※この記事は3DSで発売された「ブレイブリーデフォルトフライングフェアリー」及び、「ブレイブリーデフォルトフォーザ・シークウェル」の紹介記事です。
2025年6月6日に発売された「ブレイブリーデフォルトHDリマスター」の紹介は含んでおりませんので、ご注意ください。※
2025年6月6日に、Nintendo Switch 2と一緒に「ブレイブリーデフォルトHDリマスター」が発売されました。
これを記念して(?)、ブレイブリーデフォルトの紹介記事を書いていこうと思います。
- ブレイブリーデフォルトとは?
- ブレイブリーデフォルトってどんなゲーム?
- ブレイブ&デフォルト
- Dの手帳
- 音楽がすごい!
- フライングフェアリーとフォーザ・シークウェルの違いは?
- 今からブレイブリーデフォルトを遊びたい!
- まとめ
ブレイブリーデフォルトとは?
「ブレイブリーデフォルト」とは、2012年10月11日より、3DS用ソフトとして発売されたロールプレイングゲームです。
2013年12月5日には、完全版である「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」が発売されました。
ブレイブリーデフォルトは2009年にDS用ソフトで発売された「光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-」の主要スタッフ陣による新作RPGです。
光の4戦士と同じように、昔のファイナルファンタジーにあった「ジョブシステム」が採用されています。
ブレイブリーデフォルトってどんなゲーム?
ブレイブリーデフォルトでは、地・水・火・風の4つのクリスタルに守られた世界を冒険することになります。
4つのクリスタルの周りには、それぞれのジョブの力を操る「アスタリスク所持者」がいます。
その「アスタリスク所持者」を倒すことで、主人公たちは「アスタリスク」を手に入れ、新たなジョブを手に入れていくことになります。
この「アスタリスク」はFFで言うと「クリスタルの力」に当たるものですね。
主人公たちは様々なジョブの力を使って、クリスタルを守る冒険へと向かいます!
「クリスタル」と「ジョブ」と聞くと、いかにもFFっぽい印象を抱きますが、このブレイブリーデフォルトは「FFではありません」。
「FFではない」というワードは、開発スタッフからも繰り返し使われていた言葉ですが、この言葉の真の意味は物語の終盤に分かります。
もし現時点でブレイブリーデフォルトについて全然知らないのであれば、ぜひ何も知らない状態でプレイしていただきたいです!
ブレイブ&デフォルト
さて、このブレイブリーデフォルトを語る上で欠かせないシステムがあります。
それが表題の「ブレイブ&デフォルト」システムです。
ブレイブは「ターンの前借り」、デフォルトでは「ターンの貯金」ができます。
これだけ聞いても「????」という感じだと思うので、もう少し詳しく説明します。
まず、ブレイブリーデフォルトの戦闘はターン制となっています。
1ターンにつき1回しか行動できないという、ドラクエとかでもおなじみのアレですね。
ブレイブリーデフォルトでは、1回しか行動できないはずのところを「ブレイブ」で「ターンの前借り」をすることによって、最大4回行動をすることができます。
「じゃあ毎ターン4回行動しまくればいいじゃん!」と思われたかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
前述のとおり「ブレイブ」は「ターンの前借り」に過ぎないので、借りたものはちゃんと返さなければなりません。
本来1回しか行動できないところを4回行動した場合、前借りした3ターンを返さなければならなくなります。
つまり、そのキャラクターは次の3ターンではまったく行動ができなくなります。
そして、この「ブレイブ&デフォルト」は敵も使うことができます。
なので、3ターン身動きできないところを、敵が「ブレイブ」を使ってきて、あっという間に全滅…なんてことも起こり得ます。
「わかった!じゃあブレイブは使わなければいいんだ!」とお思いの方、ちょっと待ってください。
「ブレイブ」システムをお助けする「デフォルト」システムがございます。
「デフォルト」は「ブレイブ」と逆で、「1ターン何もしない代わりに、ブレイブポイント(行動回数)を貯めることができる」というシステムです。
「何もしない」と言っても、このデフォルトは他のゲームでいう「防御」の機能も兼ねてますので、敵からのダメージを軽減することもできます。
なので、「デフォルト」でブレイブポイント(行動回数)を貯めておいて、貯まったら「ブレイブ」で一気に畳みかける!
こちらがブレイブリーデフォルトの基本的な戦法になると思います。
「よっしゃ!じゃあデフォルトしまくって、ブレイブポイントを貯めまくるぞ~!」といきたいところですが、ブレイブポイントは最大3ポイントまでしか貯められません。
おまけに、ブレイブを使って行動できる回数は最大でも4回です。
戦況をよく見て、いつブレイブポイントを使うのか!?という読み合いが、ブレイブリーデフォルトの戦闘の面白いところです。
Dの手帳
さて、ブレイブリーデフォルトの紹介で欠かせないもう1つの要素が、この「Dの手帳」です。
「Dの手帳」は他のゲームで言うところの用語辞書です。
今まで出会ってきたキャラクターの紹介や、手にしてきたアイテムなどの基本情報がここにまとめられています。
用語辞書と言いましたが、少し変わっているのは「Dの手記」という項目です。
この「Dの手記」には、この先主人公たちがどこに行くのか、何をするのかが記されています。
なんと公式がネタバレしちゃってるわけですね。
物語の序盤に入手できるアイテムなんですが、結構先のことまで書かれちゃっています。
「ネタバレ」と言っても、めちゃくちゃ事細かに書かれているわけではないので、「ネタバレ駄目ゼッタイ!」な方も読んでも問題ない内容になっています。
記憶喪失の青年、リングアベルが持っていた「Dの手帳」。
一体なぜこの手帳には、未来に起こることが書かれているのか?
それは物語の後半で明らかになります。
明らかになるその時まで、主人公のティズたちと一緒に、Dの手帳に導かれながら冒険を進めていきましょう!
音楽がすごい!
ブレイブリーデフォルトのすばらしさは、音楽にもあります!
ブレイブリーデフォルトの楽曲はSound Horizon/Linked HorizonのRevo氏が担当しています。
私はあまり詳しく知らないのですが、TVアニメ「進撃の巨人」の主題歌を担当されていた方ですね。
街・フィールド・戦闘など、すべての場面でRevo氏の楽曲を聴くことができます!
ブレイブリーデフォルトでは「必殺技」というシステムが存在し、主人公メンバー4人それぞれに必殺技BGMが用意されています。
その必殺技BGMは、各キャラのイメージに合った楽曲となっており、大変すばらしいです!
私が特にすごいと思った曲は、ラスボス戦のBGMです!
この曲のすばらしさは、実際にプレイしたほうが伝わると思いますので、まだプレイしたことのない方はぜひぜひプレイして聴いてみてください!
フライングフェアリーとフォーザ・シークウェルの違いは?
最初にブレイブリーデフォルトには、1作目の「フライングフェアリー」と完全版の「フォーザ・シークウェル」の2つがあると言いました。
完全版の「フォーザ・シークウェル」では、何が変わったのかを紹介します。
・セーブデータが3つまで持てるようになった
・オートセーブ機能が付いた
・強くてニューゲームができるようになった
・難易度選択ができるようになった
・エンカウント率を調整できるようになった(敵に会う確率を上げることも、まったく敵に会わないようにすることもできる)
・一度見たイベントをいつでも見られるようになった
・サブシナリオが増えた
・さらなる強敵と戦えるようになった
細かいものを挙げればまだまだたくさんありますが、大体こんな感じです。
今から買うならフォーザ・シークウェルにしておけば間違いないですが、初代のフライングフェアリーでも十分に楽しめます。
実を言うと、私はフライングフェアリーのほうが話のまとまり方としては好きだったりします。
フォーザ・シークウェルで追加されたシナリオも面白かったですが、なんか無理やりねじ込んだ感を感じてしまったというか…
まあ、これは初代から遊んでた身としての感想なので、今から初めて遊ぶならフォーザ・シークウェルでも大丈夫だと思います。
今からブレイブリーデフォルトを遊びたい!
前項で「今から初めて遊ぶなら、フォーザ・シークウェルのほうが良いと思う」とお伝えしました。
しかし、ブレイブリーデフォルトをより深く楽しみたいのであれば、今から3DS版をやるのはあまりオススメできません。
なぜなら、3DSのオンラインサービスは2024年4月9日に終了してしまったからです。
「1人用のRPGなんだから、オンライン要素とか関係なくない??」と思われたかもしれません。
しかし、ブレイブリーデフォルトのそもそものコンセプトは「みんなと遊べる1人用RPG」です。
コンセプト通りのゲームを遊ぶには、オンラインサービスは必要不可欠なのです。
「いやいや、意味が分からん」と思われたと思いますので、もう少し詳しく解説します。
ブレイブリーデフォルトでのオンライン要素は、大きく2つあります。
・自分が設定した技の配信
・ノルエンデ村の復興
「自分が設定した技の配信」は、自分がゲーム中で繰り出した技を、別のプレイヤーが使うことができるシステムです。
戦闘中ピンチになったときにでも、ほかのプレイヤーが設定した技を繰り出して助けてもらう~といったお助け機能ですね。
こちらは別にできなくなっても、ゲーム進行には問題ないと思います。正直最初にお試しで1回使っただけだったと思う。
今からプレイすると困るのは「ノルエンデ村の復興」のほうです。
こちらは「すれちがい通信(オンラインも可)」ですれ違ったほかのプレイヤーを自分の村に呼び、崩壊した村の復興を行ってもらうというものです。
村の復興はゲーム起動中(スリープモードでも可)に行われますが、人数が多ければ多いほど復興が早く終わります。
村の復興を完全に終わらせたいのであれば、すれ違い通信は絶対にやったほうがいいです。
今からオフラインのすれ違い通信をしようとしても、10年以上前のソフトなので、あまりすれ違うことは期待できないでしょう。
すると、頼りになるのはオンラインでのすれ違い通信ですが、こちらは現在利用することができません。
「じゃあどうしようもないじゃないか!」とお思いの方、ご安心ください!
すれ違い要素などの不安も解消し、さらにミニゲームなども追加された「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリーHDリマスター」が2025年6月6日に発売されました!
「今からブレイブリーデフォルトを完全に楽しみたい!」という方はこのHDリマスター一択でしょう。
HDリマスターはタイトルが「フライングフェアリー」になっていますが、内容は完全版の「フォーザ・シークウェル」をベースにしたものとなっているようです。
なんか回し者みたいな感じになってしまいましたが、今からブレイブリーデフォルトを遊びたい方は、
・1~10まで遊びつくしたい!⇒HDリマスター(Switch2)
・7~8くらい遊べればいいかな⇒フォーザ・シークウェル(3DS)
・ストーリーが大体分かればいいや⇒フライングフェアリー(3DS)
こんな感じで選んでいただければいいかと思います。
まとめ
私はブレイブリーシリーズは「光の4戦士」の頃から追いかけているんですが、現行機で遊べる環境ができて大変うれしいです!
初めて遊ぶ方も絶対に楽しめるゲームなので、未プレイの方もぜひぜひ遊んでみてください!!
昔のFFのジョブシステムが好きだった方には、きっと楽しめるゲームだと思いますよ!
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