取り戻したあとのレイドック城のイベントで、ちょっとずつ現実の世界の記憶を取り戻していく描写がありましたしね。
最終的には全部思い出すことになるんでしょうか。

私の想像が入ってしまいましたが、この辺りは「ご想像にお任せします」ということでいいんでしょうか。

・ハッサン

見た目通りの脳筋
かと思ったら仲間会話を見ると、ムカつく言動のキャラが居ると「なんだコイツ…(静かな怒り)」みたいなリアクションをしていることが多くて意外でした。(すぐに手を出すとまではいかなくても、ウガーッて怒りかたをするタイプだと思ってました)

戦闘面では、体力も攻撃力も高い武闘家タイプで、最初から最後まで頼りになる相棒でした。
(会話の台詞見たさから、最終的にはテリーと交代させちゃいましたが…)

・ミレーユ

動物に話しかけると「ネコちゃんこんにちは!」といったように、めちゃくちゃ動物にあいさつをしてくれます。台詞を考えるのが大変だったんでしょうか?

大人になった今プレイすると、ミレーユの過去が壮絶だったということがよく分かります。
特にひどいと思ったのが、ガンディーノ兵士に
「今の王様のほうが良いって人が多いけど、俺は前の王様のほうが良かったよ。おこぼれがもらえたこともあったしな」みたいなことを言っていた人が居たことでした。
全年齢向けのゲームで、こんなこと言ってていいんですかね…。

・バーバラ

久しぶりに6をプレイして、「あれ?バーバラってこんなに弱かったっけ????」と思うことがしばしば。
私は漫画版リスペクトでバーバラの職業を「おどりこ」にしていたこともあって、ワンパンでやられることも多かったです。
ですが、そこは愛の力で意地でもバーバラを戦闘メンバーからは外しませんでした。
最終的にはスーパースターになって、かなりの活躍を見せてくれました。(主にハッスルダンスで)

仲間会話を見ると、SFC版のイメージより子どもっぽい発言が目立つような印象でした。
ドラゴンクエストライバルズで、バーバラのCVは三森すずこさんが担当していて「ちょっとイメージと違うなあ…」と思っていたのですが、DS版のバーバラだったら三森さんでも合っているような気がしてきました。

チャモロ

真面目な僧侶。
……と、思いきや、たまにしれっと毒を吐いたりするのでビックリします。(ターニアのことをいつまでも諦めないランドを見て「一体どこでくじけぬ心を手に入れたんでしょう?」という発言をするなど)
でもまあ、基本的に敬語口調の真面目な僧侶くんです。

漫画版ではチャモロはお調子者みたいなキャラになっていて、当時は「なんでこんなにも性格を変えてしまったんだ?」と思っていたんですが、たぶん分かりました。
こういう真面目系のキャラって、漫画にするとどうしても他のキャラに埋もれてしまいがちなんですね。
それで漫画版は、キャラを濃くするためにそんな感じのキャラになったんだと思います。

アモス

DS版の追加台詞の恩恵を1番受けている人。(たぶん)
彼を連れまわすと、結構面白い会話が聞けるらしいです。
私はアモスを戦闘メンバーに全然入れなかったので、特に印象には残っていないです。すみません。

・テリー

青い閃光(笑)
…と言いたいところですが、スマホ版のテリーは普通に初期レベルでも戦力になりました!
実はテリーは、スマホ版でさらに強化してもらっているんです!以下詳細。

SFC DS版 スマホ
レベル 23 28 33
職業 戦士★8 戦士★8 戦士★8
バトルマスター★1 武闘家★8 武闘家★8
バトルマスター★1 魔法使い★8
僧侶★8
バトルマスター★1

表にするとこんな感じです。
なんと初期レベルがSFC版から10も上昇しています。

SFC版→他の仲間と比べると、テリーのレベルが低すぎる。
DS版→SFCの時よりはレベルが上がったが、それでも周りの仲間より低い。
スマホ版→主人公と同じレベルで加入した。

私の印象だとこんな感じでした。テリーはついに仲間たちのレベルに追いつきました。
おまけに、DS版からさらに魔法使いと僧侶の職業もマスターしてくれました。

ストーリー的に、テリー加入の次に行くダンジョンは天馬の塔なのですが、いきなり戦闘メンバーに入れてもザラキなどの即死呪文を披露してくれたり、十分に第一線で活躍できるくらいの実力になっています。
スマホ版のテリーこそ、真の彼の実力だったのかもしれません。
欲を言えば漫画版リスペクトで、盗賊の職業もマスターしておいてもらいたかったです。

まとめ

操作のしづらさと、中断セーブが出来る場所が限られていることで、出かけ先でプレイするには多少の不親切感がありました。
しかし、基本的にいつでもどこでもドラクエ6ができるのは大変良かったです。
出勤中の電車内でもプレイできるのが特にありがたかったので、他の天空シリーズの4と5のスマホ版も購入しました。
そのうち4と5の感想記事も書けたらいいな、と思います。

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