なくらの冒険の書。

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スターオーシャンEXを見た感想。第16話「少年―レオン―」

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スターオーシャンEXの感想会、第16回目です。

前回は、武具大会の決勝戦前までが描かれました。

今回は

ラクール武具大会決勝戦

の内容がガッツリ描かれます。

 

クロードVSディアスの1つの決着ですからね。

贅沢に丸々1話使っていきましょう!

では、今回も雑に見ていきます。

 

Aパート

ついに迎えた武具大会決勝戦

互いににらみ合う、クロードとディアスからスタートです。

約束通り、決勝まで来てやったと言わんばかりに、クロードは

「ビスクが魔物だと知っていたのに、なぜ危険を冒してまで武具大会に出場したんだ!?」と問いました。

ディアスの回答は変わらず、

「真実を知りたければ、俺と戦え!」でした。やっぱり戦わなきゃダメかあ。

 

そしてついに、クロードとディアスの剣がぶつかり合いました。

しかし、やはりディアスの実力はものすごく、クロードは弾き飛ばされて尻もちをついてしまいます。

ギャムジーは2人の戦いを見て

「オウマはディアスを選んだ。この勝負は目に見えているのかもしれない」

と分析しました。

この試合ではクロードとディアスが戦っていますが、ギャムジーにとっては、息子の剣・コウマと自分の剣・オウマの戦いでもあるんですね。

クロードを応援しつつも、ついついオウマの応援をしてしまうギャムジーさんでした。

 

2人の戦いは続き、やはりクロードは押される一方です。

試合を不安げに見ていたレナですが、2人が戦う姿に耐え切れず、ついにどこかに駆け出していきました。

 

 

一方その頃、セリーヌとアシュトンはレオン博士救出のため、ラクール城内に潜入していました。

武具大会が開かれているということもあり、城の外は手薄でしたが、やはり城内はそういうわけにはいきません。

2人はたくさんの兵士に囲まれていました。

そこをセリーヌのサンダーボルト、ギョロ&ウルルン(がアシュトン)の剣技で切り抜け、城の奥へと突き進んでいきました。

 

観客席から駆け出したレナは、1人俯き座り込んでいました。

「試合、見ないの?」

そんなレナに声をかけてきたのはプリシスでした。

「ディアスって人が好きだから?クロードに勝ってほしくない?」

「違うわ!私は…」

反論しようと顔を上げたとき、レナはハッとしました。

プリシスはボロボロと涙をこぼしていたのです。

 

「あたしの声はクロードには届かない。レナじゃなきゃダメなんだ。

 だからクロードのことを応援してあげて!!」

プリシスは涙ながらにレナに訴えました。

好きな人に勝ってもらうために、恋のライバルに応援を頼むプリシス…

うーん、青春やね…

 

 

そしてこちらはクロードVSディアス。

追い込まれたクロードはついに、超必殺技の空★破★斬を放ちます。

しかしディアスに簡単にかわされてしまい、オマケに空破斬をお返しされてしまいます。

やはりオリジナルのほうが威力がすさまじく、クロードは完全にダウンしてしまいました。

 

気を失ったクロードの脳裏には、幼き日の記憶が甦っていました。

剣術の師匠、ガシュー先生と稽古していたときの記憶です。

幼いクロードは、今のようにガシュー先生にしてやられてしまいましたが、ガシュー先生は

「よくここまでがんばったな」と

クロードのことを褒めてくれるのでした。

これはクロードが初めて、両親以外の人に褒めてもらえた時の記憶みたいです。

褒めてもらったことが嬉しかったクロードは、これまでより更に努力を重ねました。

そしてついに、剣技で1番の成績をとることができたのです!

やった!と喜んでいたクロードに、ガシュー先生が放った言葉は

「さすがはロニキス提督の息子だな」でした。

 

その件をきっかけに、クロードは気づきました。

どれだけ頑張っても、周りは「提督の息子だから当然」としか見てくれないことを。

逆にできなかったときは「提督の息子のくせに」と言われてしまうことを。

周りは「提督の息子」としか見ておらず、「クロード自身」を見てくれなかったのです。

これがクロードが抱えている、父親へのコンプレックスでした。

 

 

その時!!クロードは、自分の名を呼ぶレナの声を聞きました!

プリシスの説得を受け、クロードの応援をしに戻ってきたのです!

そして、クロードは思い出しました。

レナは「提督の息子」でも「光の勇者様」でもなく、クロード自身を見ていてくれていたということに!!

ここで「クロードさんが勇者様じゃなくてもいいんです」というレナの回想が入りますが、アニメではこの台詞なかったような…。妄想かな?

 

とにかく!レナの声を聞いて、再び立ち上がったクロード!

「ディアーーーーーース!!!!」

と会場いっぱいに響き渡る声で叫び、気合十分です!

その時クロードには、ディアスが父・ロニキスと重なって見えました。

「越えなければならない壁」として、2人の姿が重なったんですね。

「僕はあなたを越えてみせる!!」

クロードはそう叫びつつディアスに立ち向かい、再び2人の剣がぶつかり合いました。

そしてその衝撃で、オウマについていたシャイゼンの紋章が取れました!!

 

 

と、ここまででAパートは終了です。

クロードの過去・ガシュー先生あたりは、漫画版をかなり忠実に語られました。

おかげでアニメで見覚えのないシーンが映りましたが

さすが、クロードのコンプレックス描写が丁寧なEXですね。好きです。

 

Bパート

クロードVSディアスの続きからスタートです。

クロードはなんと、ディアスの腕に傷をつけることに成功していました!

自身の傷に気づき、ディアスも目つきが変わります。

そしてお互いに、また剣を構えあうのでした。

 

その時、スフィアはオウマから、シャイゼンの紋章が取れていることに気が付きました。

そして客席に向かって大きな声で

「シャイゼンがオウマを盗んだ。あれが証拠だ!」と訴えました。

客席がざわつき、旗色が悪くなると同時にシャイゼンは逃げ出そうとしますが、兵士たちに囲まれてしまいました。

シャイゼンと一緒にいたチンピラたちは

「この男が犯人です!!」と言って、シャイゼンを兵士に売りつけてしまいました。

世渡り上手やね…

 

 

クロードとディアスの剣が、またぶつかり合いました。

その時、不思議な音が会場内を包みました。

ギャムジーいわく「オウマとコウマが共鳴している」というのです。

コウマもまた、クロードを主と認めたのでした!

そのことを悟ったディアスは、

「コウマがお前を選んだ今、どちらが試合に勝つか分からない。

 お前が勝ったら、王の隣にいるガイゼル将軍を討て!

 奴は魔物だ!」と言いました。

 

 

ちょうどその頃、アシュトンとセリーヌ

ついにラクール城の一番奥の部屋にたどり着いていました。

おそらくここに、レオン博士がいるはず!

部屋の扉を開いた2人は、中を見て驚きました。

そこには、確かにレオン博士がいたのですが…

 

 

こちらは、つばぜり合いをしながら会話するクロード&ディアス。

さっきの話の続きで、

「ガイゼルは普段姿を現さないから、優勝者に褒美を渡す時がチャンス」

なんだそうです。

「それは分かったけど、だったら最初っからそう言えばいいじゃん」

とクロード。それに対するディアスの答えは

「真剣勝負がしたかった。お前とな」

だそうです。ん?告白かな?

 

そんな感じで話がまとまったので、再び2人の戦いが始まりました!

2人は同時に空破斬を放ちます。

先ほどは明らかにディアスのほうが威力が上でしたが、今度はなんと互角でした!

クロードはコウマの力をモノにしたんですね!

2人はこの戦いを心から楽しむように、微笑み合いました。

それを見て、今まで不安そうに試合を見ていたレナも、笑顔になりました。

 

 

その時、武舞台の様子が何やらおかしくなりました。

クロードとディアスが立つ武舞台を、兵士が取り囲んだのです!

先ほどディアスが言っていた、モンスターが化けているというガイゼル将軍が

「その2人は王の命を狙っているモンスターだ!」

と言って、兵を差し向けたのです!お前じゃい!!

 

雲行きが怪しくなったその時「待って!」という少年の声が響き渡りました。

その声のほうには、謎の猫耳ボーイ。

その隣には、セリーヌ&アシュトンが一緒に立っていました。

 

その少年のほうを見、王様は「レオン…」と言いました。

「ええ!?レオン博士!?どこ?どこ!?」と

ついに憧れのレオン博士が見られると思ったプリシスは、会場のアチコチを見回します。

「あれがレオン博士だよ」とスフィアが指さすほうには、さっきの猫耳ボーイがいました。

渋いお髭を生やしたお爺さんを想像していたプリシスは、これにはショックです。

まあ、まさか自分より年下の男の子だとは思わないよね…。しかも猫耳

ちなみにEXのレオンの声は三橋加奈子さん。

ハンターハンターのアニメ(初代)のキルアとかで有名ですかね。

 

レオンは

「ガイゼルこそがモンスター。それに気づいたボクを閉じ込めた。

 この武具大会の真の目的は、世界中の強い戦士を集めて、一気に叩き潰すこと」

と王に説明しました。

今更気づいても遅い、といったように、ガイゼルは空に向かって何かを発し、天候がみるみる変化していきました。嵐でも起こりそうなひどい天気です。

 

 

みんなに正体がバレたから、もう遠慮することなんてない!

ってことで、同時にガイゼルに斬りかかるクロード&ディアス。

しかし、ガイゼルがモンスターに変化したときの衝撃波で、吹き飛ばされてしまいました。

モンスターに変化したガイゼルは、王様を踏みつぶそうとしましたが、とっさにクロードが庇って、王様はなんとか助かりました。かっこE。

しかし、モンスター騒ぎが起こったことで、大パニックが起こりました。

観客も一気に逃げ出していきます。

 

その間、レオンはこの状況を打開する、新たな兵器を作っていました。

「そんな望遠鏡みたいなものでどうするの?」とアシュトン。

レオンが作ったものは、望遠鏡ではなくて銃。

中にエナジーストーンが入っており、これが魔物を倒すエネルギー源になるそうです。

レオンが銃を暗くなっていく空に放つと、光が走り、みるみるうちに空が明るくなっていきました!

すごい!と周りがはしゃいでいると、

「ボクが作ったんだからトーゼンさ」とレオンは得意になっていました。かわいい。

 

空が明るくなったことで、ガイゼルの動きが鈍くなりました!

今だー!ってことでついに決まりました、クロード&ディアスのW空破斬!!

2人の空破斬でガイゼルを完全に打ち倒し、暗くなっていた空もすっかり晴れました。よかった、よかった。

ちなみにガイゼルからは、またいつもの魔石が出てきました。

 

 

そんな騒ぎはありましたが、ディアスはまた旅に出るみたいです。

(魔物は強くなっている。世界を守れるのは、もしや―――)

ディアスはクロードを見ながら、そんなことを考えていました。

出会った頃に比べたら、ずいぶん信頼を得るようになりましたね…

 

ディアスはギャムジーにオウマを差し出そうとしましたが、ギャムジーは黙って首を横に振りました。

剣自身がディアスを選んだので、ギャムジーはオウマを、ディアスに託すことを決めたのでした。

そんなわけで、ディアスはオウマと共に、

「まだやることがある」とか言って旅立っていきました。

 

なんかうやむやになっていましたが、レナは何も言わず仲間の元から離れたことを謝ろうとしたのか、

「クロード!私…」と言いましたが、

クロードは微笑んで「いいんだ」と言うだけでした。

なんか原作と比べて、こっちは随分平和だな…

そんな2人を寂しげに見つめるプリシス。

そこに「呑気だなあ」と、生意気なレオンの声がぶち込まれました。

なぜか城門?の上のところに座っています。

どうやって登ったのか?とか、どうやって降りるのか?というところが私気になります。

 

レオンは「魔物たちの脅威は、まだ終わったわけじゃない」と続けます。

それにクロードは賛同し「本当の戦いはこれからだ」と言いました。

え?最終回??

そんな「俺たちの戦いはこれからだ」ENDを迎えたところで、第16話は終了です。

 

 

アニメにおける後半のヒロインレオン博士の初登場回でした。

EXのキャラクターは原作とキャラが結構違ったりしますが、レオンは特に分かりやすく(※主観)原作とキャラクターが違います。

アニメのレオンは、原作より更に生意気さにスキルを振り、あざとさやかわいらしさは少々控えめです。

このEXのレオンを好きになれるかどうかで、スターオーシャンEXそのものの評価が大きく変わると言っても過言ではないと思います。(※過言です)

 

次回予告

今回の予告担当はレオンです。

クロードと一緒に、ホフマン遺跡に向かうみたいです。

どうやらここに、魔物を退治するのにエナジーストーンがあるんだとか。

 

そのホフマン遺跡で化け物が現れて、なんか大変みたいです。

レオンは、あんな化け物と戦ったことはないんだとか!

どうするレオン!がんばれレオン!

そしてついに登場!スターオッサンことエルネスト!

それでは次回もお楽しみに!!

 

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