なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

MOTHER3をクリアした感想。

MOTHERシリーズといえば。
・1、2はアドバンスでやった。(でも数年前のことなので、内容はうろ覚え)
・リュカって子が主人公なんだよね?(スマブラ知識)
・なんか1、2と比べて3は賛否あるっぽい?

大体こんな感じの印象だった私ですが、昨日マザー3をクリアしましたので、感想を書いていこうと思います。

クリア時間、レベルとか

クリア時間は29時間くらい。
レベルはリュカが57でした。
私はストーリーが進むたびにちょくちょく寄り道をしまくっていたため、ふつうにプレイしていたらもうちょっと早くクリアできると思います。

バトルについて

マザー3には攻撃中にリズムに合わせてタイミングよくボタンを押すと、ヒット数が稼げる「サウンドバトル」というものがあります。
これは言い訳になってしまうのですが、私はこのマザー3を配信しながらプレイしていたので、多少遅延が発生してボタンを押すタイミングが合わず、このシステムの恩恵を受けることはほとんどできませんでした。
(一応最高で11hitまではいきました)
とは言っても、このシステムを使いこなせなくても十分にクリア可能な難易度なので、そんなに無理にやる必要もないと思います。

難易度についてマザー1、2は「うーん」と思うところがありましたが、3は結構いい感じの難易度に感じました。簡単すぎず、難しすぎずで。
それでも「これはちょっと子どもには難しくないか?」と感じる場面もありましたが…
当時のお子さんたちはこのゲームをクリアできたんでしょうかね?

ストーリーについて

ここからめちゃくちゃネタバレも書いていきます。
未プレイの方はご注意ください。



「マザー3は鬱ゲー」という話はたまに耳にしていましたが、まさか第1章で母親が亡くなり、兄も行方不明になるとは…。
マザーといえば家に帰って、ママの手作り手料理を食べて回復…という印象が強かったので、出だしが結構暗めのストーリーで始まってビビりました。
ヒナワの訃報を聞いて、それまで一切台詞がなかったフリントが焚き木を無言で振り回すシーンなんかは、かなり印象に残ってます。
喋らない系主人公の扱いがすごく良いゲームでした。

最後のリュカVSクラウスの演出も、じん・・・と来たし(フランクリンバッヂの使い方がオシャレでした)、個人的に満足感はかなーり高いです。
が、ストーリーでちょいちょい疑問に思う部分が残っていたり。
以下はその疑問点について、書いていこうと思います。

結局ヨクバ(ロクリア)はなんで裏切ったの?

特に語られることなく終わった気がします。
ストーリー終盤に、実は最後のマジプシーだったことが明らかになるヨクバ。
クラウスのバレバレっぷりに気を盗られて、こっちは全然気づかなかったので、ビックリしました。(伏線はいろいろとあったみたいですね)
マジプシーと言えば外見がオカマの印象が強かったんですが、何があって脱オカマしたんでしょうね。

タツマイリ村にしあわせのハコをバラまいていたのも、人間たちにかつての過ちを繰り返させるため?
自ら「その時」を作り出したくて、ポーキーも利用していたとか?
いろいろ考えてみましたが、断片的な情報しかないので、確信がないですね。
「ご想像にお任せします」ということでいいんでしょうか。
あと、ペット(?)のネズミに「自分には優しかった」という台詞がありましたが、サルサやリュカたちへの扱いを見るに、とても信じられなかったですね…。

ノーウェア島は物語の世界?

ストーリー終盤にリダさんの語りで、この世界は、1度滅びてしまった世界から逃げ出した人たちが創った、「全ての人物に役割が与えられた世界」ということが明らかになります。
私はこの話を聞いて、正直「リュカにはあんまり関係ない話じゃない?」と思いました。
というのも、リダさんの語りの中で、この世界が創られた時「クマトラは赤ん坊だった」と言っています。
と、いうことはクマトラよりは年が下であろうリュカは、この世界が誕生してから産まれた子ということになります。
だからリュカやクラウス(それに同年代の子たち)は、あらかじめ役割を決められた人物ではなく、これからどんな子に成長するのか分からない、可能性のたまごだったんじゃないかなー、と。
「役割が決められた人物」という枠の外にいたからこそ、リュカやクラウスがPK LOVEの使い手に選ばれたのかな?とかね。

この世界で生まれたリュカは、滅んだ世界のことなんて知らないので、今いる世界こそがリュカにとっての「真実」です。
まあ、リュカにとって関係がある部分があるとするなら、フリント&ヒナワの両親についてですかね。
両親の愛情も、ひょっとして作り物だったのかー?みたいな。
でも、作中の描写からフリントがヒナワのことを愛していたのは間違いないし、3年間も行方不明のクラウスを探し続けていたことを見ても、息子たちに向ける愛情は間違いなく「本物」でしょう。
タツマイリ村には他にもいろんな大人たちがいたけど……、うーん、まあ、家族の愛が本物なら十分じゃない!?
という考えから、私は「リュカにはあんまり関係ない話じゃね?」と感じました。
………でも、周囲の人が物語の登場人物みたいな存在だったら、やっぱりリュカにも関係ある話かなあ?????(急に考えを変えるな

ダスターの持ってたたまご、結局最後まで使わなかった

序盤では「重要なもの」とだけ説明されていて、終盤で「元の世界の記憶が封じられているたまご」と明らかになったハミングバードのたまごですが、結局最後まで使いませんでしたね。
結構このたまごを巡って冒険してた時もあったのに…。
スターオーシャン2の古文書みたいなもんだと思っておけばいいんでしょうか。

ハリを抜いた後、世界はどうなったの?

これこそ「ご想像にお任せします」という部分ですが…。
最後のハリを抜くかどうかという選択肢で、私は「いいえ」を選んだんですが(とりあえず「いいえ」を選びたくなる病なんだ)、リュカはプレイヤーの言うことを無視して、ハリを抜いてしまいました。
そしたら世界崩壊が始まったので、「ひょっとして私が"いいえ"を選んだせいか?」とちょっと焦りました。
調べたところ、ここの選択肢はどちらを選んでも同じ結末になるみたいですね。
あー、よかった。俺は悪くねえ。

世界が崩壊したのが「私の心が映し出されてしまったせいか?」とプレイ時は焦ってしまった私ですが、前述のとおりハリを抜いたのは「私(プレイヤー)」ではなく「リュカ」です。
ということは、ドラゴンには間違いなくリュカの心が映し出されているのでしょう。
エンディング画面は真っ暗で世界がどうなったのか分かりませんが、リュカの心が映し出されたのであれば、そう悪い結果にはなってないと思います。
みんながプレイヤーに向かって感謝の気持ちを述べてたし。

もしかして、スタッフロールの前のキャスト(登場人物紹介)は、リュカの創った新たな世界の登場人物紹介なんじゃ?とかね。
だったら、ヒナワさんとクラウスも生き返ったんじゃ…とかは、さすがにご都合主義すぎるかなあ。
キャスト紹介で両親の元に歩いて行って、最後はリュカと一緒に駆け出していくクラウスを見てたら、この家族は平穏に過ごしてほしかったなあ…と思いました。
ちくしょう、ポーキーめ…
(でも最後、永遠にぜったいあんぜんカプセルから出られなくなったのは、流石にやりすぎでは?とちょっと引いた)

まとめ

ちょっとストーリーが回収しきれてない感があるところが気になりますが、ラストバトルが良かったので、それだけでも私の中では満足感が大きいです。
1・2とは雰囲気が違いましたが、3も名作であることは間違いないです。
マザーらしくないかもしれないけれど、ところどころマザーらしい部分もある。
3の印象はそんな感じでした。

オリジナルのGBA版はプレミアが付いていてちょっと高いですが、今はWiiUバーチャルコンソールで遊ぶこともできます。
当時遊んだ方もそうでない方も、ぜひぜひ遊んでほしい作品でした~。
エンディングまで泣くんじゃない!


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