なくらの冒険の書。

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主に漫画・アニメ・ゲームについて語るブログです。

小説版スターオーシャン3の紹介

久しぶりに小説版SO3を読み終えたので、今回はこちらの紹介をしていきたいと思います。

著者は北原尚彦氏です。

 

描写がとても丁寧

SOの小説はほかにもいろいろとありますが、3の小説は特に描写が丁寧だと思います。

どれくらい丁寧かというと、

 

・ハイダで楽しむフェイト&ソフィアで丸々1章使う

・マリアの過去編で丸々1章使用

・全EDを小説化

 

と、ほんのちょっとだけ紹介してみましたが、これだけでもすごく丁寧な進みなのが分かると思います。

プライベートアクションなどの細かなイベントも、可能な限り回収しているといった感じです。

アーリグリフ王がエレナ女史に手紙を渡すやつとか、みんな大好きアルベルの夜這いイベントもあります。

 

エレナはFD人だ、とキッパリ言い切っていたり、もしかしてヴィスコム提督がスフレの父親なんじゃ?だとか、

ゲーム中ではフワっと終わっていたところにもツッコんでくれています。

この辺りは小説版を読んで知った!という方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。私もそうでした。

 

 

全4冊+1

SO3の小説は本編で全4冊。

それに加えてDC版で追加された要素・キャラクターを中心とした短編集が1冊あり、計5冊あります。

それぞれの大体の内容は、下記の通りです。

1巻

ゲームスタート~ネル登場まで

2巻

アーリグリフ脱出~フェイトの紋章発動まで

3巻

マリア登場~タイムゲート前まで

4巻

FD空間突入~エンディングまで

 

ちなみに、本編中の最終メンバーは

フェイト・クリフ・マリア・ソフィア

アルベル・スフレになっています。

惜しくも最終メンバー入りできなかったネルとロジャーは、全く出番がないというわけではなく、FD空間に突入した後もちゃんと出てきます。

それでも物足りない!という方は、短編集も押さえておきましょう。

 

 

短編集

・アドレー加入、ヴォックス戦など

・ロジャーとルシオの男勝負、イザーク修理イベントなど

・ウルザ石窟寺院探索

・ネル&クレアの過去話

・サーフェリオ水中庭園探索

・女子メンバーでアナザーコスチューム

・本編で描かれなかったキャラのED集

 

 

こちらの短編集では、DC版で新メンバー入りしたアドレーとミラージュや、最終メンバーになれなかったネルやロジャーがメインの話が収録されています。

彼らのEDもこちらで回収されているのですが、なんと、開発段階でパーティ入りする予定があったという、幻のイザークEDまで収録されています。

しかもあとがきを見るに、作者様は全EDを見るために

何度もルシファーを倒したんだとか。素晴らしいガッツですね…!!

 

 

見どころとか

この本をオススメしたい理由としてはやっぱり、ソフィアとマリアがギスギスしてない!ってことですかね(笑)

原作ゲームではちょっとバチバチしてるところがあるんですが、

(設定資料集にもお互いあんまりよく思ってないと書いてあったりする)

この小説版では結構仲が良いんです!

短編集のほうでは、なんと2人で学校の制服を着て、鏡の前でポーズを取ったりしてくれます!

 

しかもしかも、エンディングの1つとしてチラっと語られているだけなのですが、

エンディング後、マリアはエスティード夫妻の養子に入り、ソフィアの義姉になっちゃったりしてます!

な、なんだってー!!!!!

とにもかくにも、マリソフィ・ソフィマリ好きの方は必見と言えるでしょう!

 

あとは、これまたチラっと描写があるだけなのですが、先進惑星の会話についていけないアルベルが、横のソフィアに聞いていたりするところがかわいいです。

その恩があってか、戦闘中にアルベルがソフィアを庇っている描写が2・3回あります。ありがてえ。

 

 

あと小説版で特徴的なことと言えば、エターナルスフィアの扱いが、原作と大きく異なっていることですかね。

実はエターナルスフィアはシミュレータでもなんでもなく、元々存在した異世界で、

FD世界の人がシミュレータを作ってたら、たまたまそこに繋がってしまい、これは自分たち(FD人)が創った世界だ!と勘違いしちゃってました~★

って感じの話です。大体。

詳しく知りたい方は、ぜひ小説版を読んでみてください!

 

まとめ

他にも見どころはたくさんあるのですが、キリがないのでこの辺りで。

何度も言っているように、すごく丁寧な造りの小説版なので、SO3のストーリーのおさらいがしたい!でもゲームする時間がない!

という方にもオススメの小説です。

 

何回も見たゲームのあのシーンも、また違った見方ができるようになるきっかけにもなると思います!

まだ読んだことのない方は、ぜひ読んでみてくださいね!