なくらの冒険の書。

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ドラクエ7のストーリーを振り返る⑦【ユバール編】

sonicx861.hatenablog.com

(↑前回はコチラ)

 

ドラクエ7のおさらい第7回目です。

今回は神を復活させる使命を持つ民族・ユバールのお話です。

滅びた原因・ボス

【滅びた原因】

ライラとジャンが結婚して、精霊の力が弱まってしまったため(?)

 

【ボス】

なし

 

登場人物

・ライラ

ユバール族の踊り子。

生まれた時から大地の精霊のアザがあったため、踊り子となった。

 

・ジャン

トゥーラの弾き手。

ライラの婚約者でもある。

 

・族長

ユバールの民の長。

PS版では、ムービーの最後にシブい顔を見せてくれる。

 

『キーファが自分の信じる道を歩いてるですって?

 あれはワガママって言うのよ。』

 

オリジナル版からの変更点

ユバール編での変更点といえば、やはりPS版のムービーの部分でしょう。

「恐怖のムービー」とまで言われてしまったあのムービーが、かわいらしい3Dポリゴンで描かれることになりました。

ちなみに、PS版ではムービーの最後を族長の顔のどアップで締めていましたが、3DS版・スマホ版では再現されていませんでした。ちょっと残念。

 

大体のお話

  • 主人公たちはユバール族の神の復活の儀式に同行するが、まだその時ではなかった
  • ユバール族はアザを持つ者同士が結ばれてはならないという掟があるが、実はジャンにもアザがあったため、ジャンは一族を去ることになった
  • ライラに惚れたキーファは、一人過去に残り、パーティから外れた

 

現代

  • 過去にユバール族がいた大陸には、発掘現場ができていた
  • ユバール族は現在、復活した大陸にはいなかった。

 

感想

このエピソードでは、旅の仲間であるキーファとの別れが描かれます。

キーファにビバ・グレイプを持っていくシーンは、何度見てもひどいですね。

「ライラさんと飲もうぜ!ビバ・グレイプを持ってきてくれ」→持っていく→「よっしゃ、俺が渡してくるぜ」

一体なんなんでしょうか。最初から自分で取りに行けって話ですよね。

 

しかもそのあとジャンがやってきて、テントを追い出されそうになります。

ジャンから見たら、見知らぬ男2人が自分の彼女とお酒(たぶん)を飲んでいるっていうシチュエーションですからね。そりゃ怒りますよ。

という状況なのに、話術でジャンの怒りを静める主人公は一体何者なんだ。

ここまで怒り狂っている男をおとなしくさせることが出来る人は、恐らくそうはいないでしょう。

 

なんやかんやでキーファはライラと親睦を深め、なんやかんやでユバール族と共に生きることを決めました。

別れ際に主人公たちに宛てた手紙を残していきますが、王様やリーサへのメッセージはいっさいありませんでした。

ただでさえ過去に残ることを、家族に自分の口から伝えない時点でどうかと思うので、せめて家族への手紙くらいは残しておいてほしかったですね。

 

考察

そんな感じで「せめて家族には自分で伝えろ」「国はどうするんだ」「教えはどうなってんだ教えは」と言われがちなキーファですが、ここではあえて好意的な解釈をしていきたいと思います。

そもそもユバールの大陸が滅びた原因についてですが、上記に"(?)"を付けたように、正直はっきりとした理由が分からないんですよね。

ユバールでは他の大陸のようにボスモンスターに襲われた様子もないのに、なぜ大陸がなくなっていたのでしょうか。

 

ここで描かれたエピソードから考えられる理由は、以下の3つです。

①ライラがモンスターに襲われたときにキーファが助けに入ったが、本来の歴史ではライラはここで死んでいた

②アザを隠し通したジャンとライラが結婚し、精霊の力が弱まってしまった

③ジャンがいなくなったことで魔よけのトゥーラも使えなくなり、ユバール族はそのへんのモンスターで全滅した

 

①・②については、主人公たちが過去に介入したことにより、解決したことになります。

しかし、③についてはこれから起こり得る未来のため、未解決の状態にあります。

ユバール族は戦士が不足しており、実際ライラの父・ダーツも、もともとユバールの人間ではありませんでした。

・ダーツは現在、病み上がりの状態である

・↑ていうかそのダーツは、ライラを守り通せるかどうかも怪しいところだった

・ジャンがいなくなり、魔よけのトゥーラも弾けなくなってしまった

こんな状態では、キーファがユバール族の行く末を案じるのも無理はないでしょう。

ライラに惚れたことも手伝って、守り手として残ろう!と考えたのも理解できます。

 

ただ、これでは「家族にはちゃんと説明しろよ!」という点が解決していないので、今度はこちらを考えていきます。

キーファが家族に伝えにいかなかった理由は、

①伝えたところで、絶対に許してもらえないと思ったから

②今ユバール族と別れたら、合流が難しそうだったから

③ダーツさんの実力があてにならないので、ちょっとでも目を離すとユバール族が滅びそうだったから

上記3点のいずれかでしょうか。

正直ゲーム本編だと①のように見えるのですが、ダーツさんはモンスター一体(たぶん)にやられそうになっているところをイベント中に見せてしまったので、案外③の理由なのかもしれません。

キーファが過去に残った理由について、ぜひみなさんの考察も聞かせてください!

 

なお、漫画版だと、キーファは主人公たちと別れたあとに、石版を拾うことになります。

その石版は、なぞの神殿に最初からはまっていたものと同じ形をしていました。

神殿に最初からはまっていた石版は、過去に残ったキーファが残してくれたものだったのです!

こういうニワトリが先かたまごが先かというストーリーは、タイムトラベルものらしくていいですね。

ていうかこれくらいのフォローがないと、キーファが過去に残る理由が正直弱いように思います。

 

【ユバールでの教訓】家族にはちゃんと、自分の口で伝えましょう。

 

 

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