(↑以前PS版を再プレイした時に書いた記事)
クロノトリガーはなんぼやってもいいですからね~
ということで、今回はスマホ版をプレイしました。
スマホ版について
①死の山
さて、スマホ版クロノトリガーと聞いて、みなさんが1番気になっているのはここではないでしょうか。


ストーリー終盤、「死の山の操作性」ですね。
私は1枚目の箇所は0敗、2枚目は5敗という成績でした。
アップデートの際に操作性が改善されたのか、決して「クリア不可」レベルではありません。
私がふつうにゲームコントローラーでプレイした時と、成績はそんなに変わらないと思います。
とはいえ、2枚目のほうが特に集中力を要したので、もう2度とやりたくありません。
まあ、エンディング回収のために強くてニューゲームをするので、もう1回やることになるんだけど(笑)
②バトル
次にバトルの操作性です。
気になったのは、
・技の演出中のキャラクターを回復しようとしたが、うまくタップできなかった
・敵の攻撃で体力が0になるキャラクターがいたので、すぐ蘇生しようとしたがうまくタップできない
この2点ぐらいで、ここさえ気を付ければ問題なくプレイできると思います。
また、私は今回、バトルモードを「アクティブ」にしてプレイしました。
ほかのスマホ版FFでは、スマホでやるには難易度が高すぎて途中で「ウェイト」にしちゃっていました。
ですが、スマホ版クロノトリガーでは最後まで「アクティブ」でやり通すことができました!
やり通すことができたのは、クロノトリガーはFFより「技の演出時間が長い」というところが大きいと思います。
というのも、そもそもバトルモード「アクティブ」というのは、「バトル中の選択画面を含めて、常にバトルの時間が経過する」というモードです。
しかし、この「アクティブ」モードには抜け道があり、キャラクターの技の演出中にはバトルの時間が止まるんです!
なので、クロノの「乱れ斬り」など、技の演出時間が比較的長めのものを選んでおくと、ほかのキャラクターはゆっくり技を選択することができるのです!
(※ゆっくりと言っても、「乱れ斬り」の演出が終わるとバトル時間が動き始めますので、それなりのスピードは求められます)
「スマホ版でのアクティブモードは無理!」と言っていた方も、クロノトリガーならアクティブでやり切れると思います!ぜひ挑戦してみてください!
ここで、アクティブモードでプレイして、私が特に苦戦したボスベスト3を紹介します。
3位 ニズベール
初めて原始時代に行って、ゲートホルダーを取り返すために戦うことになるボスです。
クロノの天攻撃で防御力をダウンさせ、そのすきに攻撃しまくるという戦法が基本になります。
しかし、ニズベールに天攻撃をすると定期的に「放電」をやってきます。しかも結構痛い。
防御力ダウン→攻撃しまくるまでの操作が間に合わず、ニズベールに満足に攻撃を与える前に放電される、ということが何度もありました。
2位 グランとリオン
デナドロ山で戦うことになるボスです。
「しんくうは」という強力な溜め攻撃を放ってきます。
この「しんくうは」はクロノの「かまいたち」で溜めを阻止することが可能です。
…なんですが、スマホの操作性では「しんくうは」の溜めをしている間に「かまいたち」を放つのが間に合いませんでした。
そんなわけで、「しんくうは」は毎回食らっていました。
ここで「アクティブ」はもうやめようかと、マジで諦めそうになりました。
1位 魔王
戦え!グランドリオン!
グランドリオンを修復し、カエルと共に戦うことになった魔王が1位です。
この方はふつうにプレイしても強いですからね。
スマホ操作のアクティブでは、マジでキツかったです。(5敗はしたと思う)
バリアチェンジは基本、こちらが攻撃をしないと変えてくることはありません。
なので、「バリアチェンジに合わせた攻撃が間に合わない」ということはありませんでした。
魔王に関しては、単純に回復が間に合っていなかっただけですね。
カエルのヒール(全体回復)で、HP管理に気を付けたらなんとか勝てました。
以上、私の「スマホ版クロノトリガー(アクティブモード)で苦戦したボスランキング」でした。
後半になるにつれ演出の長い必殺技が増えるので、後半は意外と苦戦しませんでした。
他に挑戦した方がいらっしゃいましたら、ぜひあなたのランキングも教えてください!
③アプリが起動しない
さて、このスマホ版クロノトリガーですが、とにかくアプリが起動しません。
・クロノトリガーのアイコンをタップする→たまに落ちる
・もう1度アイコンをタップ→なんとかアプリは起動したっぽいが、真っ暗画面のまま動かない
・やっとデータのロードまでこぎつけたと思ったら、やはり真っ暗画面から動かない
スクエニのFF・ドラクエのアプリはいろいろやってますが、ここまで起動しないのは初めてです。
「スーパーファミコンの実機でやったほうがマシじゃねーのか?」というレベルでひどいです。
起動するまでが長すぎるので、修正してほしいです。マジで。
④中断セーブについて
スマホ版クロノトリガーには中断セーブが存在し、タイトル画面の「再開」から再スタートできるようになっています。
しかし、上記の「アプリが起動しない」問題により、「再開」を押しても真っ暗画面から進まないことが結構あります。
仕方ないのでアプリを再起動すると、「再開」という文字は消えます。
なぜなら、中断セーブは一度「再開」を押すとデータが消えてしまうからです。
再開できない中断セーブに、一体なんの意味があるのでしょうか。謎です。
また、この中断セーブというのは、「中断したポイントからスタート」するのではなく、「中断したマップの入り口からスタート」することになります。
スマホ版は「すきま時間にプレイすることができる」を売りにしているのではないのでしょうか。
事実、私も「電車でプレイしてたけど、降車する駅に着いたから中断しよ~っと」という目的で中断セーブを使うことが多いです。
なぜ実際プレイした地点より、少し前のエリアに戻されて再開しなければならないのでしょうか。
FFのアプリだと、ちゃんと中断した地点から再開されるのに…
ここはなんとかならないのでしょうか。
DS版以降の追加要素について
さて、ここからはSteam版との共通項になりますので、Steam版の購入を検討されている方も、ぜひ参考にしてください。
スマホ版・Steam版のクロノトリガーには、DS版で追加された新要素も収録されています。
ただし、「次元の闘技場」は未収録です。
次元の闘技場
まず、DS版でしか遊べない「次元の闘技場」の紹介です。(スマホ版・Steam版では未収録)
「次元の闘技場」とは、モンスターを育てて対戦するミニゲームです。
バトル中のBGMが、未使用曲だった「戦い2」という嬉しいポイントもあります。
通信対戦することもできました。
まあ、お友だちと遊ぶ用のモードですね。プレイできなくても特に問題はありません。
DS版クロノトリガーを持っている友だちがいなかったので、私は通信対戦やれませんでした。
竜の聖域
おつかいイベント。
とにかくおつかいイベントです。
シルバードに飛行能力がついたあたりで、行けるようになるイベントです。
「実は恐竜人には生き残りがいて、その恐竜人たちの依頼を達成していく」というのをひたすらこなしていくことになります。
竜の聖域は原始と中世に存在して、それぞれの時代を行ったりきたりします。
「まあ、RPGにおつかいイベントは付きものだよな」と思いながら、最初は黙々とやっていました。
しかし、イベントの終盤にもなると、さすがにイライラする場面がありました。
その時の詳細を説明します。
①橋を作る材料がそろったので、恐竜人の1人が山に出かける。
②山に行ったものの、なにもイベントが発生しない(集落で別の恐竜人から依頼を受ける必要があった)
③集落に戻って依頼を受け、再び山へ
④腹が減ったというので、再び集落へ
⑤また山に行ったら、今度は別の時代に行くことに
⑥別の時代で素材を入手し、またさっきの時代の山へ
⑦橋がようやく完成!そして手動でまた集落へ・・・
いや、そこは自動ワープでよくね!?
と言いながら、さすがに最後はスマホをブン投げそうになりました。
これまでにも行ったり来たりを繰り返していたこともあって、ここでガマンの限界を迎えました。
「終盤の仲間イベントで、エイラのやつが無いよな~。じゃ、恐竜人のイベントを追加するか!」
という発想までは良かったと思います。
しかしそこに待っていたのは、地獄のおつかいイベント祭りでした。
他の仲間イベント(緑の夢・ロボの故郷・サイラスの墓参りなど)のような素晴らしいイベントを期待したら、スマホをブン投げる結果となってしまいます。ご注意ください。
次元のゆがみ
一度でもゲームをクリアすると、追加されるダンジョンです。
クロノたちの記憶から生み出されている場所ということで、これまでに攻略してきたダンジョンマップを組み合わせたような造りになっています。
マップを使いまわすための、うまい言い訳ですね。
次元のゆがみは全部で3つあり、それぞれの最深部にはクロノ・マール・ルッカの影が待っています。
その影を撃破すると、倒したキャラクターの本体のステータスがUPします。
(例:クロノの影を倒すと、クロノのステータスがUPする)
この次元のゆがみは、
・ダルトンの再登場
・操作している3人が閉じ込められる→残りの3人が救出に行く
といったイベントがあったりして、まあまあ面白かったです。
追加エンディング
上記の次元のゆがみをすべてクリアすると、追加ボスと戦えるようになります。
このボスを倒すと、DS版から追加されたエンディングが見られます。
続編のクロノクロスにつながるエンディングですね。
クロノの武器「にじ」を越える最強武器も手に入りますので、やる価値はあると思います。
私は今回、追加ダンジョン&追加ボスまでクリアした状態で、この記事を書いています。
ここまでのプレイ時間は21時間くらい。
クロノのレベルは64でした。
20時間くらいで1周目の要素をすべてやり尽くせるので、ちょうどいいボリュームだと思います。
他のバージョンとの違いについて
ここからは、そのほかのハードのクロノトリガーとの違いをご紹介します。
①おまけでエンディングを鑑賞できるようになった
すでに見たことあるエンディングが、タイトル画面の「おまけ」から再生できるようになりました。
しかも、エンディング1の「時の向こうへ」(ふつうにゲームプレイして、最初に見られるエンディング)は、魔王が仲間にいるかいないか、シルバードはあるかないかの差分も一緒に記録されます。
今までは、状況を変えてから何度もラヴォスに挑まないと見ることができなかったので、これは結構嬉しい追加要素でした。
②一部のムービーがドット絵→アニメーションの順番で流れるようになった
PS版以降から追加されたアニメーションムービーですが、PS版ではアニメーション→ドット絵の順番でイベントが流れました。
カエルがグランドリオンを初めて使うシーンなんかは、カエルがアニメでかっこよく岸壁をまっぷたつにする→ドット絵でもう一度まっぷたつにする
という流れで、「え?なんで2回やったの????」という感じがしていました。
ここはそのままでしたが、一部ムービーはドット絵→アニメーションという順番になったので、「なんで2回やったの????」感は緩和されたのではないでしょうか。
ちなみに本編中に流れるアニメーションは、ロボ初登場のムービーは未収録です。
なんで?
クロノトリガーのリメイクに望むこと
もし今後クロノトリガーのリメイクが出ることがあれば、これだけは言っておきたいです。

ここの台詞を「チンドン屋」に戻してください。
それ以外確かな思いが無い。
これはゲーム終盤のマールのイベントのシーンなんですが、もともとの台詞は「チンドン屋でもはじめるつもりか!」でした。
ここがDS版以降は、上の画像のように「おかしなことでもはじめるつもりか!」という台詞に変わってしまいました。
「チンドン屋とか、今の子には伝わらないし…」という判断で変更になったのでしょうか。
事実、私も昔意味が分からなかったし、正直今現在もよくわからない語ではあるんですが、なんか好きな台詞だったので戻してもらいたいです。
クロノトリガーは今年30周年ということもあり、そろそろリメイクのお話が来てもおかしくないですね。(2025年現在)
SFC→PS→DS→スマホ→Steamとほぼ変わらない形で移植され続けているので、そろそろ大幅に変更したリメイクに期待してもいいのではないでしょうか。
もちろん、「クロノトリガーは元から神ゲーなんだから、いっさい手を加えないで!」という方の気持ちはめちゃくちゃ分かります。
でも、私としては「3Dリメイクとかはやめて!」と願っていたら、ドット絵のままでDS版を出してもらえた、ということを過去にやってもらっているので、そろそろ時代に合わせた変化があってもいいのかな~、という考えに移りつつあります。
皆さんのお考えはいかがでしょうか?
まとめ
スマホ版には不満点もありましたが、やっぱりクロノトリガーはなんぼやっても名作ですね~。
もし今から「追加要素ありのクロノトリガーやりたい!」という方がいらっしゃいましたら、Steam版で遊ぶことをオススメします。
でもスマホ版で遊ぶ!という方は、ぜひ「アクティブ」モードでのプレイに挑戦してみてください!意外とイケますよ!
↓waveboxというツールから、質問・雑談など募集してます!
