以前紹介したSO2のドラマCDですが、これには実は第2巻が存在するので、今回は第2巻の紹介をしていきたいと思います。
収録タイトルは以下の3本です。
・第1話 港町ハーリーにて
・第2話 紋章兵器恋物語
・突然おまけ物語
第1話
「港町ハーリーにて」
こちらはレナ編のハーリーでのPA、エラノールとユールのお話をMIXしたような物語が描かれています。
(エラノールのPAはクロード編にもありますが、今回はボーマンがおらず、アシュトンが出演していたのでこのように書きました)
以下は大体のお話の内容。
港町ハーリーに着いたクロード一行。
そこで倉庫で複数人に襲われている少年・ユールを発見します。
ユールはクロードたちに助けてもらいますが、お礼も言わず立ち去ってしまいます。
慌ててその場を去ったため、ユールはその場に、ハンカチを落としていたことに気が付きませんでした。
クロードたちがハンカチを拾い上げると、それには「エラノール」といった刺繍が入っていました。
クロードたちに押し付けられて(ひどい)
1人エラノールにハンカチを届けに行くことになったアシュトン。
聞けばエラノールは病気で外に出ることができないため、ユールが窓の外から投げ入れてくれる、ハンカチにくるんだ「外の世界のもの」(花とか?)を楽しみにしているとのことでした。
気の毒に思ったアシュトンは、エラノールの病気を治せないかとレナに頼んでヒールをかけてもらいますが、彼女には全く効果がありませんでした。
医者曰く「メトークス」という幻の薬草なら治せる可能性がある、と言いますが、どこにあるかまでは分かりませんでした。
「メトークス」の名を聞いて
「さっき高級ピアスを買った雑貨屋で見た」というセリーヌ。
それを聞いていたユールは、一目散にその雑貨屋へ走っていきました。
しかし、クロードがセリーヌの持つ高級ピアスを見せてもらうと、それは「ダサダサなピアス」でした。
セリーヌの言う雑貨屋はインチキなお店だったのです。
そうとも知らず、雑貨屋に置いてある「メトークス」を盗み出したユール。
レナたちが雑貨屋に着いた頃には、ユールは既に店におらず、ユールはなにを盗んでいったのかを店主に尋ねると、「メトーク"ズ"」という毒薬を持って行ったと言います。
急いでユールを止めに行きますが、時すでに遅し。
エラノールは毒薬を飲んで危篤状態に。
ユールはインチキ店主と繋がりのあった、ザンド商会に連れ去られていました。
薬草の場所が分かれば、エラノールを助けることができるかもしれないのに、と苦悩するクロードたち。
そこで、見かねたギョロとウルルンが「ラスガス山脈にある」と教えてくれました。
2匹を払い落とすための魔鳥のなみだもそこにあるため、今まで知っていながら教えなかったと言いますが、
アシュトンがあんまりにも落ち込んでて、気の毒だから教えてやった、とのこと。やさしい。
クロード・アシュトンはメトークスを取りに。
レナ・セリーヌはユールを救出に。と、二手に分かれることになりました。
ザンドの屋敷に突入したレナとセリーヌ。
ついにユールを発見した頃には、彼はレナにも治せないほど弱っていました。
どうやらザンドたちにボコボコにされたようです。
自分がエラノールに運んだものは毒薬と知らないユールは
「エラノール…元気になった?」とレナに尋ねます。
「ええ、元気になったわ。今度、船に乗せて欲しいって…」
レナはそう言ってユールを励ましますが、ザンドらから受けたダメージは相当だったようで、そこで力尽きてしまいます。
ユールの死に涙するレナの背後に現れたのは、諸悪の根源・ザンド。
ユールの仇を取るため、レナとセリーヌはザンドを打ち倒しました。
エラノール宅に戻ったレナとセリーヌ。
しかし、クロードとアシュトンはまだ戻っていませんでした。
「もうダメだ」と諦めてる主治医にセリーヌが喝を入れていると、ちょうどそこへメトークスを持った2人が帰ってきました。
「もう遅い」と薬草の投与を渋る医者に
「いいから早くやれよ!」と迫るアシュトン。
アシュトンの気迫に押され、医者がエラノールに薬草を与えると、エラノールの顔色が良くなり、目を覚ましました。
「奇跡だ…」
医者を始め、レナたちもエラノールが元気になったことを喜んでいると、エラノールはレナに尋ねました。
「ユールはどこにいるの?」
エラノールの問いに、レナはこう答えます。
「ユールは…窓の外から見ているわ…」
おしまい。
大体こんな感じです。
話の順番が多少おかしい部分があるかもしれませんが、大体なので許してください。
今回のお話はレナ編の2つのPAをミックスした形で描かれていました。
ゲームだとザンドを倒すとユールは助かり、レナといい感じになるのですが、
このドラマCDではなんと死んでしまいます。意外だった…
上では紹介できませんでしたが、
・ユールに自分は船乗りだと告げるクロード(宇宙戦艦だけど)
・ユールに「レナばばあ」と言われて「殴っちゃおうかしら…」と怒りに震えるレナ
・高級ピアスを得意げに見せびらかすセリーヌ
・「薬草なんか見つかりっこない」と諦めムードだったため、クロードにビンタされるアシュトン
この辺とかも見どころなんじゃないかな~、と思います。
冒頭の語りなんかはアシュトンが担当しているため、アシュトンファンは必聴です。
第2話
「紋章兵器恋物語」
紋章兵器研究所~ラクアでの最終決戦前夜までが描かれています。
今回の語りはクロードが担当しており、カルナスが十賢者によって撃墜されるところから始まります。
その時ロニキスは「クロードがここに居なくてよかった…」とつぶやいており、最期まで息子のことを想っていたことが分かります。
第1話に引き続き、第2話もシリアスなのか…
ところがどっこい。
第2話目はなんとギャグです。
「父親の死を思い出して落ち込んでいるクロードを見て
彼なりの優しさを見せるディアス」
とか、真面目な部分もあるのですが、ギャグ寄りです。
その証拠に、紋章兵器研究所で自らの過去を知り、落ち込んでるレナに対してクロードはこのようなことを言います。
「準備に時間がかかるから、レナの誕生日は早めに用意しないと。
次は7億18歳になるんだっけ?」
……おい。
次の瞬間には、レナにぶん殴られていました。
年齢について、結構気にしていたようです。
そのままファンシティでの対十賢者戦でも、十賢者たちもこのギャグワールドに巻き込まれていました。
メタトロン「メタガード!ははは、効かん効かん!!……あ、切れた」
クロード「みんな今だー!」\ボコボコーン★/
って感じで描かれています。
いやいや、確かにメタトロン戦ってそんな感じかもしれないけど…
最後にラクアの最終決戦前夜。
海岸沿いでクロードの隣にいたのは、もちろんレナ。
……ではなくて何故かディアス。
ええ…(困惑)
なんでも、本番(レナ)前に、ディアスに予行演習に付き合ってもらっていたんだとか。
ええ…(困惑)
そこをプリシスに見られてあらぬ誤解を受けたりしましたが、なんとかレナの元にやって来たクロード。
ディアスに練習してもらったお陰もあってか、結構いい感じ。
そこでクロードはレナに「スターダストリング」をプレゼントしました。
クロード曰く「レナの年の数だけダイヤがはめ込んである」とのこと。
しかしレナは「なんか…ダイヤが多くない?」と言います。
小さなダイヤが十数個に、大きなダイヤが7つ……
これはまさか…
「さすがに7億個もダイヤを用意できなかったから、大きなダイヤはその代わりで~」
そう言って笑うクロードは、やはりレナにぶん殴られてしまうのでした。
おしまい。
2話目は大体こんな感じです。
ディアスの一人称が「私」だったり、何故か「アーム"ズ"ロック」の町になっていたりだとかツッコミどころはあるのですが、
しっかり笑えたので満足度の高い出来になっていると思います!
「7億歳」を2度もネタにするクロード…。
なぜ何も学ばないのか…(笑)
クロードとディアスのライバルであり、兄弟っぽさも感じる会話とか、聴きどころも充分ですので、是非聴いてみてほしいです!
突然おまけ物語
最後に収録されてる短編。
これはマジでカオスです。
もう第2話が目じゃないくらいにカオス。
クロードの最初の発言はなんと、
「僕は同人デビューする!」
…ん?
「十賢者が新兵器完成させるのが10日後だから、7日で同人誌作って、3日で十賢者を倒せばいいんだよ!」
ええええ…
クロードはハーメルンを書いて、アシュトンは守護月天を書くとか。
レナは何故か今にも「こにゃにゃちはー」と言いだしそうな関西弁で喋りだし、新人声優の野川さくらさんと話し始めます。
なんのドラマCDなんだ、これは…
そして何だかんだで同人誌を完成させた一行ですが、そこに何故かミカエルがやってきます。
「スピキューーーーーール!!!!!!」
ミカエルの得意技で、クロード達が苦労して作った本も燃やされてしまいました。
そして怒り狂ったクロードたちは、ミカエルをボコボコの返り討ちにするのでした。
…おしまい★
…いや、もうほんとカオス。
このカオスっぷりは是非ともご自身で聴いていただきたいです。
まとめ
今回は大体の内容と共にドラマCDの紹介をしてみましたが、いかがだったでしょうか?
第1弾は本編を元にしたシナリオだったのでシリアスだったのですが、今回は結構ギャグがメインみたいになってます。
特にオマケがあまりにも自由過ぎるのですが、これもう今の時代ではできないんだろうなあ(笑)
クロード一行の魂の同人誌制作現場!
まだ聴いてない方は、是非聴いてみてください!!
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