なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

久しぶりにスターオーシャン4をクリアした感想。

sonicx861.hatenablog.com
↑前回の記事でSO4の紹介を書きましたが、今回は私の感想も含めた感想記事を書いていこうと思います。
前回の紹介記事と違って今回はネタバレ込みで書いていきますので、未プレイの方はご注意ください。
SO4を遊ぶのは4年ぶりくらいだったのですが、意外と忘れていることも多かったです。

クリア時間、レベルなど

以前はPS3版でプレイしましたが、今回はPS4のHDリマスター版でプレイしました。
難易度はギャラクシーで、クリア時間は43時間くらい。
パーティの平均レベルは60くらいでした。
(確実に勝てるように少々レベル上げをしたので、実際はもうちょい低くても勝てます)

ストーリーについて

言われているほど悪くはないんじゃないかなあ、という印象。ていうかシリーズで1番話がまとまっているまである。
まあ、EnⅡのストーリーが短いせいか、終盤あたりはお話が唐突感がありましたけどね…。

本来の脚本だとDISC11枚分の長さになる予定だった(※スタッフインタビュー談)みたいなので、そのあたりの影響なのかなあ、と。
それを思うと、よくDISC3枚(※Xbox360版)にまとめきったなあ、と思います。
ただ、脚本が短くなった煽りを食らってか、最後の仲間のエイルマットのイベントがちょっと少なかったように感じます。そこは惜しかったですね。

戦闘について

SO4のボスバトルは、条件が揃うとボスが弱点を出してきて、そいつを殴る、という繰り返しパターンが多いです。
倒し方が分かっていないと、滅茶苦茶に時間がかかることもしばしば。
私も初見のボスは、倒すのに1時間以上かかることも珍しくなかったです。
なので、ぶっちゃけボスより通常戦闘のほうが楽しかったりします。

SO4の戦闘で特徴的なものといえば、やはりサイトアウトシステム。
こいつを使いこなせないと敵が結構固かったりで大変です。物語が進むと「サイトアウトカウンター」なんてものを持っているモンスターも出てきて、これまた大変です。

ストーリー後半に出てくるファントム兵8連戦なんかは「スタッフは本当にテストプレイをしたのか?」と疑ってしまうくらい難易度が高いです。
この戦闘ではファントム兵が銃をバカスカ撃ってきて、何も出来ないままメンバーが戦闘不能→生存してるキャラクターに蘇生アイテムを投げさせようとするも、銃撃で阻止される→結局全員戦闘不能になってケームオーバー
……なーんてパターンもよくあるのではないでしょうか。

まあ、こういった一部のバトルを除いては楽しかったです。

キャラクターついて

それぞれのキャラクターについての印象をつらつらと書いていきます。

エッジ

大好き僕らの船長エッジさん。
好き嫌いがちょっと分かれるキャラクターをしていますが、私はかなり好きと言えます。
基本ポジティブで人当りもいいので、クルーにも愛されていましたね。
レイミのシャワーシーンに鉢合わせた時も、「やあ、レイミ。大きくなったな」と、バスタオル1枚のレイミの胸に向かって話しかけるという、強靭なハートの持ち主である。

エッジが嫌われる1番の要因は、やはりあのウジウジ期の影響が大きいのかな?と思うのですが、あれはエッジさんの真面目すぎる性格が災いした結果なので、そこんとこは許してやってほしい。
まあ、「だとしても長すぎる」と言われたら「そうだね」と言うしかない。

レイミ

最初から最後まで頼りになるエッジの相棒。
頼りになりすぎて、戦闘面ではエッジよりもレイミのほうが強いだとか言われたり言われなかったり。
上記エッジのウジウジ期も、レイミが代わりに取り仕切ることでなんとかしてくれましたね。偉い。

ただ、ひょんなことでエッジとケンカして、仲直りのしるしにデコチューをしてもらっただけで許してしまったり、最序盤のPAで「この花よりレイミのほうが綺麗だ」と言うだけで、エッジと同室になることを許してしまう結構なチョロインである。
歴代ヒロインの中で、最も攻略し甲斐のない子かもしれない。

しずかちゃん並にお風呂に入っている印象があったけれど、実際のシャワーイベントは2回だけだったので、意外と少なかった。

フェイズ

「さすがです、エッジさん!」」
最近気付いたんですが、この人めっちゃいい声ですね。(遅い)
エッジさんを大変慕っており、たとえエッジさんとの手合わせで勝利をしても、その姿勢を変えない大変良い子です。
レイミ同様、非常に頼もしいカルナスのクルー。

改めて見ると、エッジさんとフェイズって真面目すぎるところとか、結構似ている点もあるのかなー、と思いました。
フェイズの場合、真面目さが行き過ぎて「よっしゃ!宇宙滅ぼしたろ!」というところまで行っちゃいましたが、立場が違えばもしかしたらエッジさんと「逆だったかもしれねえ…」なんてことになっていたのかもしれませんね。

動機が「悲しむ人が居なくなるように、いっそ宇宙ごと壊したれ!」だったので、ある意味歴代ラスボスで1番分かりやすい動機なんじゃないでしょうか。同時に1番理解しちゃいけない動機でもある。(理解したら私がミッシングプロシージャになってしまう)
エンディング後はリムルと平和に暮らしててほしいですね。

リムル

リムルは幼少期の出来事から外見・精神年齢が6歳で止まっているというキャラクターです。
表情もあまり動かないので、感情の浮き沈みも人より小さいのですが、それでも「あ、今泣きそうな感じになってる」とかちゃんと分かるあたり、声優さんの技量がすげえなあ、と思いました。

SO4はエッジとレイミよりも、フェイズとリムルの関係のほうがストーリーに大きく関わってくるので、影の主役と言ってもいいかもしれませんね。
エンディングでちょっと身長が伸びていましたが、成長期過ぎてそうだし、今後も伸びる予定があるのか気になる。

バッカス

姓はD-79ですが、本名は別にあるんですってね。この設定すっかり忘れてました。

こう見えて愛妻家だったり、メイドさんにドキドキしたり、意外と人間らしい人です。
「使命を終えるまでは妻とは会わない」をエンディングまで貫きます。
私的には「会いたいならさっさと会えばいいじゃん」と思ってしまうのですが、バッカスのこういう使命に真摯なところに奥さんは惹かれたのかもしれませんね。

エンディング後には人間の姿に戻り、娘さんも誕生している模様。
バッカスの娘については、アナムネシスにて!

メリクル

1以来のレッサーフェルプールの仲間入りです。オカリナを持っていたり、しょっちゅうフェザーフォルクを追いかけ回したりで、ペリシーを意識した部分も多そうですね。
しかしペリシーは手も獣化していたのに対し、メリクルはヒューマンと同じ手をしています。しかもアイテムクリエイションのスキルは「細工」と…。
これはツッコんでもいいところなのでしょうか。

メリクルで少し意外だったのは、エッジに仲間以上の感情を抱いていたということ。思ったよりエッジのこと大好きでしたね。
エンディング後はイレーネ様の家に住んでいる様子なので、クロウとの関わりも気になるところです。

ミュリア

今作のえっちなお姉さん枠。胸もめっちゃ揺れる。
今回のえっちなお姉さん枠には、なんと未亡人設定まで足してきました。
しかも旦那の名前が「ルシオ」って…。

ちょっとした勘違いから仲間になりますが(言うほど"ちょっと"か?)、誤解が解けてからもエッジさんのお世話をしてくれる良いお姉さんです。
最愛の人を亡くした悲しみを乗り越え、強く生きていくことを選んだまさに「いい女」ですね。今回のプレイで1番好きになりました。

サラ

たぶんSO4で1番嫌われているんじゃないかと思う(ひどい)
かくいう私も初プレイ時は「は?」と思いながらプレイしてました。
でも2周目からはそんなに気にならなくなりましたね。慣れですよ、慣れ。

サラのキャラクターが気になったあなたも、試しに2周目をプレイしてみてください。きっと以前よりは気にならなくなってると思いますよ。……え?既に2周以上してるけど、別に変わらなかった?そ、そう………

エイルマット

セクシーな東地宏樹。序盤のほうから登場していますが、実際に加入するのはかなり後半です。
フェイズと入れ替わるように加入しますが、フェイズのレベル・BEATなんかはエイルマットにそのまま引き継がれますので、安心してください。

最初のほうにも書いたように、最後に加入する人ということもあって、もう少しイベントが欲しかったかなー、と思います。
エッジや他の面々を「仲間」と認めたのが、やたら急に感じました。
エンディングでガガーンさんたちに「よっ✋」ってやってて、同胞にはフランクなんだなあ、とか思ってましたが、よく考えたらこれはエルダー式の敬礼でした。

まとめ

ウジウジ期のエッジさん、一部のキャラクターの喋り方、キャラのモデリング、一部の寒いプライベートアクション、一部のめちゃくちゃ長いイベント…等々に耐えられれば、ふつうに楽しめるゲームだと思います、SO4。
お時間がある方は是非ともプレイしていただきたいゲームです。

SO4はこれまでのシリーズの中で一番古い年代のお話のため、「スターオーシャン0」と言ってもいい作品なんですが、それだけに過去作のリスペクト要素が多いのも、また魅力だと思います。
SO5にもこのリスペクト感が欲しかったですね(コラ
SO6はちゃんとやってくれることを期待しています。

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