なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

小説版スターオーシャンブルースフィアの紹介②

sonicx861.hatenablog.com

前回は梅村氏が書かれたスターオーシャンブルースフィア(以下BS)の小説版を紹介していきました。
今回はもう一方の電撃文庫から発売された、竹内誠氏が書かれた小説版BSを紹介していきたいと思います。

主人公はクロード

こっちの小説版ですが、主人公はなんとクロードです。
「クロードってゲーム終盤からしか参戦しないけど、それがなんで主人公になれるんですか?」と、当然そういった疑問が浮かぶかと思います。
これについてなんですが、この小説はエディフィスでウイルスに感染したクロードが快復したところから始まります。
で、仲間たちに今までの経緯を聞くことで、物語の前半~中盤あたりまでのお話がダイジェストでお送りされていきます。
そして事情を理解したクロードが、リヴァルをやっつけに行く~という流れになるんですね。
1番遅れて来たというのに主役の座を奪うとは、恐ろしい奴ですね。

最終メンバーはクロード・レナ・セリーヌ

リヴァルを止めに行くメンバーは上記の3名です。
SO2のトリオといえば、やっぱりこの3人と思いますので嬉しい編成ですね。
で、その間ほかのメンバーはなにをやっているのかというと、エディフィスの調査をしています。
明らかに文明レベルに合わない機械(ギフト)が存在していたり、エディフィスという惑星はなんか変なんですね。
そういったところをエルネストを中心に調査することになります。
そして調査の結果、判明したのは……

「マザー」は元々は宇宙船のコンピュータ?

リヴァルの背後に居た黒幕、エディフィスのマザーコンピュータの正体。
エルネストらの調査の結果、もともとは脱出船の管理コンピュータだったことが分かります。
そこから先は人類存続のために「それ以上の文明を持ったら危ないで!」と、人々が一定以上の文明を持ったら滅亡させ、生き残りがまたある程度の文明を身につけたらまた滅亡させ……といったように、惑星の文明をコントロールしていたことが明らかになります。

もともと宇宙船のコンピュータだった、というのは原作ゲームでは特に語られていなかったと思うんですが、SO3の設定資料集にもそれっぽいことが語られています。
これは小説版からの逆輸入設定なのでしょうか。
知らんので詳しいことは詳しい人に聞いてください。

まとめ

前半はダイジェストで送られるこちらの小説版ですが、その分エディフィスの秘密に迫るパートががっつりと描かれています。
エディフィスの人間とエディフィアンでは遺伝子構造が異なっていて、これは一体なぜなのか?など、理由がだんだん明かされていく感じが面白いです。
ゲームをプレイしていた時には特に疑問に思わなかった点にも気付けたりしますので、こちらの小説版もオススメです。

エクスペルが既に銀河連邦に加入していたり、原作ゲームと設定が異なっている部分もあるのですが、これはSO3発売前に出た作品なので、そのあたりは仕方ないのかな~、と思います。
ぜひ以前紹介した小説版と合わせて、こちらの作品も読んでみてください~。

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