スターオーシャンEXの感想会、第9回目です。
前回はアシュトン&ギョロ&ウルルンの正式加入までが描かれました。
さて、第9回目の内容ですが、
ハーリー
が描かれます。
もう1度言います。
ハーリー
が描かれます。
原作ゲーム&漫画版を見たことがある人でも、これだけでは何をする回なのか、全く伝わらないと思います。
ハーリーといえば、プレイスタイルにもよりますが、盗賊手袋を買って船に乗るくらいしかやることがない町ですからね。
(もちろんプライベートアクションはありますが)
漫画版にも一応「船賃が足りなかった」という理由で、バイトするクロード一行の番外編が描かれていたりもしますが、今回描かれるお話はそれでもないです。
では一体、アニメ第9話ではなにが描かれているのでしょう。
個人的にこの回を「好き」と言えるかどうかで、
このアニメ自体の評価が大きく変わる、と言っても過言ではないくらい重要な回だと思っています。(※過言です)
今回も雑に見ていこうと思います。
Aパート
ソーサリーグローブの調査に旅立ったクロード&レナですが、ここのところお宝探しだったり、竜の討伐だったりと寄り道が続きましたので、今回はクロードによる、これまでのあらすじからスタートです。
第1話の回想から始まり、セリーヌ&アシュトン、さらにディアスとの出会いまで回想しているので、結構丁寧なあらすじです。
作画班の休憩回かな?
まあそんなことで、ハーリーまでやってきた4人。
とりあえず宿を取ろうか~と話していましたが、アシュトンがいないことに気付きました。
町を巡っていると、アシュトンを発見。
アシュトンは店で売っている樽から離れようとせず、店員さんを困らせていました。
前回の次回予告で言っていた「アシュトンの意外な趣味」はこれのことだったんですね。
「樽マニア」ってやつらしいです。
原作ゲームでもアシュトンは、樽への異常な執着っぷりを見せつける場面はちょこちょこ見られます。
漫画版でもちょっとだけそういうシーンがありましたが、アニメでは結構ガッツリ描かれています。
店員に聞くとこの樽は5000フォルだそうです。
それを聞いて「高いの?」と聞くクロード。
自分の星じゃないからなのか、お坊ちゃんだからなのか、とにかく金銭感覚が分からないクロード。
ここなんか良いですね。
ちなみに5000フォルは、マーズ村でフレイムブレード(4800フォル)が買える値段です。
ふつうに高いと思います。
ギョロとウルルンにも「なんとかしてくれ」と泣きつかれて(ここかわいい)
クロードは仕方なく樽を購入することにしましたが、会計をする前に、アシュトンが別の樽を見つけてどこかに行ってしまったので、もう放っておくことにしました。
そんなわけで3人で宿にやってきました。
アシュトンへの目印に、とセリーヌの特徴的な帽子を窓から下げておくことにしました。
それでもレナは心配なようで、
「大丈夫かな…ギョロとウルルン…」と窓から町の様子を見てました。
あ、あの…アシュトンの心配は…?
クロード&セリーヌも「そのうち現れるだろう」と割と塩対応です。
ちなみにこの時アシュトンは、なにもない草原におり、完全に迷子になっていました。
「そんなことより通行証を見せて」とクロード。Oh…
レナは通行証をクロードに手渡すと、通行証を真剣に見るクロードに見とれて微笑んでみせたり、安定のイチャイチャを見せつけてきます。
その時セリーヌが
「足がむくれている~!」と悲鳴を上げました。
それを聞いたレナは「お湯をもらってきます」と部屋を出ていきました。いい娘だ…
レナが部屋を出ている間、セリーヌが今度は「目になにか入った」と目を何度も擦り始めました。
「あんまり擦るとよくない。ちょっと見せて」とクロード。
ここで、宿の人にお湯をもらってきたレナが帰ってきました。
部屋を見ると、クロードとセリーヌがkissをしていました。
というか、レナからはそう見えました。
レナは「キス…」と小さく呟くと、貰って来たお湯を落っことして、その場から駆け出し、宿を出ていきました。
ただ事ではない雰囲気に、クロードは慌ててレナの後を追いかけましたが、宿を出てすぐのところで見失ってしまいました。
ちなみにこの時アシュトンは、町に戻るための馬車を捕まえることに成功していましたが、その馬車は海ではなく、山を目指していました。
セリーヌは状況から察するに、
「レナの位置からだとキスをしているように見えた」と推測しました。
それを聞いたクロードは顔を真っ赤にしながら「そんなぁ~」と言ってました。かわいい。
こいつ絶対キスとかしたことないな。
一方その頃、街の隅でレナはひっそりと泣いていました。
そんなレナに迫る人影が…!!
と、ここでAパートは終了です。
Bパート
レナに迫っていた影。
その正体はサルバのジャム屋の店員、ユキさんでした。
3話目以来の登場です。久しぶりですね。
一方その頃、クロード達が利用している宿に、あのチンピラ3人組が強盗に入っていました。
こちらも4話目以来の登場なのでお久しぶりですね。
ちなみに今回のEDクレジットで彼らの名前が明かされるのですが、
チン(CV:岸尾大輔)(漫画版だとガゼル・キア)
ピー(CV:吉野裕行)(漫画版だとジミィ)
ラー(CV:浜田賢二)(漫画版だとトンブー)
というそうです。
親御さんにもうちょっとマシな名前はなかったのか?と言いたくなります。
だからグレたんじゃないのか?
しかし今見ると何気に声優が豪華。
特にチンとラーは後にSOナンバリングキャラを演じていらっしゃるので、
浜田賢二→リメイク版SO1のロニキス/SO4のクロウ】
知っている方も多いのではないかと思います。
宿屋でそんなことが起きていると知らないレナは、ハーリー名物のタコまんじゅうをやけ食いしていました。ここめっちゃかわいい。
ハーリーの名物はタコまんじゅうらしいです。
これだけは覚えて帰ってください。
「命がけの旅だって言ってたのにぃ~!」ここほんとかわいい
と言いながら、レナはそこにあるまんじゅうを完食する勢いだったので、ユキさんの手で止められました。
ようやく落ち着いたレナは、ユキさんに事情を話すことに。
ユキは「クロードはそんなことするような人に見えない」
と言いますが、レナは実際に見てしまったので聞く気がありません。
「じゃあ、アーリアに帰るんだ」とユキさん。
レナはクロードの旅を手伝うために旅立ったのだから、クロードに付いていかないのなら、旅をする理由がなくなりますからね。
そこまでは考えていなかったようで、レナは歯切れの悪い返事をするのでした。
そしてまたカメラは宿屋のほうへ。
先ほどのチンピラたちは、宿の個室から盗れる物を片っ端から集めていました。
そして、その中にはレナのバッグもありました。
「今まで一体どこに持っていたんだ?」とツッコんでしまいそうな、レナのバッグが登場するのはこの回です。
覚えておくと資料に困らないと思います。(←?)
盗れるものを全部盗ったチンピラは、宿の出口へ。
と、そこへ宿まで戻って来た、レナ&ユキと鉢合わせました。
チンピラの顔を見たレナとユキはびっくり。
なんか前にも見たことある顔です。
そしてレナはもう1度ビックリ。
そのチンピラの手には、自分のバッグがあったからです。
レナはすぐに「返して」と言いましたが、チンピラたちに逃げられてしまいました。すぐにチンピラの後を追うレナ。
「危険だ」とユキに制止されましたが、あのカバンの中には、船に乗るための通行証が入っています。
自分が旅について行かないにしても、あれがないとクロードが困ってしまうのです。
そのためレナは、チンピラたちを逃がすわけにはいかないのでした。愛やね…
レナの姿が見えなくなった頃、宿屋の前に取り残されたユキの元に、クロードがやって来ました。
レナのピンチを聞いて、クロードの顔がこわばります。
ちなみにここで、アシュトンがようやくハーリーまで帰ってきていました。
そこをセリーヌに拾われました。
余談ですが、アニメのアシュトンは、セリーヌのことを「セリーヌ」と呼び捨てで呼んでいます。
原作ゲームでも、アシュトン&セリーヌが仲間に居る状態でマーズ村に入ると
「セリーヌ」と呼ぶアシュトンが見られたりします。
実はこのアニメ、結構原作ゲームを意識してる部分があるんだよ。(オラクル?
チンピラを追いかけて、レナは海岸沿いまでやって来ていました。
なんとかそこまでチンピラを追い詰めて、バッグを取り上げようとしましたが、身長・体格差がありすぎて敵いっこありません。
原作のレナなら分かりませんが、アニメのレナは戦えないし。
簡単に背後を取られて、浅瀬に追いやられてしまうくらいでした。
バッグを盗られた上に、いい様に遊ばれてチンピラたちを睨みつけるレナ。
と、その時、足元に違和感を覚えました。
なにやら足に、触手なようなものが絡まっていました。
海に潜んでいたモンスターが、レナの足を絡めていたのです。
それを見て私はチンピラたちは「こりゃあいいや」と更に笑います。
視聴者も大喜びのところですがそのモンスターは結構ヤバイやつだったみたいで、飛んでる鳥を一瞬にして串刺しにしてしまうようなやつでした。おお、コワ。
それを見たチンピラたちはヤバイと悟って、その場から逃げ出しました。
こんな状況でさえ、レナは「待って!通行証!」と叫んでいました。愛やね…
ついにモンスターは標的をレナに変え、レナピンチ!!
その時!キメBGMの「青い戦士」と共に、クロードがやってきました!キャー!カッコイイ-!!
クロードはレナを襲おうとしていた触手を斬り落とすと、
「早くこっちへ!」とレナに手を差し伸べました。
それを見てレナは思わずドキリ。
うんうん、気になる彼の手を握るのって、ドキドキしちゃうよね。
ってやってる場合かい。
LOVEの波動に耐え、レナはクロードの手を握り、モンスターからの脱出に成功。チッ
クロードはモンスターを倒すべく、空破斬の姿勢を取りますが、隙が大きかったようでモンスターの攻撃をモロに食らってしまいました。
そりゃあ謎の3カットをやってちゃあね…
レナは駆け寄り、クロードを抱き起します。
「ごめんなさい。通行証盗られちゃった…」
「君のせいじゃない。元はといえば僕が…」
といつものイチャイチャが始まりました。
あ、あの…戦闘中ですよね……?
そして「キス…勘違いなんだ…」と顔を赤らめながら言うクロード。
こいつ絶対キスとかしたことないな。
自分の勘違いだと分かって、つられてレナも赤くなります。
いやいや、やってる場合かい。
と言わんばかりに、モンスターが2人をめがけて攻撃してきました。
その際、レナがクロードを押し倒すような姿勢になりました。
そしてレナは、自分の本当の気持ちに気付きます。
(私……クロードのことが…………)
いやいやいやいや、やってる場合かい
と言わんばかりに、モンスターが再び攻撃をしてきて、もうダメかと思ったその時。
2人が振り返るとモンスターが凍り付いていました。
アシュトン(ウルルン)がやって来てくれたのです!
「さあ、やるんだ!」と言うアシュトン(ギョロ)の声を受け、ついに決まります、空★破★斬!!
主人公の見せ場を作ってくれるとは、ほんとニクいキャラですね。アシュトン。
空破斬を食らったモンスターは、凍ったままバラバラになり、撃破に成功するのでした。やったね!
モンスターも倒したし、仲直りもできたし、ってことで、レナもにっこり。
ここほんとかわいい。
クロードも思わず顔が赤くなるほどでした。
そんなこんなで宿屋に戻ってきたクロード、レナ、アシュトン。
そこにはセリーヌ、ユキ。
それからセリーヌのサンダーボルトを食らって、黒焦げになっているチンピラ3人組がいました。
お陰で通行証も戻ってきたので、これにて一件落着。
「あったぁ!通行証~!!」って喜ぶレナがめっちゃかわいい。
通行証も戻ったし、ラクール大陸まで行きまひょか。
と港までやってきた一行。
レナがユキに別れのあいさつをしていると、ユキは歌手を目指していることを教えてくれました。
これも原作ゲームからある設定です。
漫画版では描写がありませんでしたが、アニメではこの設定を回収してくれているわけですね。ありがてえ。
一方、船長に出航時間を聞いていた他3人ですが、船長によると「船は出せない」とのことです。
なんでも、ソーサリーグローブの影響で、海の様子が変わってしまったんだとか。
果たしてクロード達は、無事ラクール大陸にたどり着けるのか!?
と、いうところで第9話は終了です。
完全なアニメオリジナル回でしたが、いかがでしたでしょうか。
「この回の尺を使えばクリクのエピソードできたんじゃない?」
と思わずにはいられませんが、
クロードとレナの絆を深めるためには必要な回だったんですね。たぶん。
スターオーシャンEXのLOVEの波動が存分に詰まった回でした。
ベッタベタですけど、私は結構好きな回です。
みなさんはどうでしょうか?
次回予告
今回の次回予告担当はレナです。
「赤いイヤリング、難破船シー・バレリス号
そして、美しい女性の幽霊…」などなど。
またしても原作を知っていても分からないワードが飛び出してきました。
次回もアニメオリジナル回です。
だからこの尺を使えばクリクに行けたんじゃない?
なんかディアスも登場するみたいです。
それでは次回もお楽しみに!!
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