スターオーシャンEXの感想会、第12回目です。
前回はラクール大陸のリンガの町にたどり着き、プリシスにボーマン、そして重い病に苦しむ少女・エラノールとの出会いがありました。
今回は
リンガの聖地
が描かれます。
サブタイトルが「月光花」ですが、ジャンヌダルクではなく、メトークスのことです。
今回は、エラノールの病気治すことができるという薬草、メトークスを採りに行きます。
それでは、今回も雑に見ていきましょう。
Aパート
リンガの聖地に向かうということで、馬をお借りすることになった4人。
プリシスについては、町の中を捜索中とのこと。
リンガの聖地に行った、とまだ決まったわけではないですからね。
そのプリシスはというと、やはり1人でリンガの聖地にやってきていたのでした。
エラノールの病気を治すためにと、巨大生物の骨があろうと、恐れず進んでいきます。
プリシスが更に奥に進むと、かわいいウサギさんが月をバックに現れました。
と、思ったら、サイズは全然かわいくありません。
プリシスよりもずっとずっと大きい、化け物ウサギだったのです。
プリシスはその巨大ウサギに追いかけられ、とうとう崖まで追い詰められてしまいました。
こんなところでやられるわけにはいかない、と
プリシスは一か八かで、発明品の巨大なピコピコハンマーを、ウサギに向かってぶつけました!やったか!?
どうやら本当にやったらしく、プリシスのピコハンを食らったウサギは、完全に伸びてしまいました。
「作った発明品が失敗無しで動いたの初めて!」
とピョンピョンはしゃぐプリシス。かわいい。
その時、彼女の足場が崩れました。お約束やね…
プリシスはそのまま、崖から落ちてしまいました。
一方その頃クロードたちは、プリシスより少しあとにリンガの聖地にやってきていました。
着くなりアシュトンは「プリシスちゃんの声が聞こえた」と言いますが、クロードたちには何も聞こえませんでした。
余談ですが、アニメのアシュトンはプリシスのことを、ちゃん付けで呼んでます。
彼らは20歳と16歳。4歳差です。
学年で言うと、大学2年生と高校1年生ですからね。
別にちゃん付けでも、そんなに違和感はない年齢差だと思います。
確かにプリシスの声がしたと思ったアシュトンは、大きな声でプリシスの名前を何度か呼んでみました。
しかし、彼女からの応答はありませんでした。
その上「いきなり大きな声を出すな」と、セリーヌに怒られてしまいました。
とにかく奥に行ってみよう、とクロード一行は馬をその場に置いてリンガの聖地の奥を目指しました。
クロードたちは、リンガの聖地の奥深くの、洞窟までやってきていました。
クロードはここまでサクサクと来られたことに、違和感を覚えていました。
ボーマンによると、リンガの聖地はモンスターだらけの危険地帯のはず。
それなのに、クロードたちはここまで1度もモンスターに遭遇していないのです。
妙だな…
と、ここでまたアシュトンは「プリシスの声が聞こえた」と言いました。
セリーヌは「どうせ空耳」と言いますが、今度はクロードにも聞こえました。
アシュトンを先頭に更に奥へと進むと、そこには草のツルに捕らえられたプリシスがいたのです!
「助けて…アシュトン…」
プリシスに助けを求められたのもあり、男・アシュトン、すぐにプリシスの元に向かいます。
が、そのプリシスはニヤリと笑ったかと思うと、つるのムチ(ポケモンじゃないです)でアシュトンを攻撃してきたのです!
すぐさまそのツルを斬り、アシュトンを助けるクロード。
セリーヌも「フレイムブリッド」を詠唱し、ツルを燃やしてしまいました。
ここで登場する「灼熱の弾丸(フレイムブリッド)」は、原作ゲームにはない、漫画版オリジナルの呪文です。
漫画版オリジナルでいうと「アイスクラッドレイジ」が人気ですが、フレイムブリッドのことも、時々でいいから思い出してください。
「正体を現しなさい」とセリーヌが言うと、捕らわれていたプリシスの姿が、女性の姿をしたモンスターに変化しました。
本物のプリシスなら、真っ先にクロードに助けを求めるはず、というところがニセモノと判断する決め手だったようですね。
ちなみにこのモンスターは、プリシスの居場所は知らないとのことです。
モンスターの合図で、クロードたちの周りに巨大ウサギが集まってきました。
モンスターはここに集合していたから、クロードたちは今までモンスターに遭遇しなかった、ということですね。
モンスターに囲まれ、クロードたち、ピンチ!
というところで、Aパートは終了です。
Bパート
一斉にクロードらに襲いかかる巨大ウサギ。
しかし、そいつらはここまで旅してきたクロードたちの敵ではありませんでした。
クロードとアシュトンは剣で、セリーヌは紋章術で、そしてレナは蹴りを入れるなど、格闘術で戦っていました。
スタッフがようやく、レナは戦える女の子だということを思い出したのでしょうか?
そんなことで、あっという間にウサギを倒した4人。
ウサギたちも全員撤退して、残るは女性の姿をしたモンスターのみとなりました。
そんな状況になり、モンスターは
「人間はもう襲わないから、許してぇ~!」
と降参してきました。やったか!?
クロードたちも「薬草さえ採取できればよい」と、彼女を許してあげることにしました。やさC。
で、薬草はどこにあるんだ?とモンスターに聞くと、モンスターはここから更に奥のほうを指差しました。
全員がそちらを見たその瞬間!
なんと、モンスターがレナとセリーヌをツルで捕らえてしまったのです!やったぜ。
「人間はもう襲わないんじゃなかったのか!?」と言うと、モンスターはすぐ放してくれました。
ただし、レナとセリーヌさんの首もとに噛みついた後に。やっ、やったッ!!
解放されたレナの元に、すぐに駆け寄るクロード。
しかしクロードは、レナの投げ技を食らってしまうのでした。な、なぜ!?
セリーヌのほうも、紋章術でアシュトンを攻撃。これは一体!?
モンスターによると、
「私にキスされた人間は操り人形になる」とのこと。
しかしクロードとアシュトンは、レナとセリーヌに攻撃するなんてできません!どうする!?
男・アシュトンは考えます。
なぜなら、セリーヌは離れていても紋章術で攻撃ができるからです。
(ちなみにこの時セリーヌさんが詠唱しているのは「エナジーアロー」です。)
というわけで、アシュトンはクロードに
「少しの間レナを押さえておいてくれ」と言いました。
「押さえててなんて言われても…」と言いながら、クロードは格闘術の授業で、相手の動きを封じる技を習ったことを思い出します。
何気にここでクロードの師匠、ガシュー先生が初登場しています。
(ガシュー先生については漫画版5巻参照)
ええい、やったらあ!とレナに飛びかかるクロード。
どさくさに紛れて押し倒す格好に!やったね!
次はセリーヌ!彼女の動きを封じれば!
ってことでウルルンのブレスが炸裂!
セリーヌの手足が凍りつき、詠唱を封じ込めました!
残るは大元のモンスターだけ!
アシュトンは勢いよく、モンスター目掛けて駆け出していきました!
…が、モンスターといえども女性。
「やっぱり女の人は斬れない」とアシュトンは膝を着くのでした。
アシュトン、あんた漢だよ…
モンスター、逆転のチャンスか!?と思いきや、膝をついたアシュトンが、モンスターの足元の、植物の根のようなところに剣を刺しました。
すると、モンスターはたちまち全身が光って消滅してしまいました!
どうやら足元の部分が、彼女の本体だったみたいですね。
一方その頃プリシスは、崖の上に戻るべく、いい感じのツルを見つけて、ロッククライミングをしてました。
崖から落ちたものの、直前に出していたピコハンがクッションになったお陰で、無事だったようです。
ちょうどアシュトンがモンスターを撃破したところで、プリシスが握っていたツルが、勢いよく動き出しました。
親玉を倒したことで、植物全体の制御ができなくなったようです。
ツルに引っ張られ、どんどん崖上に近づいていくプリシス。
そんな彼女の目に、白く美しく輝く花が映りました!
あれこそが、メトークスに違いありません!
プリシスは危険を省みず、握っていたツルを放し、メトークスに向かって大きくジャンプしました!
モンスターを撃破したクロードたちはというと、アシュトンの双剣には魔石がくっついていました。
魔石はすぐに消えてしまいましたが、さきほどのモンスターもやはり、ソーサリーグローブの影響だったようです。
その時ちょうど、モンスターの支配からレナが目を覚ましました。
クロードに押し倒されている状態のまま。
クロードはすぐさま離れましたが、2人は顔が真っ赤です。
はいはい、いつものイチャイチャですね…
セリーヌも正気を取り戻しましたが、気付いたら手足が凍り付いている!とカンカンです。
不思議とセリーヌの氷は、すぐに溶けていきましたが…
(ウルルンが遠隔操作できるのか、セリーヌの怒りの炎で溶けたのか…)
そんなことよりメトークス!と、一行は更に奥へ。
奥には確かにメトークスらしきものがありましたが、残念ながら全て枯れていました。
きっとさきほどのモンスターが、養分を全て吸ってしまったのでしょう。嗚呼…
クロード達が肩を落としていると、アシュトンはまたプリシスの声を聞きました。
今度はちゃんと視聴者にも聞こえました。
彼女は間違いなくここにいる!と確信したアシュトンは、声のしたほうへ!!
プリシスは、かなり危ないながらも、なんとかメトークスを手にしました。
あとは崖を登り切れば、エラノールは助かる!
プリシスは今度は自分の手足を使って、ロッククライミングを始めました。
プリシスの手は、ついに崖のてっぺんに!
が、作者の運命のイタズラなのか、またしてもプリシスの手に取った足場が崩れ去ってしまいました。
今度はピコピコハンマーのクッションがありません!
せっかくメトークスを手にしたのに。病気が治ったら一緒に遊ぼうと約束していたのに…
そういえば、昔読んだ絵本だと、ピンチの時には王子様が来て――――
クロードの顔を思い浮かべながら、プリシスはまた崖下に―――
と、思いきや、彼女の手を何者かが掴みました。
そこにいたのはクロード―――ではなく、アシュトンでした。
アシュトンはプリシスを引っ張り上げると、「ケガはない?」と優しく尋ねます。
プリシスは頷きますが、崖を登ってきた彼女の手袋はボロボロ。
そしてその手には、メトークスをしっかり握っていたのです。
それを見たアシュトンは、
「これでエラノールちゃんは助かる。よくがんばったね」
そう言いながら、プリシスをそっと抱きしめるのでした。キャー!王子様-!!!
今まで一人きりで寂しい想いをしていたプリシスは、緊張の糸が切れたようで、アシュトンの胸の中で大声で泣き出すのでした。
いい話だなあ…
そうして一行はリンガの町に戻ってきました。
さすがボーマン先生、お陰でエラノールは、一命をとりとめたようです。
ピースまでしちゃってくれる先生。かわいい。
あとは体力をつけていけば、元気になるだろうとのことです。やったね!
「ありがとう、ボーマン先生!」と抱き着くプリシス。
そして次に彼女が向かったのはアシュトン――――ではなく、やはりクロードのところでした。いい話だったのになあ…
プリシスは眠るエラノールの元に行き、
「元気になったら、外で遊ぼうね!」と、もう1度約束するのでした。
と、ここまでで第12話は終了です。
今回は、かなり漫画版に近い内容で描かれていました。
たぶんアニメ全話から見ても、これが1番漫画版に近いお話だと思います。(当社比)
漫画版だとアシュトンがメトークスを発見するところを、アニメだとプリシスが発見する~といった大きな違いはありますが…
プリシスが発見するのも、これはこれで大変良いと思います。
クロードがレナを組み敷くシーン、
これがやりたくてスタッフはレナの格闘設定を思い出したのか?
と思わずにはいられませんが、アニメで動く格闘レナが見られたのでよしとしましょう。
ちなみに漫画版だとレナがパンチラしてるシーンがあります。
次回予告
今回の次回予告担当は、クロードです。
古文書の解読のため、ボーマン先生に考古学者のキースを紹介してもらえることになった一行。
しかし、キース先生のところに行くはずが、クロードがいるのは何故かプリシスの家でした。
予告映像では、プリシスに出された紅茶で火を吐くクロードの姿も!!
次回、ついに古文書の謎が解き明かされる!のか!?
それでは次回もお楽しみに!!
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