前編はこちら(↑)です。
いきなり前回の続きから入りますので、出来れば前編からお読みください。
②体験版の感想
体験版はNintendo Switch/PlayStation5/PlayStation4/Steamにて遊ぶことが可能です。
今回の体験版では、
・1つのデータで3時間まで遊べる
・メインシナリオはゲームスタート~クロス洞穴攻略まで遊べる
という形式になっていました。
3時間というと、私のようにモブにも隅から隅まで話しかけるようなプレイをしていては、クロス洞穴攻略まで収まりません。がんばりましょう。
「3時間って制限いる?」という声もありましたが、これはおそらくミニゲームの釣りやアイテムクリエーションがぶっ壊れ性能なので制限をかけたんじゃないかな、と思います。たぶん。
なので私は3時間制限についての不満は特にありません。
今回の体験版は製品版への引継ぎも可能ですが、私は製品版に引き継ぐ気はまったくないですからね。製品版ではまた1から始めようと思います。
次からは、良かった点や気になった点を書いていきたいと思います。
SO2Rの良かった点
・オリジナル版声優さんによるフルボイス化
→これなら満点だな!
・ストーリー進行に合わせてキャラ同士の掛け合いがあったり、キャンプメニューで喋るようになった
こういうの大好物なので、めちゃくちゃ嬉しいです。
ただ、「台詞が消えるのちょっと早くない?」と感じるので、もうちょっと長く表示してもらいたいです。
・レナが最初からプレスを覚えている
オリジナル版ではレナがレベル5で覚えた技ですが、SO2Rでは最初から使えるようになっています。
新たに取り入れられたブレイクシステムとの相性もよさそうな技になっています。
他にも習得レベルが調整された技があるかもしれませんね。
・オートセーブ対応
→ありがてえ。
レジス村長の話の途中で電源が落ちてしまった場合は一体どうなるのでしょうか?
・シンボルエンカウントになった
→これについては「ランダムエンカウントのほうが好き」という方もいらっしゃると思うので、評価はまちまちだと思います。
私もどちらかと言えばランダムエンカウントのほうが好きなのですが、今回は敵同士が近くに居る状態でエンカウントすると連戦が発生して、経験値がより多くもらえるようになりました。
これによりレベル上げが楽そうなので、これは「良い点」として紹介させていただきます。
・全体的にマップの構造が一新されている
既にオリジナル版やPSP版のSO2をやりまくった方でも退屈しないように(?)、ダンジョンのマップも結構変わっています。
それでもやっぱり道順はオリジナル版と変わっていないところもあって、魔法陣グルグルのアラハビカ編のパンフォスの遺跡のような感覚が味わえて楽しいです。
ニケ「マップはもう頭の中にあるんだよ!」
・友情度、愛情度の統合
オリジナル版では分かれていた感情値の友情度、愛情度が「親密度」に統合されました。
オリジナル版では友情度は上がるけれど、愛情度が下がるみたいな変動をするプライベートアクション(以下PA)もありましたが、こういうPAの処理はどうなっているんでしょうか。気になります。
また、親密度はステータス画面からいつでも確認できるようになりました。便利ですね。
「誰が告白イベントやエンディングに来るか、お楽しみにしておきたい!(>_<)」という方は、見なければいいだけの話なので、良いシステムだと思います。
私の場合、「SO1FDRで全員集合するエンディングが発生しなかったけれど、誰の感情値が足りていないのかが分からない」という事態になってしまったので、こういう時に確認できるようになったのは助かります。
・町中でいつでも解散(PA)が出来るようになった
オリジナル版では町に入る前にPAを発生させて、宿に泊まろうとしたら町の入り口に戻って全員集合させて、また町に入って…
という手順が必要でしたが、SO2Rでは町中でいつでもどこでも集合&解散が出来るようになりました。
また、複数のPAが同時発生する場合、町を出入りし直す必要もなくなりました。便利ですね。
・エルネスト初登場のPAが強制で発生するようになった
オペラを加入させるために必要なエルネスト初登場のPAですが、SO2Rでは解散していなくてもストーリー上強制的に発生するイベントになりました。
私はSO2をスピードプレイしていると、発生させるのをうっかり忘れがちなPAだったので、今回の変更は助かります。
タイムアタック勢には嫌われそうですが
・ミニゲーム釣りの追加
「!」が表示されたら○ボタンを押すという、どうぶつの森みたいな感じのゲームになっていました。
私はSO2Rより前にSea of Starsの体験版を遊んでいたこともあり、これくらい凝ったミニゲームになっていると思っていたのでちょっとガッカリしたのは内緒だ
とにかく水があれば釣りができるようで、井戸や水がめからでも釣りが出来るというよく分からないことになっていました。
「魚図鑑」も用意されており、おそらく今回のトロフィー対象になっていると思います。
・戦闘システムの変化
ブレイクシステムだとかジャストカウンターだとかアサルトアクションだとか色々変わってます。(雑)
戦闘システムの変化については他に詳しく紹介している方がいるので、他を当たってください。
・イベントスキップ機能がついた
・次行く場所がマップから分かるようになった
・ファストトラベルが出来るようになった
・紋章術の演出がスキップ出来るようになった
・レベルアップで全回復するようになった
・戦闘が終了すると、状態異常が治るようになった
・控えメンバーにも経験値が入るようになった
これらはポンポンポンと紹介させていただきます。
今どきのゲームって感じですね。
【番外編】SO2SE(DL版)から良くなった点
・フィールドBGMが船のBGMじゃなくなった
・セーブ時のカーソルが「ロードしたデータ」に合わさるようになった
これらはオリジナル版やPSP版では出来ていたことなので「出来てて当然」レベルのものなんですが、一応紹介しておきます。
SO2Rで気になった点
・アニメーションムービーの動きが固い
先日公開されたSO2Rのアニメーションムービーですが、正直に言うと第一印象は「なんだか動きが固いなあ」というものでした。
「最近は動きがすごいアニメも多いし、目が肥えてるからそう見えるだけだろう」というフォローもありますが、私がこのムービーが公開される直前に見ていたアニメは「スターオーシャンEX」でした。(ガチで
そんな私から見ても「なんか動き固くね?」と思ってしまったので、おそらく多くの方がそう思われたのではないかと思います。
まあ、EXと今回公開されたムービーでは、カット数が違いすぎるので比較対象がおかしいかもしれませんが…
動きが固いせいか、見せ方の問題なのか、私の理解力が足りないだけなのか、最初見た時は
レナがクロードの剣を拾う→それをクロードに投げ渡す
この動作が一体なにをやっているのかが理解できないレベルでした。
こんな風に書いてしまいましたが、再びアニメで動くSO2のキャラが見られたことにはすごく感動しました。
まさかの十賢者戦がメインで描かれていたのにはビックリでした。
・クロードの演技の仕方が大きく変わった
クロード役のうえだゆうじさんの演技ですが、SO2当時の頃と演技の仕方が大きく変わったように感じます。
SO2Rのクロードは、なんかやたらナヨナヨしたような喋り方をしています。
クロードは偉大な父親の影に怯えて、自分自身の力を信じきることが出来ないようなキャラクターです。
PAにて、レナやセリーヌから「クロードはなんだか頼りない」と評される場面もありました。
なので、キャラクター設定としてはSO2Rのクロードの演技は全然おかしくはない(むしろ女性陣に「頼りない」と言われていたことへの説得力が増した)のですが、オリジナル版やCDドラマの時のクロードの演技とあまりにも違います。
戦闘ボイスはオリジナル版の時のような力強いボイスもあってそんなに違和感はないのですが、ふだんの話し方の違和感がすごいです。
あえてこういった演技に変えたのだとは思いますが、オリジナル版のクロードの演技に慣れている方は戸惑うかもしれませんね。
まあ、クロードは冒険を経てだんだん成長していくタイプの主人公なので、ひょっとしたらエクスペル編が終了する頃には、私たちが知っているようなクロードになるのかもしれませんね。それに期待しましょう。
クロードのタレント確認が出来るのが、レナと合流後になった?
これは私の気のせいだと思いたいのですが、クロード編でキャンプメニューが開けるようになったのが、アーリア村にたどり着いてからでした。
主人公のタレントに「器用な指先」があるかどうかを確認してから冒険スタートするのがSO2あるあるだと思います。
それがクロード編だと、アーリア村にたどり着いてからようやく確認できるような形になっていました。オリジナル版ではミロキニアで確認できたことなのに。なぜ。
「イベントスキップがあるからいいでしょ」と言いたいのかもしれませんが、いくらなんでも確認できるまでが長すぎやしませんか。
オリジナル版から確認できる時点を変えた意味が分かりませんでした。
・何故か町中にある肖像画B
アレンの屋敷にあった肖像画B(レナの肖像画)が、何故かサルバの町中の宝箱に移動していました。
「アレンって常にレナの肖像画眺めてるのかよ…引くわー」となる(漫画版やアニメ版でもレナの肖像画を眺めている描写があった)アイテムだったのに…。
そんな背景を知っているだけに、サルバの町中にレナの肖像画が転がってるのってむしろ怖くないか?(レナ本人が手に入ると思ってアレンが捨てたのか、アレンのほかにサルバにレナガチ勢がいるということなのか…
ちなみにアレンの屋敷にはレナの肖像画の代わりにアクセサリーが入っていたので、装備品が不足しがちなレナ編のバランス調整のためにこのようになったのだと思います。
でもやっぱり、隣町に自分の肖像画(持ち主不明)が転がってるのって、怖すぎるだろ…
・アーリア村から消えた女の子の声
この見出しだとなんだかホラーみたいですが、私はアーリア村で女の子の「らんららららーん♪」という鼻歌と、川の近くに居る女性の「やだ、肌が荒れているわ」という台詞を聞いてから冒険をスタートする的なところがありました。
しかし、SO2Rではどうやったら聞けるのか分かりませんでした。
分かる方いらっしゃったら教えてください。
・イクイップウィザードの初期カーソル位置が「いいえ」になっている
イクイップウィザードとは、今装備している武具より強いものを入手した時、自動的に装備品を変更してくれるシステムです。
オリジナル版ではこの機能をオフにしない限り、有無を言わさず勝手に自動装備されるようなシステムでした。
それが今回は「装備変更しますか?」→「はい/いいえ」を聞いてくれるようになりました。
それはいいんですが、「自動装備はオフにできますよ!」と案内しておきながら、初期カーソル位置が何故か「いいえ」に設定されています。
自動装備が嫌な人はこの機能をオフにするため、オンにしている人は基本「はい」にする場面じゃないでしょうか?
それなのに初期カーソル位置が「いいえ」になっているので、何がしたいのかよく分かりませんでした。
・ショップにて、個別購入がデフォルトになった
SOシリーズのショップでは、
「ブルーベリィ10個と、ブラックベリィ10個買おう!……ん?そうすると、所持金が足りないな…じゃあ、ブルーベリィの購入数を減らそうかな」といったように、まとめてお買い物できるのが魅力でした。
なのにSO2Rでは、アイテムの個数を選んで購入→また別のアイテムの個数を選んで購入…というのがデフォルトになりました。なぜ。
よく見ると左下に「まとめて購入」という項目があって、こちらでは複数のアイテムの個数を選んでから購入することが可能です。
こんなのがあるんだったら、こっちがデフォルトで良くないですか?
しかもその「まとめて購入」というのも、明らかにオリジナル版より劣化しています。
オリジナル版だと、
アイテムの個数を方向キーの左右で決める→○ボタンか「精算」を押して購入
だったところがSO2Rだと、
まずブルーベリィを○で選択→個数を方向キーで決める→また○を押す→次はブラックベリィを○で選択する→個数を決める……
といったように、○ボタンを押す回数をめちゃくちゃ増やされています。なんで。
SOのショップの購入の仕方がちょっと分かりづらいのは否定しませんが、そんなのは最初の1回だけなので、チュートリアルを付けるだとかで対応できなかったのでしょうか。
別にアイテムを個別に購入するのは他のRPGではよくある(というか一気に複数選択できるSOのほうが珍しいと思う)要素なんですが、このゲームはスターオーシャンですからね。厳しめに採点させていただきました。
こんな風になっていたのは、体験版までに開発が間に合わなかっただけだと思いたいです。
・オプションの引継ぎが意味不明
・システム設定→セーブデータごと
・バトル設定→セーブデータごと
・サウンド設定→全セーブデータ共通
・画面設定→全セーブデータ共通
・ワイヤレスコントローラー設定→全セーブデータ共通
・言語設定→全セーブデータ共通
このように、同じオプション設定でもセーブデータごとに分かれていたり、全セーブデータの共通設定だったりと、意味不明なことになっています。
セーブデータごとに統一することはできないんですかね。
SO6でもそうでしたが、「複数人が同じアカウントを使ってゲームしてます」というライトユーザーなファミリー層への配慮が足りていないように感じます。
そんなライトな層はスターオーシャンをやらないだろというツッコミは置いといて
たとえば兄弟で同じアカウントを使っていて、お兄ちゃんがボイスがSO2R派、弟がSO2SE派だった場合、いちいち切り替え問題が発生することになります。
そんなところにこだわるようなオタク兄弟だったら、ちゃんとアカウント分けるだろというツッコミは置いといて
しかもこの設定画面ですが、設定を変えるたびに「設定を保存しますか?」→「はい/いいえ」というように聞いてきます。
そしてやはりこれも、初期カーソル位置は「いいえ」になっています。
設定を変えた際、✖ボタンを押して終了することになるので、切り替えに慣れてくると✖ボタンを連打する場面があると思います。
しかし、そうすると「設定を保存しますか?」で「はい」が押せていないので、せっかくボイスを切り替えても反映されていないことになっています。
私はSO2R版とSO2SE版のボイスを切り替えまくってプレイするので、この仕様は結構つらいです。
SO1FDRみたいに「決定」ボタンがあれば気にならなかったんですけどね…。SO2Rもこんな感じにしておいてもらえないでしょうか。
TGSの試遊台では、次の人が遊べるように
・タイトル画面に戻す
・言語が別のものに切り替えられていた場合、日本語に戻す
これらがスタッフさんのお仕事だったようですが、切り替えミスがあったのか、私は1度、英語テキスト&ボイスになっている台に当たりました。
(もちろん言語設定を切り替えればいいだけの話ですが、試遊台の制限時間20分で、切り替え時間がその分ロスになってしまいます)
TGSの試遊台で同じような現象が起こった方は、スタッフさんが悪いのではなく、このようによく分からない仕様になっているせいなので、スタッフさんを責めるのはやめましょう。
それでも納得がいかない!という方は、ソーサリーグローブのせいだということにしておきましょう。
TGSの試遊台の感想
私はスクエニさんのブースにて4回試遊台で遊びましたが、1回の待ち時間は60分~80分ほどでした。
今回遊べたのは、ラスガス山脈とホフマン遺跡を攻略するデータでした。
タイトル画面から、
・ボイスコレクション
・エンディングコレクション
・プロローグムービー(オリジナル版SO2の、起動時に見られたムービーのSO2R版)
・アニメーションムービー(YouTubeにも公開されている、OPムービー)
を見ることが出来ました。
エンディングコレクションは、自分がどのカップリングのエンディングを見たことがあるのか分かるような感じのものでした。
見たことがあるエンディングを、いつでも再生できるようなものでは無いみたいです。残念。
キャンプメニューにエンディング回収率の項目があったので、これもトロフィー要素かもしれませんね。
ラスガス山脈でのメンバーは
クロード/レナ/セリーヌ/アシュトン/プリシス
ホフマン遺跡でのメンバーは
クロード/レナ/セリーヌ/オペラ/プリシス/レオン
となっていました。
ボイスコレクションでは、(たしか)上記メンバーと何故か十賢者4人のボイスが聞けるようになっていました。(うろ覚えなので間違ってたらすみません
ボイスコレクションのサンプルもあえて見られるようにしていたのか、ただのミスなのかは分かりません
ラスガス山脈は、まっすぐ山頂に向かえば10分もかからずにクリアできるようなボリュームでした。
ホフマン遺跡のほうはというと、原作とギミックが大きく変わっていて、20分ではなかなか攻略しきれないほどの難易度になっていました。
私はなんとしてでもホフマン遺跡のボス部屋にたどり着こうと、雑魚モンスターは避けに避けまくって、連戦が発生した時には逃げたりして…
と無理やり突き進んだら、ぎりぎりボス撃破まで行けました。(それでもボス戦後のイベントを見終えるところまではいけなかった
オペラが仲間にいたので、もしかしたらあの後スターオッサンことエルネストが出てくるイベントまで遊べたのかも?
ボス撃破後までしっかりプレイできた方のプレイレポートが見たいですね。
レナのペンダントが光る場面で、いつもと違うレナの立ち絵が用意されていたので、他にもこういうのがあるかもしれません。
まとめ
体験版も楽しかったし、やり込みも増えたし、ますますSO2Rが楽しみになりました!
しかし、今のままだとちょっと「ん?」ってなる部分があるので、出来れば製品版では修正されていると嬉しいですね。
TGSでプレイ後のアンケートを募集していたので、そこの要望にも書いてみましたが、発売までにどこまで反映されるのか分かりません。
発売後のアップデートとかでなんとかなる!……かなあ?
SO2R発売まで、あと1か月ちょっととなりました!
まだ体験版をプレイされていない方は、体験版をプレイしてイメージトレーニングをしておきましょう!!