なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

スターオーシャンセカンドストーリーRをクリアした感想。

先日スターオーシャンセカンドストーリーR(以下SO2R)をトロフィーコンプリートまでプレイしましたので、感想を書いていきたいと思います。

ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください。

 

トロコンまでのプレイ時間は、大体100時間くらいでした。

プライベートアクション(以下PA)を回収しまくって、チャレンジミッションを全部攻略(※これらはトロコンには必要ない要素)してこのプレイ時間だったので、トロコンがしたいだけならもうちょっと早く出来ます。

 

全体の評価

まず全体の評価ですが、私の印象は「80点ってところだな(CV:うえだゆうじ)」って感想でした。

(私はSO2をオリジナル版→PSP版→DL版とプレイ経験がありますので、大体やってる感じです。)

グラフィックが一新されて、懐かしいのに新しいSO2!という、かなり良いリメイクだったとは思います。

しかし、ちょこちょこ惜しいところも見えました。

その惜しい要素が積み重なっていった結果、最終評価は80点に落ち着いた感じです。

 

ここから先は、SO2Rの良い点・気になった点を書いていきたいと思います。

 

良い点

オリジナル版声優さんによるフルボイス化

これについては説明不要ですね。25年越しにもう一度SO2のキャラクターを演じてくださって感謝しかないです。

体験版時点では「クロードがなんかナヨナヨしてるな…」という演技の変化に戸惑っていましたが、

(※体験版の時の記事にも書きましたが、クロードのキャラクターを考えると別に演じ方がおかしいわけではない)

ファミ通No.1821のうえだゆうじさんのコメントによると、「当時の再現よりも、設定や内容を検証したうえでの再構築を目指した」とのことでした。

クロードの演技の違いはこのような経緯から現れたようで、なるほどと思いました。

 

ファストトラベルが出来るようになった

行ったことがある町やダンジョンには、瞬時に移動が出来るようになりました。

「いやいや、オリジナル版からのSO2プレイヤーとしては、こんな便利機能を使うわけには…」と最初は強がっていましたが、使ってみるとやっぱり便利でした。

なんとフィーナル最上階にもファストトラベルができちゃいます。

SO2Rから始めたプレイヤーには、フィーナル往復マラソンのつらさは伝わらなくなってしまいました。なんということでしょう。

 

プライベートアクション的には、レナ編の「ディアス加入~前線基地で2度目の魔物の襲撃を受けるまで」に見られるものが、最も期間が短いPAだと思います。

(ディアスがアレンの屋敷を訪れるやつ)

こういった期間が短いPAも、サクサク見られるようになったのは良いですね。

イベントスキップが出来るようになった

私はたとえレジス村長の長話でも、一切飛ばさずに聞くようなプレイヤーだったので「これ要る?」と思っていましたが、やはり使ってみると便利でした。

特にエンディング回収で大活躍してくれました。

 

SO2Rから始めたプレイヤーには、エンディング回収でガブリエル撃破~エンディング突入までのイベントを繰り返し見る作業のつらさが伝わらなくなってしまいました。なんということでしょう。

 

待機モーションなど、キャラクターのグラフィックが増えた

釣りや待機モーションなど、いろいろとキャラクターのグラフィックが増えました。

お陰でアレンと喋ってる時なんかでも、髪飾りや靴を気にしているレナという謎挙動がちょっと気になりましたが…。

 

移動時のキャラクターを切り替えられるようになった

主人公のクロード・レナだけでなく、他の仲間キャラクターも先頭を走ってもらえるようになりました。

自分の好きなキャラクターで、SO2の世界を走り回れます!素晴らしい!

 

親密度が変化するタイミングが分かりやすくなった

SO2では特定のボス戦や、PAの選択肢によって感情値の変化がありました。

この感情値の変化が、SO2Rでは目に見えて分かりやすくなりました。(オリジナル版では内部データが動いているだけだったので、プレイヤー視点では増減が分からなかった)

 

特にありがたかったのは、ピックポケットやリバースサイド使用時でも、親密度が変化したタイミングが分かるようになったことですね。

私は感情値が下がるのがイヤで、オリジナル版ではこれらの特技はほとんど使いませんでした。

しかし、SO2Rでは「親密度が下がったらリセットすればいいや!」というマインドでガンガン使うことができました。

 

ピックポケットはオリジナル版だと同じキャラクターには一度きりしか使用することができませんでしたが、「リラックスロマ」というアイテムの登場で、何度でも挑むことが出来るようになりました。

プレイヤーが悪の道に進みやすくなったので、良い変更だと思います。(←!?)

 

ダンジョンのギミックが変わった

村や町だけではなく、ダンジョンのマップも大きく変わりました。

オリジナル版だと特に愛のフィールドのギミックが味気なかったので、仕掛けが増えてて楽しかったです。

あとたぶん、フィーナルでスイッチを押す順番を間違えると宝箱が取れなくなるやつも無くなりました。これは嬉しいですね。

 

クラリセージとディルウィップが両方採れるようになった

リンガの聖地にて、どちらかを採ったらもう一方が消滅してしまうという関係にあった薬草たち。

この2つがどちらも採れるようになりました。なんとなく嬉しい。

 

フェイズガンがまた使えるようになった

ストーリー序盤で、使用不可になってしまうクロードのフェイズガン。

これがサイナード入手後あたりから再び使えるようになりました。

オリジナル版の時に、バグ技で無理やりフェイズガンを使えるようにしていたのが懐かしいですね。

 

再び使えるようになったのは嬉しいんですが、これは漫画版SO2のリスペクト要素だと捉えてもいいんでしょうか?

だとすると、どうせならクロードがカルナスに帰ったタイミングから使えるようにしてほしかったなあ。(ここはちょっと不満ポイント)

 

キャラクターの立ち絵の増減

PSP版のセカンドエヴォリューション(以下SO2SE)と比較して、キャラクターの立ち絵が増えたり減ったりしました。

アレンやレイチェルおばさんは立ち絵がなくなってしまいましたが、代わりに(?)クロードの父・ロニキスさんやレナの本当の母・リーマ所長などの立ち絵が増えました。

この2人はSO2SEでは「むしろなんで無かったの?」というレベルのキャラクターだったので、SO2Rで立ち絵があって安心しました。

 

あと、SO2SEでは表情パターンが1種類しか用意されていなかった、エルネストの表情も増えました。やったね!

3人以上で喋るシーンが再現されていた

ラクール武具大会で、決勝戦に挑むクロードに仲間全員で「ファイト!」と声援を送る場面なんかが該当のシーンです。

SO2SEではレナに続いて仲間キャラクターの誰か1人が言う~みたいな処理になっていましたが、SO2Rでは全員同時に「ファイト!」と言ってくれました。

 

SO2SEの変更で悲しかったポイントの1つだったので、オリジナル版の再現がされていて嬉しかったです。

ファンシティが楽しい

闘技場・バーニィレース・クッキングマスター

これらのミニゲームが遊べたファンシティですが、SO2Rではどれも仕様が変わっていました。

 

・闘技場→今までのボスとの連戦などが楽しめる「チャレンジバトル」の追加

バーニィレース→バーニィたちの体調がひと目で分かるようになった

・クッキングマスター→リズムに合わせて○ボタンを押す、リズムゲームになった。

 

こんな感じです。

私はオリジナル版の時点でクッキングマスターが大好きだったので、今回の変更ではクッキングマスターが特にお気に入りです。

 

また、闘技場の報酬で「シャープエッジ」が手に入るようになっていました。

本来はラクール武具大会終了後すぐにギャムジーさんの所に行かないと貰えない武器ですが、ファンシティの闘技場でも手に入るようになったので時限要素ではなくなりました。

こういった変更は良いですね。

 

艦隊戦の気合が入っていた

SO5で散々怒られたからかカルナスが撃墜されるイベントが、やたら気合の入ったものになっていました。

臨場感があってとても良かったと思います。

 

ガブリエルとフィリアのハモりが復活した

セカンドエヴォリューション(以下SO2SE)では何故か無くなってしまった、ガブリエルとフィリアのハモりが復活しました。

(2SEはハードの都合上再現が難しかったのかな?)

 

このハモりを聴くためだけに、SO2Rを買ってもいいまであるでしょう。

 

バトルシステムが色々変わった

ブレイクシステムが取り入れられたりだとか、必殺技の演出が変わったりだとか、色々変わりました。

私はバトル部分については専門外なので、ここは詳しく知ってる人に聞いてください(雑)

ただ、クロードの吼竜破の弱体化は悲しかったです。

 

強力な武器が増えた

試練の遺跡やレイドエネミーの報酬などで、オリジナル版より強力な武器が増えました。

「こんな強力な武器を用意しちゃって、大丈夫ですか?」と心配になるレベルの強力な武器となっていますが、それに見合った頭おかしいレベルの強敵が用意されていますので、安心してください(?)

 

 

さて、ここまでは良かった点を中心に書いていきましたが、今度はマイナス20点を付ける原因となってしまった、気になった点を紹介していきます。

気になった点

レナの回復が遅い

マイナス20点の原因はこれ1つで事足りるっていうくらい、今作の不満要素のナンバーワンです。

SO2のレナといえば、AIの回復が優秀なヒロインとして有名なキャラだったはずです。(1のミリーの時点でかなり優秀だったと思いますが

 

ところが、SO2Rのレナは「回復してくれー!」というHPになっていても、なにもせずに突っ立っているという場面が珍しくありません。

やっと詠唱しだしたと思ったら、詠唱が終わるころには対象のキャラが既に戦闘不能になっていたという状況はしょっちゅうです。

「判断が遅い!」と言いながら、何度脳内でレナの頬をひっぱたいたか分かりません。

 

また、オリジナル版のレナのように、敵が接近してきたら適度に距離を取ってくれるなんてことも全くしてくれません。

これが本当に、回復担当としてどこに行っても褒められまくっていたレナ・ランフォードなのでしょうか?

 

しかも今作では、紋章術の演出で画面が止まることが無くなりました。(※一部の術除く)

全体回復技のフェアリーライトも、その変更を受けた紋章術の1つです。

そんなわけで今回のフェアリーライトは、レナが「フェアリーライト」と唱えた後、フェアリーライトのフェアリーが完全に通過しきるところまで見届けないと、回復した判定にならなくなりました。

 

ただでさえ回復の判断が遅いレナなので、せっかくフェアリーライトの詠唱をしていたのに回復まで至らなかったということが珍しくなく…

「レナの判断がもう少し早ければ、ちゃんと回復できたのに!!」と思わずにはいられない場面が多発しまくりで、めちゃくちゃストレスが溜まりました。

 

今作のレナはそんな感じなので、自分は戦士系のキャラを操作しつつ、時にはレナを操作して安置まで行ってもらって手動で回復して…

というように、ほとんど2キャラ同時で操作しているようなものでした。

そのへんのザコ敵ならまだしも、「これちゃんとテストプレイしましたか?」ってレベルの強敵相手でも、レナの介護をしなければ戦闘が成り立ちません。

 

難易度ユニバースでストーリーをクリアする頃には、レナの介護疲れでEXダンジョンまでやる気が起きませんでした。

そのうちやるつもりだけど…。介護疲れがひどいので、今はちょっと休ませてください…

 

アクセサリー欄が見づらい

これSO4の頃からずっと言われてると思うんですけど、いつになったら改善されるんでしょうか。

今回SO2Rでは、装備品に「ファクター」を付与できるようになりました。

武器に「ATK UP20%」とかの効果が付けられるアレですね。

そのファクターですが、アイテムクリエーションでふつうに武具を作成するだけでも確率で付与されるようになりました。

 

さて、SO2Rではチャレンジミッション達成のため、アイテムクリエーション「細工」を何度か繰り返すことになる場面があると思います。

そのため、最終的な私のアクセサリー欄がどうなっていたかと言いますと、

 

ストーンチェック

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

ストーンチェック+

パラライチェック

パラライチェック+

パラライチェック+

パラライチェック+

・・・

 

と、こんなことになっていました。いや、見づれえよ。

同じストーンチェックでも、ファクターが違うと別枠扱いされるので、こんなことになってしまうわけですね。

SO3の時みたいに、

ストーンチェックを押す→いろんなファクターが付いたストーンチェックの別ページに飛ぶ

この見せ方が1番見やすかったと思うのですが、頑なに戻そうとしないですね。なんで?

 

漢字を読ませる気がない

「精悍」「佇む」「聳える」

これらはユニークスポットの説明文で登場する漢字なんですが、突然ですが皆さん、これらの漢字って読めますか?私は読めませんでした。

私一応漢字検定2級持ってるんですけど…(※ここで言う漢検2級は自慢ではなく、私の漢字レベルを示すものだと思ってください)

 

ちなみに正解は、それぞれ「せいかん」「たたずむ」「そびえる」と読みます。

読めた方はおめでとうございます。これらは漢字検定1級レベルの漢字みたいです。

このようにSO2Rで追加されたメッセージでは、漢検1級レベルの漢字が読み仮名無しで転がっています。

めちゃくちゃ読みづらかったです。ていうかこんなのキッズが読めないだろ…

 

あと追加メッセージでは、ICのことを「アイテムクリエイション」と表記しているのが気になりました。

SOシリーズファンの方はご存じと思いますが、1・2では「アイテムクリエーション」という表記で、「アイテムクリエイション」という表記になるのは3からです。

お馴染みのシステムの名称を間違えているのは「なんだかなあ」という感じがしました。

ファイアーエムブレム警察みたいな感情だと思ってください)

 

役に立たないアドバイス

SO2Rではゲームオーバーになってしまったとき、攻略のヒントが出てくるようになりました。

たとえば、「特技を強化しよう!」「必殺技強化しよう!」という感じのものです。

たとえミカエル&ハニエルに敗北しても同じことしか言ってこないので、「役に立たねえアドバイスだなあ」と思っていました。

 

この攻略のヒントで私が特にひどいと思ったのが「難易度変更!」です。

難易度をギャラクシーorユニバースにしていた時限定で出てくるヒントだと思いますが、全滅すると難易度アースにすることをやたら推奨してきます。

 

こちとらゲーマーの意地で「難易度ユニバースでゲームクリアするぞ!😉」という気合でゲームをプレイしているのに(※トロフィー要素というわけでもないので、本当ただ趣味でやっている)、全滅するたびにいちいち難易度変更を推奨してくるので「ケンカ売ってんのか?」と思いました。

難易度ユニバースにチャレンジするようなプレイヤーで、難易度を下げてクリアして納得するような奴は居ません。(そうか?

 

www.famitsu.com

 

こちらの開発陣へのインタビュー記事を読むと、ボスの攻略法は言ってしまったら面白くないため、あえてこんな風にしたようでした。

敵ごとのヒントを用意するのは大変だからサボったのかと思っていました。

 

私としては「無いほうがマシだろ」レベルの全く役に立たないアドバイスだったんですが、知り合いのキッズは攻略のヒントを見て「なるほどぉ~!」と言いながらプレイしていたらしいです。

私にとっては知り尽くしているゲームのリメイク作品なので全然ありがたみのないアドバイスでしたが、初めてプレイする人にはありがたかったのかもしれませんね。

 

ショップで「まとめて購入」がデフォルトじゃない

ショップは個別購入がデフォルトになっています。

「まとめて購入」のボタンを押せばすぐに切り替えができるので、これについては慣れたらそんなに気にならなくなりました。

しかし、特技「ファミリア」使用時にはそう言っていられなくなりました。

 

個別購入がデフォルトでファミリアを使用するとどうなるか。

「ブルーベリィとブラックベリィを買お!」と思ってまずブルーベリィを購入→決定すると、鳥はそのまま飛び去ってしまいます。まだブラックベリィを買ってないのに…

つまり、特技ファミリアにおいては「まとめて購入」ボタンを必ず押さないと、アイテムを1種類しか買ってきてくれないことになるのです。ワンミスも許されません。

 

まあ、ファミリアに必要なアイテムの「ペットのえさ」は安いもんだし、鳥が買い物から帰ってくるのもオリジナルより速くなってる気がするので、そんなに痛手はないと言えば無いのですが…

「まとめて購入しようと思っていたのに、間違えたー!!」という、プチストレスを生み出す要因になってしまっています。

 

外壁楽園のBGM切り替えがない

※こちらの不具合は12/14のアップデートにて修正されました。

エナジーネーデに到着してすぐのイベントにて、レナの「ここは外壁楽園と呼ばれるところよ」という台詞に合わせてBGMが切り替わる演出がオリジナル版にはありました。

PSP版にもあったんですが、DL版では何故かなくなってしまった演出です。

ちょっとややこしいですが、演出があるなしを表にまとめるとこうなります。

  SO2 SO2SE(PSP版) SO2SE(DL版) SO2R
外壁楽園

(12/14に修正)

フィールド曲

ついでにフィールド曲についてもまとめてみました。

「SO2SEは完全に移植出来ていないのがね~…」という人の話を聞くとよくある勘違いなんですが、PSP版とDL版のSO2SEは別物です。

PSP版のSO2SEは外壁楽園のBGM切り替えがちゃんとあったし、フィールドBGMも何故か船のBGMになっているなんてことはありませんでした。

「勘違いしてました!」という方は、ぜひこれだけは覚えて帰ってください。

 

「修正したんだからいいでしょ」と思われるかもしれませんが、DL版のSO2SEで既に突っ込まれていたところを、また繰り返しちゃうのか~…というのが残念でした。

なんというか、原作へのリスペクトが足りてないんじゃないかと言いますかね。

主人公達が未知の世界にやって来たっていう、大事な場面なんだけどなあ。

 

歩くことが出来なくなった

オリジナル版ではスティックをかるーく押し倒せば歩くことが出来たんですが、今作では移動時は走りで統一されました。

お陰でレナがレジス村長を連れてくる場面では、レジス村長がレナの走りについていかなければならないような状態になり、かわいそうなことになっています。

 

ここまでは笑い話で済みますが、レナ編のヒルトンの街で登場する迷子の「ノンノ」に対してはそうはいきません。

ノンノはあまり速く動きすぎると、レナとはぐれてその場で立ち止まってしまいます。

そのため歩くことを封じられたレナは、ちょこちょこ走るという変な動きをしなければならなくなりました。

 

これはテストプレイの段階で、おかしいと気付けなかったんでしょうか?

歩く動作を廃止した意味がまず分からないし…

 

トイレのリアクションが残念

セントラルシティにて、トイレに入るとクロードorレナの台詞が聞けたやつですね。

今作は移動時のキャラを自由に変更することが出来たので、ここのトイレのリアクションはなんと全員分用意されています。

 

これは嬉しい!と思いきや、ここの台詞は男性キャラor女性キャラで全員共通でした。

レナの台詞を使い回しているので、プリシスが「公衆トイレだわ」という台詞を言ったりします。

うーん、これは違和感。どうせならちゃんと台詞を用意してほしかったですね。

 

アニメーションムービーが無い

オリジナル版SO2の時点にもあった

・クロード編オープニング

・クリク崩壊シーン

ラクールホープ発射イベント

・エンディング

これらがアニメじゃなくなっていました。オープニングアニメ制作で力尽きたのでしょうか?

クロード編オープニングで、梶本先生デザインのラティがアニメーションで見られると思っていたので、ひっじょ~~~~に残念でした。

SO1メンバーはドット絵で描かれているんですが、そのドットもオリジナルSO1じゃなくてファーストディパーチャー仕様だし…

ファーストディパーチャーが嫌いなわけではないですが、せっかくセカンドストーリーのRなんだから、1もオリジナル版に合わせて欲しかったなあ…と。

 

エンディングも

「一緒にエクスペルに帰るクロード&レナが見られるんだろうな」

「オリジナル版SO2みたいに、仲間キャラの人数によって球体の数が変わったりするのかな?」

とワクワクしていたのに、実際はデカい黄色の球体が1つ映るだけで本気でガッカリしました。

 

まあ、これに関してはSO2はプレイヤーによってエンディングが変化する作品なので、クロード&レナが違うキャラとカップルEDを迎えた場合、

「クロード(レナ)と良い感じだったのに、なんで別の人とくっついてるんだよ!?!?」となる場面だったので、それを回避するためにこういう処理になったのかもしれませんね。

 

でもやっぱり、梶本先生デザインのクロレナのエンディングムービーが見たかったなあ…。

 

スターオーシャンEXリスペクト要素がない

これには全力でガッカリしました。

せっかくのリメイク作品なので、てっきりEX(アニメ)からの逆輸入要素を仕込んでくるものかと…

・ハーリー名物タコまんじゅう

・リンガの忠犬ロックの像

・前線基地の名称「ヘインズ要塞」

・エル大陸にあった町スミス

 

「まあ、このうちのどれか1つくらいは入れてくれるだろう」と思っていたのに、いっさいありませんでした。そんなひどい…

 

あえて言うなら、崩壊紋章がちょっとEXのガブリエルのデザインに近くなってましたね。

微妙すぎてリスペクト要素なのかよく分かりませんでしたけど。

 

あと、幻のサルバのユキさんのコンサートも見てみたかったです。

 

セカンドストーリーのリメイクじゃなかったの?

今作はPSPの時の「セカンドエヴォリューション」のリメイクではなく、「セカンドストーリー」のリメイクという名目で「スターオーシャンセカンドストーリ-R」という名称が採用されました。

それなのに、「なんでSO2SEのデータを引用しているの?」と気になる点がチラホラありました。

 

私が特に気になったのは、キャラクターの一人称です。

たとえばクロードの一人称はSO2では「僕」でしたが、SO2SEでは「ぼく」とひらがな表記になりました。

他のキャラクターも、「俺」という一人称のキャラクターはSO2SEだと「オレ」とカタカナ表記になっていたりします。

 

さて、SO2Rのクロードはどうだったかと言いますと、SO2SEの「ぼく」が採用されていました。

いや、なんで?このゲームってセカンドストーリーのリメイクなんでしょう??

二次創作をする身としては、キャラクターの一人称って結構重要な要素なので、ちゃんとやってほしかったです。

 

また、ストーリー中ですと、マーズ村事件のクロードは

SO2だと「俺は必要ないのかよ…」

SO2SEだと「ぼくは必要ないのかよ…」

と言っていました。

 

SO2はキャラの一人称がちょっとブレるような場面があったので、SO2SEではクロードの一人称はほとんどが「ぼく」で統一されました。(「オレ」が残っている場面もある)

マーズ村のイベントに関しては、嫉妬心むき出しのクロードがついつい「俺」と言ってしまった感があるので、SO2SEでの変更がちょっと残念に思っていた部分もありました。

 

さて、そんな場面でしたがここがSO2Rではどうなっていたかというと、

テキスト「俺は必要ないのかよ…」

ボイス「ぼくは必要ないのかよ…」

というよく分からないことになっていました。テストプレイで気付くだろこんなの。

 

「"俺"って言うクロードを残したかったんですよ!」というスタッフさんの気持ちはわかりましたが、テキストとボイスがチグハグで一体何がしたいのか余計分からなくなっているんですが…

クロードの一人称の統一は、たぶんファンの間では有名なSO2SEでの変更点だと思いますが、SO2Rではこんなことになっていたので「ネットの意見を取り入れすぎでは?(しかも失敗してるし)」と思いました。

スターオーシャン公式って、なんかそういうところがありますね。

一人称のブレについては、今作で追加されたキャンプメニューのキャラの台詞にもあって、そこも気になりました。

 

 

また、SO2SEの変更点では、怒りボイスや紋章術のボイスの削減などがありました。

・怒りボイス・・・クロード⇒レナへの感情値が高い状態でレナが戦闘不能になった場合、クロードが「レナぁ!」と叫ぶ

・紋章術・・・「レイズデット」「彼の人に大いなる慈悲を!」といったように、レイズデットだけでも詠唱が2パターンあったりする

っていうアレですね。

 

SO2RでもSO2SEと同様で、これらは削減されたままでした。

「SO2RではSO2SEのボイスも使っている関係上、ボイスパターンを増やすことができませんでした!」と言いたいのかもしれませんが、SO2SEではなかったノエルのアースクエイクがSO2Rで採用された以上、その言い訳は通用しません。

いろいろとやりようはあったんじゃないかと思います。

 

確かに私もオリジナル版SO2からのプレイヤーなので、SO2SEに思うところは色々とありました。

しかし、私は私なりにSO2SEのことは気に入っています。

(SO2SEに関しては、「私が悪く言うことはあっても、他の人が悪く言うのは許さん」というかなりめんどくさい感情を持っています)

「セカンドストーリーのリメイクです!」と言っておきながら、都合の悪いところはセカンドエヴォリューションに責任を押し付けているように見えて、私はSO2Rのこういうところが非常に残念でした。

 

まとめ

こんな感じの理由で、私の中でSO2Rの評価は80点で落ち着きました。

レナの介護をする必要が無くなればかなりマシになると思うので、早くアプデで修正してもらいたいです。

 

ていうかSO2Rに合わせて、YouTubeスターオーシャンEX全話公開とかはやらないのでしょうか。

こういうところは、もっとテイ○ズのことをリスペクトしてもいいと思うんですよね。

 

 

いろいろと書きましたが、以前SO2・SO2SEをプレイした方や、SO2に初めて触れる方でも楽しめる作品になっていると思います!

「SO2は昔プレイしたけど、購入を迷っている」という方には、間違いなく「買った方がいい」と言える作品です!

 

25年の節目に、愛と勇気のRPGをもう一度!

 


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