今回は「蒼い世界の中心で」というweb漫画の紹介です。
蒼い世界の中心で(通称セガチュー)は2007年から連載開始し、現在も連載中という10年以上の歴史を持つ漫画です。
このゲームをひと言で紹介すると「ゲームソフト擬人化漫画」です。
ゲームハードの擬人化ならいくつか見たことありますが、ソフトの擬人化はなかなか見ないのではないでしょうか。
あらすじ
セグア王国に住む主人公の少年・ギアは、5年前に自身の住む村を壊滅させた、ニンテルド帝国に闘志を燃やしていました。
そして、同じ境遇の幼馴染のティル、義妹ネルと共にひっそりと山奥で過ごしていました。
ある日、ギアはティルと共に、いつものように狩りに出かけると、ニンテルド帝国の紋章が入ったナイフを発見。
と、そこへニンテルドの兵士が4人通りかかります。
ギアとティルは難を逃れますが、兵士が歩いて行った先の川には、ネルがいました。
ティルは「ネルを助けに行こう」と言いますが、ギアは実際に敵を前にすると腰が引けてしまい、
「ニンテルドに挑むにはまだ時期じゃない」と返します。
そんなギアを見て痺れを切らしたティルは、
「オレはアニキ(ギア)のこと、尊敬してない」
と言い残し、一人でネルを助けに向かいました。
1人取り残されたギアは、村が壊滅した日のことを思い出しました。
あの日なにも出来なかった自分。
でも、今ならニンテルド帝国と戦える力を持っています。
そこへ舞い込んだティルの悲鳴。
それが引き金となり、ギアは2人を助けるため、川に向かいます。
ギアが駆けつけると時は既に遅く、ティルは無惨にもニンテルド兵の剣で体を貫かれていました。
ギアはそんな彼の姿を見、兵士4人をあっという間に倒してみせました。
ギアの活躍を見届けたティルは最後の力を振り絞り
「アニキは前に進んでくれ」「活躍するところをもっと見たかった」
そう言って息を引き取ります。
親友を失ったギアは「もう逃げたりしない」
そう誓って、義妹ネルと共にセグアの王都に向かい、打倒ニンテルドに向けて歩き始めるのでした――。
…と、いうのが第0話の内容です。
第1話じゃなくて。プロローグのようなものです。
キャラクター紹介
最初に書いたように、この作品はゲーム擬人化漫画なので、登場するほとんどのキャラクターには元になったゲームが存在します。
ここではその一部を紹介させていただきます。
<セグア王国>
・ギア
第1部の主人公。足が速さが自慢。
元ネタ:ソニック・ザ・ヘッジホッグ
・ネル
ギアの義妹。超共感(オンライン)と呼ばれる能力を持っている。
元ネタ:ファンタシースター
<ニンテルド帝国>
・マルクス
配管工から成り上がったニンテルドの帝王。
元ネタ:マリオシリーズ
・ゼリグ
謎解きが得意なニンテルドの知将。
元ネタ:ゼルダシリーズ
・カーヴァイ
1つだけ他者の技を完全にコピーする能力をもつ。
元ネタ:星のカービィ
<エリール共和国>
・ミョムト
基本的に「はい・いいえ」しか話さない勇者。
元ネタ:ドラゴンクエスト
<スロヴィア王国>
・クリスタル
大陸一の美貌と強さを誇る王女。
元ネタ:ファイナルファンタジー
個人的に分かりやすいかな?と思った、キャラクターを挙げさせていただきました。
他にも有名ゲームが元ネタのキャラはたくさん登場しており、そのキャラクターの元ネタが何であるかを予想する。
そんな楽しみ方もこの作品ではできます。
まとめ
基本的にゲームの歴史に沿ってお話が展開されるこの作品。
ゲーム史の勉強にも活用することが可能です。
この作品のお陰で、私もいろんなゲームについて知ることができました。
擬人化漫画なので少々とっつきづらさを感じる方もいるかもしれませんが、ふつうの少年漫画として楽しむのもアリです。
まずは試しに第0話を読んでみていただきたいです。
蒼い世界の中心では、現在連載中の第5部が最終章となりますので、今から読めば一気に最後まで読むことができますよ!
ぜひぜひ読んでみてください!
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