今回は「スターオーシャン そして時の彼方へ」という漫画作品の紹介です。
こちらは「スターオーシャン1」の漫画版で、1998年に少年ガンガンにて連載されていました。
作者は かぢばあたる先生です。
漫画版の特徴
・メインキャラクターはラティ・ミリー・ロニキス・イリアの4人だけ
・過去ロークに飛んだ際のパーティの分割がない
・過去ロークのストーリーはほぼダイジェスト
・ゲーム版ではあまり語られないラティの心理描写が描かれている
・ロニキスのキャラクターが原作と全く異なる
全1巻ということもあって、シナリオのカットが目立ちますが、
パージ神殿・旧異種族・魔王アスモデウスなどなど、ゲーム中の重要なポイントはしっかり押さえてあります。
また、SFC版ですと、カスタマイズは「オリジナリティ」のタレントが必須となるのですが、イリアはこのタレントが開花しないので、イリアの武器はロニキスが作成することになります。
そのような描写がこの漫画版にも存在し、ロニキスが作ったナックルをイリアにプレゼントするシーンがあったります。
ゲームをプレイした人ならニヤリとしてしまいますね。
また、過去ロークから帰還後、ドーンがパーティに再加入しない件については
「ラティがドーンをベッドに縛り付けて置いてきた」という、とんでもない理由が語られています。
SFC版では特に語られませんでしたが、まさかそんな理由だったとは…
(ちなみにPSP版ではロニキス・イリアの再訪時、1人別行動をしていたからという理由になっています)
そのほか
上記の通り、この漫画版ではメインキャラが4人だけの登場になるのですが、巻末とカバー裏にオマケ漫画が存在します。
それぞれ強さを追い求めるシウス・ティニーク。
それと、アシュレイから皇龍奥義の伝授を受けるラティが描かれています。
作者のかぢば氏曰く
「この2人(シウス、ティニーク)はマジで描きたかった」とのこと。
短期間の連載だったのが非常に残念です。
ミリー先生に法術を教わるロニキスさんとサポートするイリアさん。ラティはロニキスさんの鎧のメンテ中。ファイアボルトが想定外の火力でビビる三人。 pic.twitter.com/YgTodl6Wc4
— かぢばあたる (@gdkakrDDIKYpMbQ) June 27, 2019
スタオー1クリアメンバーで一枚。ほんとはもっと描きたいシーンあったけどネタバレ気味になるので自粛。ICやら特技やらで持ち物が半端なく増えてしまった一行。 pic.twitter.com/yFUS6yQQOx
— かぢばあたる (@gdkakrDDIKYpMbQ) December 18, 2019
アナムネシスやSO1FDRの配信をきっかけに、かぢば先生は現在でもSOのイラストを描いてくださっています。
「旅の一幕」を感じさせる構図が大変素晴らしいです。
まとめ
全1巻でありながら、SO1の重要なポイントはしっかりまとめられているこの作品。
「忙しい人向けのSO1」と言ってもよいのではないでしょうか。
「SO1ってどんなお話?」という方にもオススメの作品です。
機会があれば、ぜひぜひ読んでみてください!